バスレフ研究所 Personal Audio Laboratory mcap.exblog.jp

工学オーディオに取組むオカルト嫌いです。


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カテゴリ:オカルト系( 12 )

オーディオのうち性能評価に使われるものの数値に現れない部分は、基本的にオカルトだと思ったほうがよいと思います。
オカルトとエンジニアリングとを区別すれば、浪費を避けられて、別のことに利用できます。

先日、電源ケーブルについての価格コムでの議論について書いてみました。
その中で、正解を書いている人を労いました。
正しいことを書くと、オカルト主義者から攻撃されます。
オカルト主義者は原理主義のカルト宗教信者と同じで、科学は一切無視するので、議論にはなりません。
20年前と比べて、いまは18歳人口が半分になっているのに大学の数は1.5倍になっている、とどこかのブログで読みましたが、そういうことも、影響しているのかもしれません。

電源ケーブルの議論で正解を書いている人が、整流回路についてコメントしていました。
多少のノイズは整流回路で除去されるので問題ない。
全くその通りです。
それに対して、パルス性のノイズは除去できない、と力説している人は、整流回路は、ダイオードブリッジだけだと思って書いていました。
.....

整流回路でノイズが除去できるのは、主に2つの理由によります。
一つは、電源トランスによる除去。
電源トランスはコイルですから、高域の減衰機能があります。
具体的にはインダクタンスから計算しなければなりませんが、コイルを通した信号は、ローパスフィルターを掛けたのと同じことです。
また、トランスは、二次側にもコイルが付いており、ここでもローパスになります。
更に、トランスには鉄芯を使用しているので、ここでも、遅れが加わります。
この遅れで高域がカットされます。
すなわち、程度はどうあれ、電源トランスは三重のノイズフィルターになっています。
次に、整流回路の本質である、コンデンサによって、脈流の高域周波数成分がカットされ実質的に直流になります。

脈流の影響はゼロにはならないので、ほんの少しだけリップルが残っています。
リップルが許せない人はバッテリーを使ったりしますが、少数派です。
バッテリーを使うと別な問題も起こるので、バッテリー駆動がベストという訳ではありません。
電力を大きく消費すれば、電源のコンデンサに蓄えられていた電流を消費するし、バッテリーの場合でも出力電圧が下がります。
高級なアンプは、概して電源の負荷変動の影響が小さくなるよう設計されているので、ちょっとくらいドカンとやっても大丈夫です。
当然、電源の変動の影響も普及品より小さくなります。

整流回路で残るリップルの影響はごく小さいので、ハイエンドユーザーを含む誰もおそらく気にしていないと思います。

で、パルス性のノイズは除去できない、という主張については、定性的には正しいです。
しかし、それは、単に程度の問題であって、電源回路がノイズを軽減していることは間違いありません。
そもそも商用電源に大きなパルス性のノイズが頻繁に含まれることはありません。
ごくたまにノイズが発生したところで、大した問題なのでしょうか?

音楽を聴いている間、レコードの傷のように定期的に現れるノイズは邪魔ですが、予期せず現れるノイズは、聴き逃してしまったりします。
ひとときも集中力をとぎらせさせない超人的な集中力の持ち主だったら別なのですが。

オカルト主義者は、解脱レベルの集中力と高性能測定器を上回る聴覚とによって成り立つ超人集団なのですから、一般人が議論しても歯が立つわけがありません。

オカルト主義者と議論するのはやめたほうがいいと思います。


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by mcap-cr | 2017-06-29 00:00 | オカルト系 | Trackback | Comments(4)

オカルト・オーディオ

hiro-osawaさんから、オカルト系の話はもうたくさんだ、という指摘を頂きました。
オカルト・オーディオはすでに蔓延していると思います。
私は、オカルトが蔓延していると、オーディオそのものが白い目で見られてしまうと思います。
もはや既にそう見られているかもしれませんが。

