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工学オーディオに取組むオカルト嫌いです。


by MCAP-CR
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カテゴリ:オーディオ一般( 165 )

通勤の社内で記事を書いていて、乗り換えたときにスリープにしたら記事が全部消えてしまいました。
むむむ。。。
ということで、再度書いています。

大山さんのメールマガジンにアンプの聴き分け試験のことが書かれていました。
ブラインドで三種類のアンプの当てっこ試験をしたそうです。
ソースによってはパーフェクトだったり当たらなかったり、ソースによりちゃんと聴き分けできるということは、アンプ自体は訓練で聴き分けできるという試験結果だと解釈できます。

ちょっと気になったのは試験方法で、音楽ソースひとつごとに、アンプ3機種を1回ずつ試聴、重複なしということで、普通のブラインドテストとは違い、オーディオマニア的試験になったと思います。
今回のは前回のと違う、というのが分かって聞くのと、同じかも、と思って聞くのでは、結構違います。
結果の分析は難しいでしょう。

そういった、統計的な話は、試験に苦痛が伴うので、理想に近い試験は大変でしょう。
こういう遊びの要素は必要なのだと思います。

こういう試験で、問題になってしまうのは、いずれにしても気にするほどの差はない、ということでしょう。
もちろん限界性能で試験すれば、だれでも分かる差になるとは思いますが。
気にするから気になるのであって、普通の使い方では、気にしなければ、2万円のアンプでも150万円のアンプでも同じというのでは、品質面からの価格差の説明は難しいでしょう。
レオナルド・ダ・ヴィンチの原画と、超細密コピーとで、価格が多分違うだろう、というのに似ている...ということにしておきましょう。

従来のオーディオマーケティングでの価値訴求では、既に、品質の差を説明できなくなっています。
やっぱり、部屋とスピーカーシステムに投資するのが高音質への近道なのでしょうね。


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by mcap-cr | 2018-02-14 19:26 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(0)

ラズパイDACは音が悪い?

インフルエンザの療養中に、リッピングしてエンコーディングしたCDの内容を聞いてみました。
聴いたのは、オペラ作品で、まずは『魔弾の射手』。
ラズパイは、Volumioで聴いているのですが、順番が狂います。
いきなり変なところに飛んでしまううえに、最後まで聞けずに別な曲になってしまいました。
その後、グノーの『ロミオとジュリエット』を聴いていたら、突然、ショスタコービッチの協奏曲になりました。
フォルダーとかそれぞれ分けてるし、アルファベット順にファイル名も揃えてるのですが、Volumioの動作がよく分かりません。
ちょっとこれでは使えないなあ。

気になったのは、強奏でのブジブジの発生です。
変だなあと思い、元のCDと聴き比べると、音が全然違います。

疑うべきは、エンコーディングでの情報の欠落と、ラズパイDACの品質です。
先日、I2CDACを使うと良いというコメントを頂いていたので、こちらの線が強いと思います。
今度、もっと高品位なDACを導入したいと思います。


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by mcap-cr | 2018-01-31 19:42 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(0)
部屋については、詳しくないので、思っていることをざっくりと書いてみます。
  1. 大きめのほうがいい
  2. 壁面を平行から少しずらすほうがいい
  3. 天井は高いほうがいい
  4. 部屋の中に仕切りで部屋を作るタイプがいい(失敗しても修正が簡単だから)
理想の部屋が何かは指標がないので好みで決めるしかありません。
録音に入っていない音の付加がご法度という主義なら無響室を作れば良いので簡単ですが、楽しく聴くには適度な残響がある方が良いようです。
家庭、家族という制約を考えると、父ちゃん(まれに母ちゃんもいるかも)しか興味ない装置に何千万もかけることの協力は得にくいと思うので、オーディオ投資よりもずっと効果の高い部屋に投資するほうが賢明と思います。
いろいろなホールで音を聴いて感じたのは、ホールくらいの空間があれば、壁面は平行に近くても悪影響が出ないようだということです。
実際に聴いてそう思ったのはニューヨークのエイブリーフィッシャーホールです。
昔御茶ノ水にあったカザルスホールも平行に近い壁がありました。
どちらもおとに悪そうですごく良かったのが印象的でした。
ピッツバーグのハインツホールは、コンサートホールのお手本みたいな空間でしたが、音がとても悪いと思いました。
ただし、部屋を作るのに、ホールを縮小した形状にしても駄目です。
癖の出る波長がまったく違ってくるので。
定在波があっても20Hz以下だったらないのと変わらないか、ひょっとしたらあったほうがいいのかもしれません。
部屋と同時にスピーカーシステムまでの距離も重要で、私の理想は5m以上離れて聴くことです。
2~3mだとどうしてもやかましくなりがちです。
距離を取ろうとすると必然的に大きな部屋が必要です。
距離をとると高域が減衰するので、システムのチューニングかスピーカーシステムの交換が必要になるかもしれません。
キリがないのでスピーカーシステムは自作がいいと思います。
部屋が広いと部屋の癖による特性の乱れもすくなくなります。
どうしてもフラットな特性が好きな人は、部屋の特性の逆フィルタをかけて補正すればいいので、密閉システムが向いていると思います。

