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数学と物理学

いま、私がウェブで受講して入るイタリア語の講座は、政治や社会問題から物理化学までいろいろな分野の単語を覚えられるよう教材が選ばれているのですが、数学と物理の練習に興味深い例文が出てきたので、書いておきたいと思います。

イタリア語:La materria è il materiale di cui siamo fatti.
英語:Matter is the stuff we are made of.
"matter"は、我々を構成するものである。
という意味なのですが、果たしてmatterとは何かよくわかりません。
そこでWeblioで調べると、以下の説明が出ています。

質量を伴う物;事柄
質量を伴う物から内容を伴う事柄に意味展開するが,現在では事柄の意のほうが中心

ものすごくわかりにくい概念ですが、確かに、肉体は質量を伴うもので構成されています。
ちょっと勉強になりました。

こんな文って、電流と電圧を区別できないア○ヒ新聞の科学記者とか、弾道ミサイルの飛ぶ範囲をメルカトル図法の地図に円で書いてしまうような番組制作スタッフは、#%®§&©÷¦ǼɮɱѬ...となってしまうでしょう。
そもそも、この例文をイタリア人やアメリカ人に読ませたらどうなのでしょう?

ちょっと怪しい例文も出てきます。

La forza del calore o del movimento si chiama energia.
カロリーまたは運動の力(?)をエネルギと呼ぶ(???)
英文のほうも記録していたつもりだったのですが、The powerの後ろをイタリア語のまま書いてしまっていて気付かず、正確な英語記述ができませんでした...

forzaをwordreference.comで調べてみると、以下のような訳が付いています。
strength, energy, intensity, momentum, force....
これって物理的意味を理解することなく、何となく使っている言葉みたいです。
電流と電圧の区別ができないというのと似てるなあ。
strength 強度:いろいろな定義がある
energy エネルギ:物理的には仕事や熱量のことで、単位にはジュール(J)=(N-m)を使う
intensity 集中度:いろいろな定義がある
momentum 運動量:いわゆる ft=mv (運動量保存の法則)というものですね。単位は(N-s)
force 力:単位はニュートン(N)で、kg-m/s2という単位です

物理学の最低限度の基本は次元です。
次元を元に単位が付けられます。
次元の違う物理量を同じ言葉で表すのは、間違いの元なので、高校のときに物理の授業でさんざん教わると思います。

例文を読んでいると、大人に対しても教育が必要なのだな...と思います。
試験に受からないと被選挙権や選挙権を取り上げるシステムにしたらどうなってしまうのでしょうか?


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Commented by hiro-osawa at 2017-08-27 02:15
専門用語って分野に関係なく、その意味が、本来の専門の門外漢の人々によって勝手なイメージを持たされて暴走することがよく起こります
「5000ボルトの高圧電流」??
「5マイクロシーベルトの被ばく量」??
「100Wアンプのスピーカーコードに触ると感電する」??
理系の単語の翻訳は比較的問題少ないみたいですが、言語が違う、国が違う、民族が違うと辞書の内容も怪しいことがあります

アメリカ人がアメリカの英日辞書を見て
「Hoshkomi」
なる言葉を言ってきました 日本人は分かると思ったみたいでした
「なんだそりゃ」と聞くと
「Service God」
を日本語ではこう言うのだと思って言ったみたいでした 「保守」は「Hosh」、「神」は「Komi」と辞書にあったので「Hosh」+「Komi」の「Hoshkomi」で分かると期待したみたいです
こういうトンチンカンはこちらも同様でカタカナ英語が通じないのと同じですので笑えません
言葉は文化ですので単語の翻訳を並べても文の意味は翻訳されません と言うかその国の言語でしかその文の意味は表現できないことってよくありそうです
Commented by mcap-cr at 2017-08-27 11:27
> hiro-osawaさん
まさしく私が感じていたことでした。
「5000ボルトの高圧電流」ってちゃんとした理系の人から見ればとんでもなく馬鹿なのですが、ニュースなどでは恥ずかしげもなくアナウンサーとがが使っています。
「Hoshkomi」は知りませんでした。
「5マイクロシーベルトの被ばく量」ってとんでもなく小さいですね。
5マイクロシーベルト/hの放射線を1年間浴び続けるとか、そういう表現をすべきなのですが、報道している人が分かっていないのでどうしようもないです。
放射線の類はとんでもない間違いが多いと思います。
わからずに不安に感じる人をねらったりして悪質です。

私も、英文和訳するときには、Wikipediaを見たり画像検索したり専門サイトを見たりして相当する日本語を探しますが、無責任で誰も分からないようなインチキ翻訳も見たりします。
科学的には、単位が一致するのが大前提条件なのですが、そうなっていないのが寂しいですね。
by mcap-cr | 2017-08-27 00:00 | 科学 | Trackback | Comments(2)