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工学オーディオに取組むオカルト嫌いです。


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カテゴリ:音場型( 45 )

音場型のまとめ(4)

音場型のユニットレイアウトで分類したUP4D/5Dは、以下の条件によって効果が出るようです。
(1)各スピーカーユニットが別の方向を向いている
(2)各スピーカーユニットの高さが違う
(3)いちばん上のユニットといちばん下のユニットとの高さの差は、大きくとるほうが効果的である。
その他に、注意すべき点もあります。
(4)同じモデルまたは能率の同じスピーカーユニットを使いそれぞれへの入力電圧をインピーダンスで割った値が同じになるような接続方法にする。
基本的には、シリアル接続とパラレル接続の組合せに、必要があれば、インピーダンスの違うユニットを使ったり、抵抗を入れたりします。
かつては、同じモデルの16Ωバージョンとかがあったので、良かったのですが、現在は、8Ω以外がすくないので、できるだけ偶数使いにして、シリパラ接続で、総合インピーダンスを4~16Ωの間にするようにします(普通のアンプの場合)。
OTLアンプを使っている人なら、インピーダンスは、更に高くなる接続方法にすれば良いです。

どうして、たったこれだけのことで、生と同じような音場感が再現できるのか、理由は以下のようなものでしょう。
(1)実際の楽器は、前だけでなく左右や後方からも音が出ているので、スピーカーユニットもあちことを向けるのが理にかなっている。
(2)演奏会場には、壁などからの反射音が多い。UP4D/5Dなら、あちこちを向いた再生音が壁や天井から効率的に反射してくるので、演奏会場の音響に似てくる。

小口径フルレンジ一発のシステムでも音場感は良いのですが、こちらは、音響的には説明が難しいと思います。
UP4D/5Dは、感覚的にもわかりやすく、リスニングポイントを固定して集中して聴く必要もないので、優れた音場型といえると思います。
電気的に位相をいじったりすることもないので、どのようなアンプでも使えます。

その他の特長は、ローコストなことです。
超々高級品のFostex FE83Enとかを使ってUP4Dを作っても、スピーカーユニット代は3万円ほどで済みます。
私が使っているような安価な汎用品なら、2000円以内です。
ジャンク品なら、1200円だったりするのですが、だからといって、ローエンドサウンドではありません。
こういう再生音は市販のシステムにはないものなので、価格帯がどのあたりに相当するというようなことはいえませんが、オーディオに興味がなく、演奏会に頻繁に通う人から見れば、相当な高級品を上回るパフォーマンスに聞こえるかもしれません。
もちろん、目隠ししてしまえば、市販品の序列もズタズタになるので、更に激しく価値観を破壊してくれるでしょう。

UP4D/5Dは、長岡先生のように刺激的なタイトルを付けたい方式です。
刺激的なタイトルを付けると問題がありそうなのでやめておきますが。



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by mcap-cr | 2017-08-31 00:00 | 音場型 | Trackback | Comments(0)

音場型のまとめ(3)

さきほどは、東京音楽コンクールピアノ部門の決勝戦を聞きに行きました。
いろいろと書きたいことがあるので、明日書きたいと思います。

本筋に戻ります。
UP4Dは、スピーカー再生技術研究会2014年のレポートの中にある音場型共鳴管というレポートのとおりですが、ここでも、その後の経験を加えて補筆したいと思います。

UP4D/5Dが上記に挙げた他の方式と違うのは、スピーカーユニットが段違いになっていることです。
それまでは、全て同一高さに配置してあったので、広がり方が平面的でしたが、この段違い(Unparallel)の効果は、立体的な拡がりを実現しました。
点音源を目指した小型フルレンジ一発のシステムは、頑張って聴けば、立体的にも拡がったように感じられますが、平面上に並べたシステムは、頑張っても平面上にしか並ばない感じです。
ただし、それが悪いのではなく、QNDRなどは、自分が動いても、どこで聴いても同じような音響効果を発揮するという利点がありました。