オカルトが何故起こるのかというと、知識が脆弱で騙されやすいからです。
オカルト主義は、放射脳と一緒で、正しい科学知識が欠落していることから起こります。
一生浴び続けても全く健康に影響ない程度の微量の放射線で大騒ぎするのと同じで、オカルト・オーディオ主義者は、実際には判別できない差を重視します。
放射脳も進行すれば精神的障害にかかるでしょう。
オカルト・オーディオ主義者も、自分だけで実践しているのであれば害はないですが、布教することで、新たな感染者を増やしています。
電源コードの違いでワーワー騒いでいる人の中には、結構若い人が多いのが気になりました(価格コムのアイコンを信じればの話ですが)。
若い人が、オカルトを信奉しているのは問題で、そのまま主義を貫けば様々な問題を引き起こす可能性があります。

私は、オカルトの問題点を指摘することで、少しでもオーディオ趣味のステータスを上げ、科学的に考えられるようになればいいと思います。

ということで、オカルトをジョークっぽく扱ってゆくのがいいのかな、と考えています。


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by mcap-cr | 2017-06-22 00:00 | オカルト系 | Trackback | Comments(2)
価格コムの掲示板を見ていると結構面白かったりします。
こういうところに書き込む人は、オカルト系とエンジニア系に完全に分かれてしまします。
以下のスレッドは、結構楽しめました。

電源コードの口コミ掲示板から
この質問者さんはDENONのOMA-SA11という高級アンプの電源コードを変える必要があるか、という質問をしました。
オーディオ店で勧められたのだそうです。

議論は、上記リンクに譲るとして、ビジネス的な回答を書くと、
取扱説明書に電源コードの変更について記載がない限り変更してはいけません
となります。

普通に考えれば、変更したところで悪影響はないでしょうが、万一の製品故障のときに保証トラブルになりかねません。
取扱説明書に書かれていない使用方法は、すべてユーザーの自己責任です。

では、工学的にはどうなんでしょう?
私の答えは、『無駄だからやめといたほうがいい』となります。
上記のリンクの中には、優等生的な正解が示されています。
技術的には、電源ケーブルは、電流を供給する経路としての役割しかなく、通常は、アンプが消費する最大電力の何倍も電力を消費できるだけの電流を流せるので、たとえば、安全率が3倍のところを4倍にしたって気休めにしかなりません。
そもそも、そんなに電流流すんだったら差し込みでは駄目でしょう。
専用の電源盤に専用のブレーカーを付けて、ラグを使って、ネジ止め接続しなきゃ駄目です。
ソケットに差し込んで使うようなものに必要以上に太い電線を使ったって性能は上がりません。
金メッキしたとか、そういうのは通電性能に関係ありません。
電源ケーブルの議論は、スピーカーケーブル以上にオカルト色満載です。
オーディオ店の店員さんは、本当に信じているから勧めてくるのでしょう。
そうでなければオーディオ店員はできないと思います。

私がオーディオ店員をやったら、
『目をつぶって聴いたら差がわからないから、そっちの一番安いのでいいですよ』
『専用のリスニングルームを作るほうが高級機を買うよりパフォーマンスが上がりますよ』
『性能と価格とは関係ありませんよ』
なんてほざいてすぐにクビになるでしょう。

オーディオについて経験を積んでくると、オカルト主義の嘘がすぐに見抜けるようになります。
上の議論で、オーディオ店で比較試聴して大きな差を感じた、という経験を披露している人がいましたが、店員が売りたいケーブルを刺したときには、ヴォリウムを上げただけでしょう。
ヴォリウムを絞って、電源を落として、それから、電源コードを入替えるステップをとっていれば、ヴォリウムを再び上げるという工程が必ず加わります。
このときにちょいと角度を上げれば、『ウォ~!!!!』という差が出るのは当然ですから、注意していないと騙されてしまいます。
本当に比較するならヴォリウム固定でしなければなりません。

高級オーディオについては、こういうオカルト主義が嫌で、敬遠しているというのもあります。
オカルトオーディオは、工学的、科学的に見ると、全く意味のない議論をしているので、科学者からはバカにされると思います。
オカルトオーディオ主義者は、『アベ政治を許さない!』なんて言っている手合と同じで、話は全く通じません。
結論が先にあって、その理由を示すことができないのですから。

上のリンクの議論で正論を書いている方、ご苦労様です...


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by mcap-cr | 2017-06-21 00:00 | オカルト系 | Trackback | Comments(2)

オーディオマニアって!

