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工学オーディオに取組むオカルト嫌いです。


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メーカーに箱屋はいるのかな?

昨日、アマチュアの工夫処について書きました。
その中で、箱については、メーカーがアマチュアを追いかける展開になるのではないかと書きました。
そこでいろいろと思い出しました。
まず、オーディオショーの類でちゃんとした低音を聴けることは稀です。
せっかく全体的にバランスのいい音が鳴っているのに、低音だけは、癖があって一本調子、なんていうことも結構ありました。
その理由は、殆どの箱がシングルバスレフであるためだと思います。
何度も書いていますが、シングルバスレフは、共振周波数付近の癖が強く、低音が一本調子です。
だから、スーパーマニアは、シングルバスレフを好まず、密閉に類する箱を使い、電気的に補正してフラットにしたりします。
自作派が、バックロードホーンを好むのも、バックロードホーンの低域が、フラットでないにもかかわらず、シングルバスレフのような耳につく癖がないからだと思います。
それなのに、メーカーは相変わらずシングルバスレフ箱に高級なユニットを載せたシステムを作ります。
理由として考えられるのは、メーカーの設計が、低音の質に興味がないか、営業が、低音なんか出てれば売れると思っているのか、あるいは箱の技術が無きに等しいか...というところでしょう。
たとえば、スピーカーユニットで生計をたてているF社は、標準箱をシングルバスレフにしていますが、パンフレットに載せている公式と一致していなかったりしました。
それだったら、公式のところに、公式は目安でしかないとコメントしたほうが良いと思いますが、。
長岡先生が亡くなった後は、一風変わった設計の箱も載せていますが、説明はありません。
低音の質は箱で決まると思うのですが、メーカーは、その辺については気にしていないようです。

最近は、振動板の材質や形状による技術革新は一段落したようなので、アマチュアの工夫処は箱、と書いたのですが、メーカーにも少しは工夫して欲しいなと思います。


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Commented by kaneya at 2017-03-26 21:23 x
メーカーはメーカーの立場があります。作ったものが100%売れるとは限らないので原価率はいくらにして、そして売れるためには値段を抑えて、なんてことを考慮すると、密閉(トーンコントロール利用可)かバスレフが主流に成るのは仕方ないかなと感じます。

ポップスを主に聞く人であれば、低音は100Hz周辺がしっかりでてくれればだいたい問題なく聞くことが出来るし。
まあ、それがいいとは私も感じてませんが。
Commented by mcap-cr at 2017-03-27 12:47
> kaneyaさん
私もかつてはメーカーにいたことがあるので(オーディオではありませんが)仕様の決め方は想像が付きますよ。
ただ、メーカー製の箱は、画一的なので、本当に.....と疑っています。
Commented by kaneya at 2017-03-27 21:15 x
メーカーが安くていい音の箱を作り始めたら作る楽しみが減ってしまいそう。仕上げはメーカーに負けても音はメーカーの出せない音を目指せるという楽しみを残してくれていると考えた方がいいのでは?

最も、・・・・・、いい音っていうのが一筋縄ではいかない感じなんだよな。
Commented by mcap-cr at 2017-03-28 09:44
> kaneyaさん
メーカーもそのうちいい箱を作ると思います。石田式BHBSもMCAP-CRも、アマチュアが1つずつつくると面倒ですが、メーカーが作れば簡単です。
ただし、エンクロージャー材料は、スピーカーユニットやネットワーク部品のような部品のように仕入価格をコントロールできないので、安くはならないと思います。
オーディオ用に使用する建材なんてほんの少しなので、オーデイオメーカーが仕入価格を叩くのは難しいと思います。
by mcap-cr | 2017-03-26 10:14 | スピーカー設計 | Trackback | Comments(4)