UP4D/5Dは、頑張って聴かなくても音場が前後左右上下に自然に拡がります。
演奏会で聴く音場に最も近いのはこのタイプです。
下にUP4D/5Dの基本形を書きました。
a0246407_12232679.png
リスナー側が一番低く、手前の外向きがその次、後側内向きがその次、後側外向きが一番高い、という順番に配置しています。
他の方向を向ければ高さの順番を変えられるのですが、最終的に良いと思ったのが上記の順番です。

次に続きます。


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by mcap-cr | 2017-08-28 00:00 | 音場型 | Trackback | Comments(0)

音場型のまとめ(2)

前回から引き続き、QNDR型という方式について書きます。
最初にモデル図を書きます。
a0246407_16353658.png
黒い矢印が、音波の発生方向で、緑の丸がリスナーを示します。
聴いてみたところ、音は悪くないが少しソフトな感じです。
代わりに、どこで聴いても遜色ない音場感で再生できるという不思議な方式になりました。

QNDRにはそのパクリ元のモデルがあります。
二等辺三角形上にスピーカーユニットを配置したNDRという方式がありますが、これでは工作が難しいので、簡単に出来ないかを試してみたのがQNDR方式です。
NDRは、赤い三角形の頂点(辺ではない)に、スピーカーユニットを配置する方式です。
箱としては、上の赤い三角形を上下にひっくり返した三角形のような断面になります。
オリジナルは聞いたことが無いのですが、松さんによると、広く深い音場感を実現していたのだそうです。

さて、QNDRは、というと、前記のとおり、ソフトで、リスニングポジションを選ばない不思議な効果を得られたのですが、NDRとは全然違う音場感になりました。
QNDRは、アトリエとか、音響と関係ない展示会で、BGMを鳴らすのに優れた方式と思います。
スタンドの上に置いてもいいですし、天吊りでも効果があるでしょう。

実にオーディオ的な音場で、生とは違いますが、これはこれでおおいにアリという方式といって良いと思います。

最終的に行き着いたのが、UP4D/5Dという方式です。

次に続きます。

東京国際音楽コンクールの情報を再掲しておきます。
ピアノの決勝は日曜なので、いける方も多いと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■■第15回東京音楽コンクール■■
http://www.t-bunka.jp/concours/index.html

■本選(大ホール)
8月27日(日)17:00開演 ピアノ部門
指揮:梅田俊明 管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団
http://www.t-bunka.jp/stage/host_10164.html

8月29日(火)18:00開演 木管部門
指揮:山下一史 管弦楽:東京交響楽団
http://www.t-bunka.jp/stage/host_10165.html

8月31日(木)18:00開演 弦楽部門
指揮:角田鋼亮 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
http://www.t-bunka.jp/stage/host_10166.html

料金(税込):自由2,000円 ※各種割引あり
※当日券は開演1時間前より販売します。

ピアノの本戦は、次の日曜なので今回は行こうと思います。

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 第15回東京音楽コンクール 本選
 ピアノ部門出場者(第2次予選出場順)
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ノ・ヒソン NOH Heeseong
【本選演奏曲目】
 S.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18

太田 糸音 OTA Shion
【本選演奏曲目】
 S.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18

丸山 晟民 MARUYAMA Akihito
【本選演奏曲目】
 L.v.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37

原田 莉奈 HARADA Rina
【本選演奏曲目】
 S.ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43

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第15回東京音楽コンクール 本選 木管部門出場者(第2次予選出場順)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
伊藤 優里(フルート) ITO Yuri, Flute
【本選演奏曲目】 C.ニールセン:フルート協奏曲

竹内 久力(クラリネット) TAKEUCHI Kuri, Clarinet
【本選演奏曲目】 L.シュポア:クラリネット協奏曲第4番

ヘルバシオ・タラゴナ・ヴァリ(クラリネット)
 Gervasio TARRAGONA VALLI, Clarinet
【本選演奏曲目】 L.シュポア:クラリネット協奏曲第4番

