アンプの質

ここからもリンクを紹介しているkenboさんのブログに興味深いお話しがありました。

West Riverさん宅訪問

話をまとめると、
  • 振動系の重いスピーカーシステムには、駆動力の高いアンプが欲しい。
  • フルレンジでまとめたシステムで、音量が小さい場合には、アンプの差は分からないが、それでも音量を上げると差を感じるようだ。
ということになるのかと思います。
同じ意見として、ミューズの方舟サウンドフェステイバルのときに、FostexのSさんが、FostexのG2000aにはいいアンプを使うように、とおっしゃっていました(ミューズの方舟さん、サウンドフェスティバル)。

これはどういうことかというと、重い振動系を『正確に』駆動するには、強い力が必要、ということです。
正確に駆動するには、動かす力だけでなく、止める力も必要です。
オーディオアンプは、云ってしまえば、動く力だけ与えて、止めるときは力を抜くだけなので、振動系は、固有振動が続きますが、信号が止まると、機械的な抵抗によって、固有振動が止まります。
止める力は、電気的にはダンピングファクターで変わるはずですが、あまりないかもしれません。
振動系は信号を変化させても元の信号が残るし、振動によって負荷のインピーダンスが変わるので、負荷が変わっても安定して電流を供給する性能が必要です。
ですから、振動系の質量が大きければ大きいほど、性能の良いアンプが必要になります。
しかし、振動系の質量が小さければ、駆動力が小さくて済むので、アンプの影響が小さくなります。
過去に、価格の全く違うアンプを使った試験で、差が分かったような分からなかったような結果が出たのは、このような理由であると推定しています。

この辺のシミュレーションは、私が公開しているソフトウェアで、ある程度検証可能です(BTL動作限定ですが)。
私のソフトウエアは、アンプの駆動力の代わりに、物理的な力加えるようになっているので、すこし違いますが、物理的には同じことをやっているわけです。
過去記事『シミュレーションソフトは右クリックでダウンロード

では、振動系の重いシステムと軽いシステムと、どちらが好きかのか?
という疑問については、自分で答えを出すしかありませんが、私の場合、重い振動板のシステムを使うと、近所迷惑になるので、重いのは無理です。
どこかを拡張すると、どんどん大きな投資が必要なってきますね。


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by mcap-cr | 2017-03-14 22:29 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(0)

工学オーディオに取組むオカルト嫌いです。


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