PUP5D-CR ver2の試聴

今回改造したver2は、ver1と基本的な考え方は同じですが、違うのは、天板にも他と同じ東京コーン紙のF77G89-6を使うようにしました。
F77G89-6は、秋月電子で、ペア500円、ちょっとサビの出たジャンク品は1個150円です。
ver1は有り合わせの5インチユニットCANTAREの5FR2を使っていました。
違うユニットが交じることがどうしても気になっていました。
3インチと5インチとでは能率も音も違います。
ver1では、5インチに直列に抵抗をつないでごまかしていましたが、それでも十分に素晴らしい音と音場でした。
天板には、F77G89-6を2発付けて、直列につなぎます。
合計のインピーダンスは、5.3Ωなので、大抵のアンプで大丈夫でしょう。
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さて、今回はどうなったかというと、想像通りの音場でした。
ver1と比べると、音色に統一感が出て、より一層自然になります。
音場も文句なし。音の良いホールで聴くのと同様な音場です。
しかし、高音は、ver1と比較すると弱い感じになります。
できれば、切れ込むような強烈な高音が欲しいですが、F77G89-6のキャラクターがマイルドなのでしょう。
スーパーツィーターを追加すれば良いのかもしれませんが、それで良くなるかどうかは分かりません。
コストは大幅に上がりますが。
ver1は、上向きに付けたCANTAREの5FR2の高音が効いていたのでしょう。

そうは言っても、ヴァイオリンのソロ、室内楽の歌曲、チェンバロ...
どれも、音の良い小ホールの音響です。
音がどこから聞こえてくるのか、スピーカーが鳴っているという感じではないので、スピーカーの存在を全く感じさせません。

自宅ではあまり大きな音が出せないので小音量ですが、3インチユニットとはいえ、片チャンネル6本も使っているので、パワーも入るです。
振動板面積の合計は、18cm相当くらいになるはずです。

大太鼓の基音を含むプロコフィエフの"Gambler"を聴いてみると、低音の圧力で圧倒されました。
低音再生限界は、設計では35Hzですが、33Hzまでは十分な音圧で再生できるようです。
オルガンは、低音寄りの再生になるので、ブルブル感は、このサイズにしてはすごいですが、高音域がその分弱く感じられます。
こうした低音は、MCAP-CRの得意なところが十分に発揮されています。
不足に感じる高域を確認するため、ショスタコービッチの『鼻』を聴いてみると、高域はマイルドになりますが、見事なまでに舞台の音場感が再現されました。

高域が耳に突き刺さりうるさいぐらいのユニットならちょうどよいのかもしれませんが、このままでも十分に素晴らしく、コンサートホールの音場を味わえるうえに音楽を楽しむのに十分な低域まで再生できるユニークなシステムになりました。



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by mcap-cr | 2017-06-19 00:00 | 音場型 | Trackback | Comments(0)

工学オーディオに取組むオカルト嫌いです。


by MCAP-CR