アレッサンドロ・ベヴェラリ(クラリネット)
 Alessandro BEVERARI, Clarinet
【本選演奏曲目】 L.シュポア:クラリネット協奏曲第4番

安井 悠陽(ファゴット)
 YASUI Yuhi, Bassoon【本選演奏曲目】
 G.ロッシーニ:ファゴット協奏曲

8月29日(火)18:00開演東京文化会館 大ホール指揮:山下一史管弦楽:東京交響楽団

x━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 第15回東京音楽コンクール 本選
 弦楽部門出場者(第2次予選出場順)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

荒井 里桜(ヴァイオリン) ARAI Rio, Violin
【本選演奏曲目】
 P.I.チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35

パク・ハヤン(ヴィオラ) PARK Hayang, Viola
【本選演奏曲目】
 P.ヒンデミット:白鳥を焼く男

三井 静(チェロ) MITSUI Shizuka, Cello
【本選演奏曲目】
 R.シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 Op.129

エリナ・フアスキトゥディンオワ(チェロ) Elina FASKHITDINOVA, Cello
【本選演奏曲目】
 D.ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番 変ホ長調 Op.107

チョン・ウチャン(チェロ) JEONG Woochan, Cello
【本選演奏曲目】
 D.ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番 変ホ長調 Op.107

8月31日(木)18:00開演
東京文化会館 大ホール
指揮:角田鋼亮
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

※本選の出場順は確定後、ホームページで発表します。
http://www.t-bunka.jp/stage/host_10166.html

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by mcap-cr | 2017-08-26 00:00 | 音場型 | Trackback | Comments(0)

音場型のまとめ(1)

9月23日のオフ会が近くなってきました。
今回は、あまり堅苦しいことのない自由な遊びという感じなので、いままでいらしたことのない方もいらして頂けますと、お楽しみいただけるかもしれません。
オフ会のお知らせ

今回も私は音場型のPUP5D-CR ver.2を持参したいと思います。
ということで、音場型について、少しコメントしたいと思います。

音場型はいままでいろいろと試してきました。
(1) スピーカーマトリックス
(2) マトリックススピーカーの変形
(3) メカニカルマトリックス
(4) NDRを簡素化したが、全然違うものとなってしまったQNDR
(5) UP4D
(6) (P)UP5D

(2) - (6)は、結果として自分のオリジナルです。
(4)は、パクれなかったパクリですが。

このなかで、効果の最も大きかったのが(5)と(6)です。
QNDRは、スピーカー再生技術研究会のサイトにPDFでのレポートを載せているので、そちらも併せてご参照ください。リンク先のいちばん下です。

まず、簡単なのが、メカニカルマトリックスで、この例には、同じページの2011年のレポートにある"Die Bremse"というのがあります。
これは、メカニカルマトリックスという方式を試したかったのではなく、PETボトルのチャンバーを作って振動させたら面白いかも...
というところから始まりました。
結果として、意外な音場効果が得られたので、後に、メカニカルマトリックスと勝手に命名しました。
メカニカルマトリックスというのは、ひとつの空気室に左右のスピーカーユニットを取り付ける乱暴な方式です。
右のユニットの裏側からは逆相の成分が出てそれが、左右の振動板を通して漏れてくるので、結果として左右の逆相成分がそれぞれに追加されて結果としてマトリックスのようになる方式です。
意外にちゃんと左右別れて聴こえるので、最もエコノミックなマトリックス方式だと思います。
a0246407_16354323.png
上の図は、メカニカルマトリックスのアイディア図を書いています。
白抜きが逆相で、図の中に書き込んだ通り、反対側の逆相成分が漏れてくるので、マトリックススピーカーのような効果が得られたみたいだ、という方式です。
つぎは、QNDR型という方式について書いてみたいと思います。





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by mcap-cr | 2017-08-25 00:00 | 音場型 | Trackback | Comments(0)