自分のブログの参照されている記事の中に、時々、加銅鉄平さんの過去記事が上がります。
たまたま、その記事にブックマークしてまった方が、ブックマークから開かれたのか、または、実際に『加銅鉄平』で検索してもあまり記事がないから、このブログに来てしまったのか分かりませんが、加銅鉄平さんについては、時々思い出して検索してみることがあります。
まだ訃報とかは見つからないので、ご存命なのでしょうか。サイトが消失してからは、もう相当な期間が経過しており、読むことはもうできません。
その半面、加銅さんの主張には、私個人は反論が多いので、私のページからリンクを載せることはありませんでした。
加銅さんのページを読まれてた方はご存知と思いますが、『4畳半に38cmでも良い』などという恐ろしいことが書かれていました。さすがに、こういう主張には賛同しかねます。
こういう主張が多々あったので、掲示板は、いつも荒れ放題でした。

さて、週末に、加銅さんの関連情報を探していたら、面白い記事が見つかりました。

どういうつもりでウォール・ストリート・ジャーナルがこういう記事を載せたのかわかりませんが、普通の人には突飛な内容かもしれません。
しかし、電柱1本1万ドルだったら、オーディオマニアには投資効果があるでしょう。
ただ、こういう投資については、本人の満足度以外に評価方法がないのが問題です。
ブラインドテストができるか、といえば、電源関係はテストが困難です。
電源を切り替える度にシステムの電源を落とさなければならないので、その都度安定するまでに時間がかかります。
記憶が無くなる前に比較することが困難なのが電源関係の違いです。

私は、比較の問題としてよく書くのですが、『電源ノイズの前に、エアコンの風音は気にならないのか?』ということです。
エアコンの風音は、本当に煩いです。
同様にパソコンの冷却ファンも煩い。
こういう耳障りなノイズを残した状態で、電源ノイズの差なんか聞き分けられるのか疑問です。
ときどき、ポンという電源ノイズが、確かに聞こえたりしましたが、最近は、その他の生活音のほうがはるかに煩いので気にならなくなりました。
代表例が、上記の風切音ですが、その他には、食器洗浄機の動作音(貧乏で居間と台所がくっついているので)や洗濯・乾燥機の動作音なんていうものもあります。
洗濯・乾燥機の動作音は、以前のモデルはピーという多分10kHz前後の音が気になりましたが、買い替えたらあまり気にならなくなりました。こういうのも進歩しているみたいです。
それと、周囲を静かにすると、時計の音もかなり大きく聞こえてきます。
こういうのは、程度の問題なので、数値として大きなノイズから処理するのが普通の対処法です。
まず、必需品で煩いのがエアコンですから、一万ドルもかけるのなら、制気口をノズル型のシステムに変更するという選択肢があります。
ノズル型というのは、空気をスポット型に送り込む方式で、音楽ホール等で使われています。たとえば、東京文化会館大ホールでは、オブジェのような反射板の合間に丸い制気口が見えます。
ノズル型の制気口は、一般家庭では難しいかもしれません。そういう場合には、空調機を別な部屋に付けてそこから、遅めの風速で、空気を回す、というシステムが有効と思います。オーディオ装置よりコストがかかるなあ。

煩い都心や郊外から、里山等に引っ越すのも良さそうに思えますが、そうすると、鳥の声やカエルの鳴き声とかが煩いので、結局空調機のお世話になってしまいます。
上の究極マニアさんの例も、オーディオと直接関係ない部分に着目したことが良いと思いますが、もっと効果の大きいところから手を付けるほうが効率がいいのではないかと思います。

簡単なのは、パソコンをファンレスにする、空調機を止める(冬は厚着すればなんとかなるかも、夏は、氷で頭を冷やすとか...)。
こういう記事を読むと、今まで気になっていなかった風音が気になるかもしれません。
申し訳ありませんでした。


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by mcap-cr | 2017-03-21 22:09 | オカルト系 | Trackback | Comments(2)
TBSのサンデーモーニングによると、教育勅語がヘイト的なんだそうです。
別な話として、トランプ政権が一部報道機関を閉め出した、と報じられていますが、実際には、既存のメディアが記者クラブを独占していて新規のメディアが入れないので、広い場所に変えようとしたら、既存メディアに反対されたので、逆に自分が入れないという結果になったようです。
理由なんかどうでもよくて、印象付けたもの勝ちで、マスコミは、こういう特権を捨てませんね。
もうとっくにバレてるのにね。