部屋が良ければ、装置の差なんか大した問題じゃないんだろうな。きっと。



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by mcap-cr | 2018-01-27 19:03 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(0)
かつては、オーディオというと電子機器であるという認識でした。
たぶん、いまでもそういう認識の人は多いと思います。
スピーカーシステムを除くコンポーネントに投資する人は、高性能電子機器という認識なのだと思います。
自分はというと、もういまは、電子機器は、全てにわたって高性能になったので、電子機器ではない物理的な部分にコストを割くのが合理的だと思っています。

物理的な部分とは、オーディオコンポーネントとしては、スピーカーシステムになります。
LPのようなアナログプレーヤーもこれにあたると思います。
物理的な部分は、どうしても物量が物を言います。
それは、振動を扱うためです。
電子機器も電子の波動があるので振動はゼロでないのかもしれませんが、極限までゼロに近いと思います。
音も空気の振動ですから、物理的な部分は絶対になくなりません。

音の良し悪しは、記録された情報を、最低価格帯の機種でもほぼ漏れなく伝達できるようになったいまは、振動系に注力するのが効率良いことでしょう。

もう一つの物理的振動系は部屋の違いです。
部屋の壁は振動系になったりしますが、それが正しいわけではなく、部屋の中に含まれる空気の振動が最も重要です。
スピーカーシステムの振動板の動きが空気を通して鼓膜まで伝わるには、様々な経路があるので、時間が遅れかつ周波数特性の違う音波が合成されます。
どれだけピュアに再生しようとも、部屋の音の付加は避けることができません。
云ってしまえば、ソースに含まれない情報を付加して聞いているわけですが、上手に部屋をつくれば、これが好ましく作用します。


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by mcap-cr | 2018-01-26 19:09 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(0)
1970年台の最後の頃に、PCMという技術が開発されました。
PCMは、Pulse Code Modulationの頭文字をとったもので、デンオン(今はデノン)の商標でしたが、今では一般技術となって、デジタルと呼ばれます。
これが、CDとなって、センセーショナルに登場します。
当時は、半導体のノイズも小さくなっていたので、ノイズが全然聞こえないというのは、それまでノイズに悩まされていた人には驚きをもって迎えられました。
当時の問題は、デジタル録音ソースが少かったことで、その結果、アナログ録音のものも、どんどんCDにされていきました。
このときに、そのままにしたのでは、ノイズが大きくて文句が出ると思ったのでしょう。
ノイズ処理をしてしまったソースが出てきました。
不適切なノイズ処理は、音質を損ねるので、CDにアレルギを持つ人が大勢出てきました。
スペック上は、LPがCDに敵う訳はないのですが、今でも、LPのほうが音が良いという説はそれなりにあります。

ということで、LPの音が良いということの説について書きたいと思います。

まずは、長岡説。
LPのノイズと歪が、評価に好影響を与えている。

私の説。
LPは、低音のノイズ(スピーカーで再生できない帯域)が大きいので、ウーファーの振動板が絶えず動いている。
このため、ウーファー振動板は、ディザリング効果により、振動板の初動での摩擦係数がCD再生の場合に比べて小さくなっている。
このため、音の立ち上がりが良くなる。

他にも説はあると思いますが、私は知りません。

CDの低音再生限界は20Hzということになっていますが、ディザリング効果を出す程度のレベルなら、もっと下まで記録できるはずです。
CDは、LPの信号をほぼ完璧に再現できるはずなので、LPをCDにコピーしてしまえば、ブラインドでは判別できないのではないかと思います(実験したことがないので、あくまでも説です)。

まあ、こういう比較をブラインドでやっても、ポチというノイズが現れるタイミングが違うと、そこで判別可能なのでしょう。


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by mcap-cr | 2018-01-25 19:32 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(0)
ノイズの大きなチャンピオンはカセットテープで、高域特性が良くて相対的にノイズの小さな、フェリクロームタイプは高級品でした。
ノイズ低減技術も最初は、Dolby(B)、これが、Dolby Cとなりました。
Dolbyノイズリダクションは、Cが最終だったのではないかと思います。
Dolbyは、録音レベルが低いときには、高域の録音レベルを上げ、再生時には上げた分を戻す方式でした。
他に、dbxという方式があり、これは、入力を対数で圧縮して録音し、再生時に戻すという方式で、カタログスペックとしては、ノイズ低減効果が高かったのですが、バックグラウンドノイズに強弱ができました。
これは、ブリージングと呼ばれていましたが、カセットテープでは、ブリージングが耳につくということで、あまり普及しませんでした。
ノイズ低減技術は、当時の重要課題でした。