OSWさんのUP4D-PR

8月12日(土)にOSWさんの車に便乗して、OWKさんのリスニングルームのお邪魔しました。
目的は、OSWさんのUP4D-CRの音を聴くのが第一目的です。
a0246407_11205619.jpg
醜いですが中央の背の高いのが、OSWさんのUP4D-PRです。
UP4D-PRのコンセプトは、私が最初に試作したただの筒と同じですが、内容は相当に違っています。
元々は普通の多重共鳴管だったものに、UP4Dの空気室を追加したものです。
肝心のUP4D部分は、後方の映画館用ホーンシステムの保護色となってよくわかりませんが、400円ジャンクユニットが4本付き、4方向を向いています。
ユニットは高い位置に付いており、いちばん高いのは、先端のすぐ近くで、床から2mを越す位置にあります。
いちばん低いユニットで、1.1mくらいでしょうか。

私は、いま、PUP5Dにしていますが、5番目の上向きのユニットを追加した理由は、高さがとれないためです。
高さと、各ユニットの段違い間隔が確保できれば、5Dにする必要のないことは、初代のUP4D-PRで証明済です。

結果は予想通りというか予想をはるかに上回りました。
400円のジャンクユニットは、高域が十分なので、スーパーツィータは必要ありません。
音場感は、まさに生で聴いているのと同じです。
低音は、多重共鳴管の効果で朗々と響き渡ります。
ローエンドもかなりのところまで伸びています。
ハイエンドのオーディオマニアに目を隠して聴いてもらったらどういう反応をするでしょうか。
価格により訴求された価値観は、完全にひっくり返るでしょう。
OWKさんは、オーディオも糧としていますが自分で価値を決める人なので、いつものことながら、呆れた効果だったようです。

問題は、OSWさんのお部屋ではこういうパフォーマンスは出ないということなので、結局持ち帰るのは諦めました。
ここで聴かなければ真価は発揮しません。

まだ、次がありますが、長くなったので、続きは次に書きます。



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by mcap-cr | 2017-08-14 00:00 | 音場型 | Trackback | Comments(0)
いろいろな音楽ソースを聞きながら音場型のPUP5D-CRのスーパーツィータの調整をしてみました。
いままで一番気になっていたのは固定方法です。
元は、丸穴をくり抜いた板に木ネジ1本で留めていましたが、これではすぐに緩みそうです。
a0246407_18383856.jpg
そこで、余った金具を使ってがっちりと固定してみました。
a0246407_16280532.jpg
多分音が変わるほどではないですが、これならがっっちりと留まっています。
今度は、木ねじではなくM4のネジとナットで留めているので、簡単には緩まないでしょう。

スーパーツィータのコンデンサは、0.69μFで聴いていて、一応納得だったのですが、よくよく聴いてみると、スピーカーシステムの間に頭を突っ込むぐらいの位置なら、高域はしっかりと出ています。
そこで、いろいろ聴いてみると、0.69μFでも効きすぎの感じもあります。
結局、0.22μFを外して、0.47μFだけにしてみても十分高域が追加される感じになりました。
この状態で、スーパーツィータを隠してみると、やっぱり高域が足りなく聴こえます。
ということで、狭い部屋で聴くのに限れば、0.47μFでも十分に効果があることがわかりました。
定位への影響はよく分かりません。
ということで、狭い我が家では、しばらく0.47μFでいこうと思います。
広い部屋に持っていったときには、1μFが良いのではないかと思います。
F77G98-6の高域のインピーダンスはグラフがないので分かりませんが、例えば、64Ωだと仮定すると、0.47μFの場合のカットオフ周波数は5.4kHzくらいです。
本当は、もっと小さくても良いのでしょう。

ついでながら、スーパーツィータの置き場所を変えてみると、お墓感があまりなくなりました。
a0246407_16271426.jpg
これもプラシーボ効果でしょうか?