オーディオケーブルの話をしばらく書いてきましたが、これも同種の問題と思います。
オーディオ界にも既存メディアなどの派閥があるようで、メディアと販売者が一体化して怪しい商品の販売促進活動を行ってきましたが、インターネットの普及で、そうした印象操作はバレつつあります。
パソコンなどの情報機器は、競争に晒されているのに、オーディオ機器関連は、メディアと組んで過去の遺産を守ろうとしている、そんな構図ではないかと思います。
オーディオ全体のパフォーマンスを上げようと思えば、まずは部屋なのにね。

そろそろ機器ではなく、部屋やソフト、生の鑑賞に投資する時代に変わってきていると思うのですが、どうなのでしょうか。

そろそろ、印象だけで理由はない、という文化は無くしていくべき時代に突入したということでしょう。
思考停止、理由を考えない、という文化がいちばん悪いのだと思いますが。

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by mcap-cr | 2017-02-27 20:16 | オカルト系 | Trackback | Comments(0)
このところケーブルに関連する話を書いてきました。
すごく簡単にまとめると、
  1. 高級ケーブルと安物ケーブルとの差は目を瞑ったらわからないだろう
ということです。
箇条書きにしようと思ったのですが、一言で済んでしまいました。
心因効果について、いちばん簡単な例は、聴力テストではないかと思います。
聴力試験は、周波数の高い音を低いレベルで再生して行います。
しかし、ボーっとしていると聴き逃してしまうレベルだと思います。
これは、聴力が衰えたということもありますが、子供の頃は、すぐに気が散ってしまうので、かえって悪かったかもしれません。
無音状態って、ものすごく心因ノイズが入るのですよね。
『これから来るぞ、来るぞ』と身構えて聞くので聞こえますが、別なことを考えていると聴き逃してしまいます。
多分、スピーカーを使って生活空間に、聴力検査の音を小さなレベルで流しても、耳が特別良い人でないと気付かないでしょう。
あのようなピーっという音は、幻聴で聞こえることもあります。
幻聴ではなく本当に聞こえているのかもしれませんが。
聴力検査信号の有無検知でもこの程度の差ですから、検査機器が検知できないような差を聞き分けられるとは考えられません。
オーディオアクセサリのたぐいは、こういうものがすごく多いと思います。
ケーブルなんか、この程度のものですが、高級品は、すごく高いです。
価値との比較でいえば、数万倍だったりするかもしれません。

しかし、アクセサリメーカーを擁護すると、超高級ケーブルを売ったって、儲けはすくないはずです。
私は、数十万円のケーブルを買ったという人を一人も知りません。
数十万円のケーブルが、国内で何本売れるのか知りませんが、例えば10本しか売れなかったら、大赤字になるはずです。
買う人がいても、また買ってくれるとは限らないので、前回マージンが出ても、今回は全然売れないかもしれません。
ものすごく博打的なビジネスです。
こういう博打ビジネスは心臓に悪く、下手すると心臓麻痺で死んでしまうかもしれないので、人命重視の私は、期待を持たせずに、ビジネスを諦めさせるほうがいいと思っています。
怪しい商品でリスキーな商売をする自由は誰にもありますが、真面目に勤労するほうが本人にとってもいいですよ、という社会を造ってゆくことが必要なのではないかと思います。


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by mcap-cr | 2017-02-26 10:24 | オカルト系 | Trackback | Comments(0)

めっきの話

ケーブルの件で、hiro-osawaさんからコメントを頂きました。
どうも有難うございました。

hiro-osawaさんが書かれていためっきについても書いてみたいと思います。

随分前の話で恐縮ですが、私は、就職したときに、めっき設備を担当することになりました。
そのめっき装置は、りん青銅に帯状の部分電気金メッキを連続で施す装置でした。
そこで苦労していたことは、金メッキ部分の幅をいかに、仕様範囲内のぎりぎりまで狭く、薄くすることでした。
金は高価なので、使用量を最低限にすることでコストが削減できます。
金メッキ製品は、出荷後に射抜いてリードフレームにしていました。
要するにオーディオの端子と同じような感じです。
電気めっきは、下処理が命で、アルカリ電解脱脂、純水洗浄、酸洗、純水洗浄の後、ニッケルを下地めっきし、その上に金の部分めっきを施していました。
下処理が不十分だと、めっきが剥離しやすくなるので、下処理をいい加減にすると歩留まりが下がってしまいます。
また、関係ありませんが、連続めっきの場合は、給電方法がキモで、給電の接触が悪くなったりすると厚みが足りなくなり不良になります。
給電方法は、いろいろと工夫していました。

