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ワシントンナショナルギャラリー展で考えたこと

昨日は1週間ぶりの休みだったので、三菱一号館で開催されているワシントンナショナルギャラリー展に行ってきました。
妻が年間会員になっているので、1名までは無料で帯同できます。ちょっとお得ですね。

ナショナルギャラリーには20年以上も前に行ったことがあります。

大きな美術館なので、作品数も多く名作が多くあります。
当時は美術にはあまり興味がなかったので、自分の直感だけで見て回っていました。
当時自分の直感で気になった作品は、無名なものだった(多分)ので、今回は来ていませんでした。

三菱一号館での、展示は印象派が中心でした。
印象派というと、たぶん、自分のような素人にはルノワールがもっとも有名で、マネとモネの差も怪しいという人は多いかもしれません。
私は、印象派では、マネが最も気に入っていますが、今回の展示では少し違うことを感じました。

展示作品は、比較的小さな絵が多く、個人宅などに飾る目的のものが多かったように思います。
最初の展示室で作品を鑑賞すると、妙に気になったことがありました。
『その場の空気を感じる』
『実際にその場に居たような記憶を感じる』
実際にその場に行った訳ではないので空想の世界ですが、本当にそこが自分の知っている世界のように感じたという印象です。

印象派、特にモネの初期の作品の狙いは、『空気・雰囲気を表現し、記憶を伝える』ということなのではないかと思ったのです。

ここで、オーディオヲタクの自分は、オーディオとの一致を感じました。
音場型スピーカーシステムの狙いは雰囲気を伝えること。すなわち、その場の空気と記憶を伝える目的があるのではないかと。

絵画の世界でも、技術は常に進歩しており、芸術的には中世の作品を越えることは簡単ではありませんが、空気感とか記憶の伝達という表現では、印象派作品が勝っていると思います。

こう考えると、いままでピュアオーディオと考えられていた音響再生技術から音場再生技術への転換は、古典主義から印象主義への転換であったような大変革なのではないのか。

それで、自分は音場型に拘るようになっていたのか....と納得の一日でした。


そういえば、と言っては不謹慎ですが、昨日は憲法記念日でした。
以前は、日本国憲法の字面からしか憲法を考えることがありませんでしたが、最近は、それではいけないと思っています。
日本国憲法の有効性については、憲法限界説というものもありますが、あまり深く考えたことはありませんでした。
しかし、本当は、日本国憲法発効に至る歴史的背景や、大日本帝国憲法からの改正手続きの有効性について論じなければいけなかったのではないかと思っています。
こうした、形式的な有効性については、タブーとして意図的に触れないようにしているのではないかと疑問を感じます。
最近は、日本国憲法が、有効な手続きを経ておらず、無効なのに、事実上の追認でなし崩し的に使われているのかな、と思ったりしています。
憲法改正の前に、国際法と旧憲法の手続きを経たらどうかな、と考えています。

やはり憲法記念日くらいは憲法のことを考えなければいけないのかな...
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by mcap-cr | 2015-05-04 06:35 | 美術 | Trackback(2) | Comments(0)