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by mcap-cr | 2017-07-02 00:00 | 音場型 | Trackback | Comments(0)
先日実験したスーパーツィータの調整を実施しました。
必要なのは、フィルムコンデンサです。
秋葉原のパーツ屋さんをまわり、フィルムコンデンサを物色しました。
オーディオ用と書いてあるものは高価なのでパスです。
オーディオ用は、価格が10倍以上にもなります。
ラジオセンターで最初に目についたところでは、オーディオ用と明記したものを販売していました。
いろいろな容量のものがありますが、使用する容量では600円以上。
高過ぎるのでパス。
近くのパーツ屋さんで、一般用を見つけました。
130円くらいからです。
耐圧は500Vと書いてあります。
さらに探すと、250V耐圧のものがありました。
価格は容量の小さなもので60円からです。
コンデンサは耐圧が大きいと高価になります。
スーパーツィータのコンデンサに10Vを掛けることはまずないので、250Vでも耐圧はゆとりです。
0.1、0.22、.0.33、0.47、1μFと5種類2個ずつ購入して860円でした。
これを使用して試聴します。
a0246407_18365428.jpg
元はオーディオ用の0.82μFを使っていたところまあまあだったので、近いところで1μFにすると、聴いた感じは良好でした。
ところが、スーパーツィータの位置を変えると音場が変わります。

スーパーツィータは定位に影響しないはずなので、これはきっと容量が大き過ぎるのに違いありません。
0.47μFでは、耳を近付けなければ聞こえません。
ということで、結局、2種類をパラにつないで0.47+0.22=0.69μFというところに落ち着きました。
最初にたまたま繋いだ0.82μFに近い数字なので、最初からいい線いっていたみたいです。

これくらいだと、近くで聞けば、スーパーツィータからもよく聞こえますが、離れるとあまり聞こえず、定位にも影響が感じられません。
ということで、当面はこれに決定です。
しかし、部屋のサイズが変わると、聴取位置が変わるので、オフ会みたいに大きな部屋では、もう少し強めのほうが良さそうです。
多分、広い部屋では、1μFくらいが良いのではないかと思います。
設置場所はいろいろ変えてみました。
a0246407_18385452.jpg
とりあえず、これが最終的な配置です。左右のスピーカーシステムの間にスーパーツィーターを設置しています。

他にもいろいろとやってみました。
a0246407_18384879.jpg
これは、現実的な配置で、邪魔でないので良さそうでした。
a0246407_18383856.jpg
超感上良かったのはこれでしょうか。
フルレンジユニットの上に落ちそうなのでやめておきましたが、固定できればこれでも良いのではないかと思います。

どれでも良いといえば良いですが、耳の高さに近いほうが効果が大きいと思います。
スピーカーシステムに近接して聴くとスーパーツィータによって定位が変わるようですが、離れると分からなくなります。
本当は、もっと能率の高いスーパーツィータを更に高い周波数でカットして使用するほうが良いのでしょう。

位相を変更する試験していませんが、これだけ置き方に自由度があると、逆相を試してみたところでパラメータが多すぎて決められないでしょう。
それに振動板の後ろ側からも逆相成分が漏れているはずだし(耳では分かりませんが)。
落ち着いたら逆相接続も試してみたいと思います。

今回試したのは、安い一般用のフィルムコンデンサなのですが、このフルレンジユニットに使う限りはきれいな音に感じました。
高域のインピーダンスが専用のスーパーツィータよりずっと高いからでしょうか?
今までの経験からすると、専用のスーパーツィータに接続すると、コンデンサによっては歪っぽくなります。
ユニットのローコスト化によってコンデンサのローコスト化も実現できたみたいです。
高音が良くなると低音まで活き活きと感じられます。

工夫すればこれだけパフォーマンスの高いシステムをちょっとしたオーディオアクセサリよりもずっと安価に作れるのに、高価なシステムは本当に必要なのでしょうか?