その装置とは別に、バラバラの部品をめっきする工程を別なところで見たことがありますが、そちらは、部品をかごにバラバラっと入れてバッチ処理していました。
オーディオ用のRCA端子はバッチ処理することになるはずで、その場合には、工程を速めようとして、かごの中に多量の端子部品を入れると、めっきの厚みにムラが大きくなります。
ムラを少なくするには、あまりたくさん入れられないので処理に時間がかかります。
いずれにしても、材料か時間かのコストがかかるようになります。

関係ない話が続いたのですが、重要なのは、金めっきの耐性を持たせるためには、下地処理が重要です。
オーディオ用の端子に下地めっきが施されているかは不明ですが、ローコスト機器の端子は銀色なので、多分、これは、ニッケルめっきだろうと想像します。
そして、高級金メッキの下にもニッケル下地めっきが施されているだろうと思います。

どうして金めっきするのかというと、以下のような理由でしょうか。
(1)接触面積を大きくする
(2)防錆効果を高める
(3)高級に見せる

接触面積は、ミクロの視点で見ると、柔らかい金の層が変形して馴染むということです。
ただし、金属の場合、表面にはゴミの層があるので(金属結合は、内部のみで成立するので、表面には、ゴミが付いていないと成り立ちません)、どんなに頑張っても、合金化結合しない限りはゴミを挟んでいることになります。
ですから、接触抵抗が小さいことが重要です。
接触抵抗は、ピンプラグ接続のボトルネックになります。
接触抵抗を減らすには、ゆるゆるでない端子を使うことが重要で、オスとメスがあるので、許容差が適切に合っていることが必要です。
メス側がプラスギリギリでオス側がマイナスギリギリとか、品質規格に合わないゆるゆるな結合では駄目です。
これは、金めっきとは関係ありません。

防錆効果は、金めっきが特段に優れているという訳ではなく、オーディオのように滅多に抜き差ししない実用的な用途では、ニッケルめっきでも十分な防錆効果があると云えます。
クロムの厚いめっきなんていうのも防錆効果が高いので良いかもしれません。
高級に見えるのは、金めっきがいちばんでしょう。
私が所有しているピンケーブルで最も高級なのは、銀色をしています。
これは、アキュフェーズのプリアンプに付属していたもので、多分、ロジウムめっきの類だと思います。
見た目の高級感は金めっきのほうがありそうです。

何か焦点がぼやけてしまいましたが、重要なのは、しっかり接触させることと、酸化(錆)を防止することなので、私は、下記のようにしています。
(1)買ってきたピンプラグが緩かったら、一旦外して、プライヤーで少し絞る。これで、しっかり嵌ります。
(2)低級品を短いサイクルで買い換える(とは云っても10年くらい錆びないので殆どそのままですが)。
(3)設置に合わせた最短コードを使う。
(4)高級品でも音は変わらない、と自己暗示をかける
多分、(4)がいちばん効いているでしょう。

高級品よりも低級品のほうが有利なことがひとつあります
それは、線が細いので、端子に余分な荷重がかからないことです。
余分な荷重がかかると、端子を痛めたり、片側に寄って接触が悪くなったりするので、多分、低級品のほうが音がいいんじゃないかなあ...と希望的観測をしています。
とは云っても、目を瞑って分かる差ではないと思いますが。



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by mcap-cr | 2017-02-24 21:50 | オカルト系 | Trackback | Comments(0)
昨日、ケーブルで音が変わるかどうかの話を書いてから、かつて長岡先生が雑誌に書かれていたことを思い出しました。
雑誌名や正確な表現は覚えていないのですが、
ケーブルが新しくなる度に、控えめに見て2倍良くなったとすると、x回変わっているのだから2x倍良くなったはず...
というようなことを書かれていました。
なるほど、と思いましたが、『音なんか変わらないよ』という直接的な表現ではなかったので、この時点では、自分もまだ、音が変わる派の一員でした。
今にして思えば、長岡先生は、音が変わらない派ではなかったのかと。
8回グレードアップして256倍良くなるなら、最初に使っていたケーブルって一体何だったんだろう...ってなってしまいます。
実際には、しばらくしたら、元のやつのほうが良かった...なんていう経験はだれしもあるのではないかと想像します。

しかし、どうしてケーブルで音が変わる派が多いのか、というと、『音が変わる』と思えば本当に変わるからです。
正確に言えば、その人にとって変わるのです。
これは、押し入れの奥でぼろぼろになってしまわれていた絵が、高名な画家の絵だとわかった途端にン億円の価値に変わるのと同じです。
絵そのものは同じなのに、高名な画家の作品だとわかると急に有難くなります。
だから、ケーブルを変えれば音が変わる、と思えば(主観的には)本当に変わります
自分は、逆に、ケーブルを替えても音なんか変わらない、と決めつけてしまったので、変わったようには聞こえなくなりました。
ですから、こういうのは、測定で決着を付ければ良いのですが、似たような構造であれば可聴帯域では、測定の差は出ません。
可聴帯域外の差が分かる人には、差がわかるはずですが、自分はそのような悟りを開いていないので、もはやケーブルの差を検知する努力を怠っているということです。
努力して目を瞑っても差がわかるようになるのであれば、差があると云えますが、このあたりは実際にやってみないと分かりません。
差が分かるとすれば音量差が出る場合なので、インターコネクトケーブルでは差が分かりにくいでしょう。
スピーカーケーブルは、ボリウム固定だと、太くて短いほうが音量が大きくなるはずですが、多分誤差範囲でしょう。
変わる要素といえば、他には、部屋の状況が変わることがあります。
  1. 窓の外の明るさが変わった
  2. 空調機の風量が変わった
  3. 部屋の温度が変わった
  4. 空気の二酸化炭素濃度が変わった
  5. 腹が減った
  6. 飽きた
ナドナド、こんな要素で結果が変わると思います。
結局、ノイズよりも小さな差を探す試みになるのかと思いますが、某さんの新しいリスニングルームをお借りできればやってみたい気もします。


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by mcap-cr | 2017-02-21 23:12 | オカルト系 | Trackback | Comments(2)

ケーブルで音が変わる?

hiro-osawaさんのブログに気になる記事を見付けました。
ご友人からオーディオ用ケーブルを勧められて困ったということです。
hiro-osawaさんは、私と同じく技術肌なので、理屈のはっきりしない意見には懐疑的な場合があるようです。
オーディオ用ではなく、産業用の電線にはいろいろな規格がありますが、一般的に、電線は、耐電圧と許容電流が性能のスペックになります。
それ以外に屋外用とか屋内用の区別もありますが、オーディオ装置を屋外に設置することはないと思いますので、普通は屋内用のケーブルを使うことになります。
許容電流は、hiro-osawaさんが書かれている通り、10A/mm2位が最大電流密度の目安です。
電線の規格によって、放熱特性が違うので、同じ断面積の電線でも、規格により、また、1本のケーブルに含まれる電線の数により、許容電流は違います。
オーディオケーブルには、数十万円とか恐ろしい価格のものもありますが、そのようなケーブルを使ったからといって、大きな電流を流せる訳ではありません(大電流の必要ないし)。
導体の純度が高かったり銀素材を使えば抵抗率が小さくなるので、産業用のタフピッチ銅の電線よりも、多少は許容電流が上がりますが、上記のように放熱特性によって許容電流が違うので、純度が高いからといってケーブル製品としての許容電流が高くなるということはありません。

オーディオケーブルによって音が変わると言い出したのは、たしか、江川三郎先生だったと思います。
最初から、効果は疑わしいという意見もありましたが、この説は、あっという間に支持されて広まってゆきました。
長岡鉄男先生も否定しなかったということもあり、ケーブルで音が変わるというのは定説になりました。
私も、この定説を信じる一人でした。