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by mcap-cr | 2017-06-30 00:00 | 音場型 | Trackback | Comments(0)

PUP5D-CR ver2の注意事項

PUP5D-CR ver2が面白そうだということである方からお便り頂きました。
たまたま、有名オーディオメーカーの7cmユニットをたくさん入手されたということでした。
私のver2は、8cmユニットを使用して製作してましたが、7cmがあればそのほうが良かったと思います。
8cmは実効面積が30cm2前後、7cmは24cm2前後だと思います。
おおよそ20%くらい面積が小さくなる訳ですが、ユニットは片側6本使用するので1本24cm2だとしても6本で、144cm2もあります。
Fostexの16cmユニットの実効振動板面積が、130cm2を少し超えるくらいなので、144cm2もあれば、16cmを上回ります。
口径の小さなユニットの場合、いくら数を並べて実効面積を増やしたところで振幅がずっと小さいので、同じにはなりませんが、箱のほうは、元の信号に呼応して共振するので、特性周波数が変わる訳ではありません。
多分7cmのほうがいいのだろうと思います。

あと考えられるのは、高域のやかましいユニットのほうが、聞きやすいだろうということです。東京コーン紙のF77G98-6は、高域がうるさくないので、低域を持ち上げると高音不足の感じになります。
私は、あと2個追加して、スーパーツィーターにしましたが、できればそういうものはないほうがいいのだろうと思います。

それと、4Ωユニットの場合は、同じ接続法だと、8/3Ωになってしまい、アンプに厳しいかもしれません。
4Ωの場合は、3個直列に接続してそれを並列に接続すれば、合計のインピーダンスが、12/2=6Ωになるので、ちょうどよいと思います。
こう書いてみたら、8Ωユニットでも同じように、3本シリアルを2系列パラレルで接続して、24/2=12Ωでもいいことに気付きました。
そのほうがスーパーツィータの調整がやりやすいかもしれません。
PUP5D-CR ver2は、同じチャンバーに6個のスピーカーユニットを付けるので、接続方法は、比較的自由で、各のユニットへの入力が等しくなり、かつ総合インピーダンスが適切な範囲に入れば大丈夫です。
上記の接続方法について、図にしてみました。
a0246407_12265123.png
これで、総合インピーダンスは適切な範囲に入り、また、各ユニットへの入力が等しくなるので、大丈夫と思います。
くれぐれも、各ユニットへの入力が違ってしまうような接続方法にはしないでください。

音場型に興味のある方は遊んでみてください。
満足は保証しませんが、いままでに経験されていない効果が得られるだろうと思います。


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by mcap-cr | 2017-06-28 00:00 | 音場型 | Trackback | Comments(0)

PUP5D-CR高音不足解消

先日完成したPUP5D-CR ver2の高音が寂しいのが気になっていました。
東京コーン紙のF77G98-6は、単独使用では高域は寂しくないのではないかと思いますが、複数使用では、高域が物足りなくなってしまいました。
ということで、スーパーツィータを追加することを考えていました。
専用のスーパーツィータは高価なので、この際、フルレンジの低音をカットして使いたいと思っていました。
ブラックジョークのような感じでFE206Eを使うことを考えましたが、ちょっと大きすぎて困ります。
Ver1で使っていた、CANTAREの5FR2も使ってみたところ、効果は良いのですがちょっと大きすぎます。
考えているうちに同じユニットを使えばいいのではないかと思いつきました。
で、5FR2から変えてみると自然に聞こえます。
a0246407_09564462.jpg
まだ実験段階なので、上手に固定できませんが、角材に立掛けて置いてみました。
仕上げはそのうちしようと思います。
現在は、たまたま手元にあった0.82μFのフィルムコンデンサを直列に繋いでいます。
フルレンジとは正相接続になっていますが、置く位置にもよるので、正相や逆相、コンデンサの容量も含めてあとで決めようと思っています。
0.82μFでは、触っても振動板の振動がわかりませんが、フルレンジで使用しているものよりも高音がおおきく聞こえます。
フルレンジのほうは、直列に繋いであるので、1本あたりの入力は1/4しかなく、当然なのかもしれません。
スーパーツィーターの音圧が足りなかったら、もっと能率の高いユニットを使おうと思っていました。
カットオフ周波数は、高域のインピーダンス値がわからないので、0.82μFでも20kHzよりずっと低くなっていると思います。
もっと小さなコンデンサでも良いのではないかと思います。
a0246407_09563882.jpg
コンデンサは簡単に変更できるようにしました。
ユニットへの接続もワニ口グリップと簡素化しています。
配線は、LEDイルミネーションとかに使うのと同じ極細線ですが、却って使いやすいです。