長岡鉄男先生は、他の先生方が推奨していた高級スピーカーケーブルではなく、JIS規格のVCTキャブタイヤケーブルの5.5mm2(通称5.5スケ/5.5SQ)のケーブルを使っていました(VCTという規格の名称を明示していなかったので混乱した人が多かったと思います)。
VCTは屋内仕様の電力用電線ケーブルで、耐圧が600Vのものです。
なぜ600Vかというと、それを超えると高電圧となって、規格が変わるという、変わり目だからです。
長岡派は、こぞって5.5スケのVCTを使っていました。
私も、同じ5.5スケのVCTを使っていましたが、太すぎて使いにくいので、その後、3.5スケになり、2スケのVCTFになりました。
VCTFもVCTと同じく屋内仕様の電力用ですが、こちらは耐圧が300Vで、VCTよりもひとまわり細いものです。
それから更に時間が経ち、定説を信じなくなったので、いまは、0.5スケの一番安い電線を使用しています。
それで、音が変わったのか、というと、私にはよくわからないので、きっとこれでいいのでしょう。
それでもメーター50円するので、ちょっと高価かなと思っています。

私の説はさておいて、ケーブルで音が変わるという主張の裏付けとなる理論というのは、定性的(しかも演繹的)な理由以外は、ほぼ何もありません。
演繹的というのは、xxxがxxxだからこれをxxxするとxxxになるはずである、といったもので、定性的にはこのほうが良さそうだ、という意味しかありません。
このような定性的な説は、工業的には意味がありません。
工業的に意味があるのは、数字で表現される場合に限ります。
理論が確立されておらず、数字での表現が難しい(できないのではなく、とっても面倒で実用的ではないという意味)場合には、理論の部分はさておいて、結果の部分を数字や検証で示します(検証が曲者の場合もありますが)。
計算上では誤差範囲に入ってしまうし、測定器でも測定できる差は、可聴帯域外のインピーダンス特性と直流抵抗値くらいのものです。
抵抗値も1mくらいだったら、端子の接触抵抗より小さいし、断面積を増やせば抵抗値は下がるし、この差が何なのかというとよくわかりません。
導体は温度が上がると抵抗値が上がるので、気温が変わったら抵抗値が変わって音が変わるはずですが、そういう意見は聞きません。
簡単に言えば、スピーカーケーブルを産業用のケーブルに代用したって、可聴帯域の特性に差がでないようにできるということです。
しかし、高級ケーブルは、(高級ケーブル同士であっても)差があるという数多くの証言と、心理効果によって支えられているみたいです。
メーカーもブラインドテストで差を検証するということはしません。
目をつぶっても分かる差だったら良いのですが、わからない場合には、本当に分からないのかを検証する手法がブラインドテストと呼んでも良いと思います。

こう書いてみると、ケーブルの効果に関する議論は、ナントカ慰安婦問題とそっくりでした。
『数多くの証拠がある』→30億円もかけてアメリカ政府が調査したのに証拠はひとつも発見されなかったし、誰もその証拠を出してこない。
『証言が証拠だ』→本人の証言だけがあります。見た人はいないみたいです。実際にそんなことがあれば大騒ぎだったでしょうに。
『悪いものは悪い』→日本軍有難う、という証言はたくさんあるみたいですが..
こんなこと書いてると、オーディオレイシストだとか叩かれそうなのでやめておきましょう。

ケーブルの違いは、針金ハンガーと持参した高級ケーブルとの差をブラインドテストで決着を付けようという試みもあるし、『差を聞き分けられたらン千万円さし上げよう』ということをやった人もいるみたいだし、オーディオケーブルのブラインドテストって難しいのですよね。
テスト環境を整えるのにン千万円の装置が必要でしょうし、そんな機材持ってませんし。