これでようやく、高域の寂しくない音になりました。
コストは、2本で300円のユニットの追加+コンデンサの追加になります。
オーディオ用のコンデンサは高価なので、一般部品の容量の小さなフィルムコンデンサを探そうと思います。
ツィータの固定用のフレームも必要ですので、だんだんコストが増えていきますね。
F77G98-6が、高域の煩いユニットだったらツィータは不要だったと思いますが、贅沢は言えないのでしょう。



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by mcap-cr | 2017-06-26 00:00 | 音場型 | Trackback | Comments(0)

PUP5D-CR ver2の試聴

今回改造したver2は、ver1と基本的な考え方は同じですが、違うのは、天板にも他と同じ東京コーン紙のF77G89-6を使うようにしました。
F77G89-6は、秋月電子で、ペア500円、ちょっとサビの出たジャンク品は1個150円です。
ver1は有り合わせの5インチユニットCANTAREの5FR2を使っていました。
違うユニットが交じることがどうしても気になっていました。
3インチと5インチとでは能率も音も違います。
ver1では、5インチに直列に抵抗をつないでごまかしていましたが、それでも十分に素晴らしい音と音場でした。
天板には、F77G89-6を2発付けて、直列につなぎます。
合計のインピーダンスは、5.3Ωなので、大抵のアンプで大丈夫でしょう。
a0246407_07592844.png
さて、今回はどうなったかというと、想像通りの音場でした。
ver1と比べると、音色に統一感が出て、より一層自然になります。
音場も文句なし。音の良いホールで聴くのと同様な音場です。
しかし、高音は、ver1と比較すると弱い感じになります。
できれば、切れ込むような強烈な高音が欲しいですが、F77G89-6のキャラクターがマイルドなのでしょう。
スーパーツィーターを追加すれば良いのかもしれませんが、それで良くなるかどうかは分かりません。
コストは大幅に上がりますが。
ver1は、上向きに付けたCANTAREの5FR2の高音が効いていたのでしょう。

そうは言っても、ヴァイオリンのソロ、室内楽の歌曲、チェンバロ...
どれも、音の良い小ホールの音響です。
音がどこから聞こえてくるのか、スピーカーが鳴っているという感じではないので、スピーカーの存在を全く感じさせません。

自宅ではあまり大きな音が出せないので小音量ですが、3インチユニットとはいえ、片チャンネル6本も使っているので、パワーも入るです。
振動板面積の合計は、18cm相当くらいになるはずです。

大太鼓の基音を含むプロコフィエフの"Gambler"を聴いてみると、低音の圧力で圧倒されました。
低音再生限界は、設計では35Hzですが、33Hzまでは十分な音圧で再生できるようです。
オルガンは、低音寄りの再生になるので、ブルブル感は、このサイズにしてはすごいですが、高音域がその分弱く感じられます。
こうした低音は、MCAP-CRの得意なところが十分に発揮されています。
不足に感じる高域を確認するため、ショスタコービッチの『鼻』を聴いてみると、高域はマイルドになりますが、見事なまでに舞台の音場感が再現されました。

高域が耳に突き刺さりうるさいぐらいのユニットならちょうどよいのかもしれませんが、このままでも十分に素晴らしく、コンサートホールの音場を味わえるうえに音楽を楽しむのに十分な低域まで再生できるユニークなシステムになりました。



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by mcap-cr | 2017-06-19 00:00 | 音場型 | Trackback | Comments(0)