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by mcap-cr | 2017-02-20 22:10 | オカルト系 | Trackback | Comments(0)
年末に、NHKの番組で、怪奇現象の特集をやっていました。
我が家では自分しかそういう番組には興味がないので、録画しておいてひとりで見ていました。
怪奇現象そのものに興味があるのではなく、それをどのように編集して、どのように表現するのかに興味がある訳です。
怪奇現象の中には真実があって、その真実とは、それを見た(という)人がいるということです。
現象が実際にあったかどうかというのは、視聴者が判断することになります。
今回は、ネッシーとか、クッシーとかヒバゴンなんていうのを取り上げていましたが、気になったのは、『人工地震陰謀説』です。
番組の構成は、人工地震説を否定するために、いろいろと理由付けをしていました。
最後にダメ押しのつもりで、『マグニチュード9のエネルギは、日本の半年分の電力消費量に相当するから人工地震はあり得ない』と説明するどこぞの教授を出していました。
うわ~。このおっさんアホなのか?正気か?』と、つい心のなかで叫んでしまいました。
一般論では、地震とは、地中(水中の地中も含む)に貯まったエネルギ(簡単に言えば地球の表面に近い部分の内部応力によるポテンシャルエネルギ)が、一気に放出される(要するに、ある境界面のせん断応力が許容値を超えて境界面がずれ、滑ることによって、ポテンシャルエネルギが、運動エネルギに変わる)というように説明されてきました。
私は地震学者ではないので、正確なことは分かりませんが、この地震に関する説明は、エンジニアリングセンスでは説得力のあるものなので、多分真実なんだろうと思います。
ということは、内部応力によって崩壊寸前の部分に、エネルギを与えて崩壊させれば、ポテンシャルエネルギが、運動エネルギに変わって地震が発生することになるので、人工地震を発生させることは、原理的に可能です。

身近な例でいえば、xxxxさんのような柔道の達人が、相手が足に体重を移す瞬間に小さな力で足をすっと払えば、相手はころんと倒れます。これが、人工地震のメカニズムのようなものです。
韓国のデパートが地震でもないのに突然崩壊した事件も、最初から崩壊寸前だったところに、微妙な刺激が加わって崩壊しただけでしょう。
先の教授なら、この例に対して、『ビルを崩壊させるにはXXXのエネルギが必要なので、道具を使わずに崩壊させるのは不可能だ』なんて言うのでしょうかね?

崩壊寸前の場所を探し出してそこに(地震のエネルギよりずっと小さい)エネルギを注入する(核爆発させるなど)などして崩壊寸前の境界面を剪断破壊させることの技術的な難しさはさておいて、人工地震を発生させることが原理的に可能なのに、そこに地震の全エネルギを比較に持ち出しきて、その大きさの地中爆弾は実現不可能だと話をすり替えるこの教授(いやNHKの編集による捏造か?)は、学者以前に技術者でもありません。
こういう捏造(単なる馬鹿かもしれないが)に騙されてはいけません。

私は、人工地震説を肯定しているわけではありませんよ。
そのアホな教授の人工地震説の否定方法が間違っていると言っているだけです。
こう書いておかないと、こいつは人工地震説を唱えるオカルト野郎だ、と捏造されてしまいますから。

ところで、オーディオに話を移します。
NHKのウィーンフィル・ニューイヤーコンサートは、予算が減ったのか、BS放送はなく、Eテレだけの放送でした。
それでも、音はいいと思います。
しかし、エアコンを付けた状態なので、小さな音は、もう聞こえません。
オーディオ専用ルームなら大きな音で鳴らすのですが、普通の部屋では無理です。
エアコンはオーディオとは同居できない..なんて書くと勘違いする人が出てきたりします。
エアコンの電源ノイズのことだと信じて疑わない人がいるのです。
エアコンの音が聞こえないのか?と訊きたくなります。
電源ノイズは、気にしなければ聞こえませんが、エアコンの風の音は聴きたくなくても聞こえます。

タイトルに書いた『小さな差ほど気になる』というのは、一般的なオーディオマニアの特性だと思います。
小さな差なんか気にしなければいいのだと思いますが、大きな差が分からないのか、小さな差ほど気にする人が本当にいます。
更に言えば、
差が小さければ小さいほど価格差が大きい』というのも、オーディオ業界の奇妙な特性だと思います。
もう怪奇現象だと言ってもいいのではないでしょうか。

小さな差は、ブラインドテストでは分かりません。
その検知できない差が大きな価格差になる、というのは、もはや何が何だか分かりません。
これはもうオカルトの世界でしょう。

怪奇現象に立ち向かうには、エコノミックオーディオとエンジニアリングオーディオしかありません。
合わせて、E-AUDIOとなるとゴロが良いかな?
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by mcap-cr | 2017-01-04 13:51 | オカルト系 | Trackback | Comments(2)