当時オーディオ業界にも参入していた東芝は、adresというノイズ低減装置を出しました。
これは、dbxよりも圧縮率を下げ、周波数に応じて圧縮度を変更するという技術的に優れたものでした。
しかし、dbxの特許に抵触していたため静かに消えていきました。

今では、ノイズなんか聞こえないのが当たり前なので、当時のアナログ技術を知らない人には、なんのことかわからないと思います。

続きます。

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by mcap-cr | 2018-01-24 19:04 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(0)
私事ですが、しばらく留守にするので、事前に書いておいた戯言を順次アップロードしてゆこうと思います。
当たり前といえば当たり前の内容でもあるし、読んで不愉快に感じる方にはお詫びしなければなりませんが、言論の自由は素晴らしいことだと思うので、自説として書きます。

私がオーディオに目覚めたのは、中学の頃です。
1970年台で、システムコンポの始まりの時代でした。
どこのオーディオメーカーも、レコードプレーヤー+チューナー+アンプ+スピーカーシステムというもので、10万円台~20万円台が主流でした。
これに、カセットデッキとオーディオラックを加えて、コンポの出来上がり。
お手軽ですが、サイズとデザインが揃って、しかも、機能ごとに機器が分かれていたので、ちょっとした高級感もあり、これを機会にオーディオ趣味に入っていった人は多いのではないかと思います。
LPレコードは、レギュラー価格が1枚2,500円位で、廉価盤が1000円~1800円でした。
クラシックの最新録音は、当時最新のマルチトラックの録音で、大型の音場再生効果のないスピーカーシステムでも、(聞いた感じの)定位が明確でした。
廉価版は、多くがマルチトラックが本格化する前の録音で、オフマイク気味なので、高域が少し弱く感じてイマイチの音に聞こえたりもしました。
高級品は、大型のスピーカーシステムをセパレートアンプで鳴らすもので、最も音に影響するコンポーネントがレコードプレーヤーだったので、高級オーディオのキモは、プレーヤーだったと思います。
当時は、S/N比が50~70dB位で、高級品でも、ノイズはしっかりと聞こえたし、システムコンポでは、ノイズが目立っていました。
この当時の音質の重要な要素は、低ノイズでした。

続きます。

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by mcap-cr | 2018-01-23 19:06 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(0)

オーディオ休止中

音楽の友社の(自分は関係ない)表彰式の後の飲み会で、オーディオにどのくらい接するか、ちょっとお話をしました。
自分の場合、聞かなきゃ聞かないで、数ヶ月全く問題ありません。
その間は何かを聴くとかはありませんが、頭のなかではいろいろな曲が流れているので、イメージだけでオーディオの代わりになります(超能力ではない)。
オーディオ装置では、音楽以外を楽しむこともありますが、殆どの場合は音楽ですから、自分の好きなジャンルが楽しめればそれでよく、聞かないジャンルがうまく再生されるかどうかは、とりあえず放っておいても、個人としては特に問題ないものと思います。
オーディオ装置に音楽性とかを求めると、ドツボにハマってしまうので、オーディオ装置は、定量的に評価するだけで良いと思います。
装置に音楽性がないと批判する前に、自分自身に音楽性の感受性を付けてゆくのが先なのだと思います。

最近、ラズパイプレーヤーで聴くためのCDコレクションのリッピング+エンコーディングをやっていましたが、熱を出して休止してから、また、オーディオは休止しています。
聞かずに欲求不満がたまるのは、ナマの音楽のほうで、はやくどこかの歌劇場で聴きたいと思います。
反面、オーディオのほうは、長期間休止でも問題ありません。
自分はオーディオマニアなんだかよく分かりません。
最近はオーディオにもとんとカネを使わなくなったし(年間数千円~せいぜい2万円)。

箱作りも終わってませんでした。
3月に持ち越しかなあ?

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by mcap-cr | 2018-01-16 23:33 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(0)
年末に紅白歌合戦とか見ることはないので、第九をかけていました。
今回の第九の指揮は、クリストフ・エッシェンバッハでした。
談笑しながら何となく見ているので、演奏についてはコメントを避けますが、マイクロホンが大量に立てられているのが気になりました。
天井からぶら下がっているマイクも通常は2本ですが、6~8本(もっとか?)ぶら下がっているように見えました。
よく見ると、ステージにはさらに多くのマイクロホンが設置されています。
それぞれの独唱のおよそ1メートル前にも設置されているし、オーケストラの各パートにも配置されています。
もうひとつ気付いたのは、オーケストラ配置の奥行きの深さです。
合唱合わせて10メートルは軽く超えているように見えました。
オーディオ的なものの見方をすると、こういう録音では、ホールで聴く場合に較べて時間軸がメチャメチャにずれます。
ホールで聴くと、最短距離の直接音が最初に聞こえ、その後反射音が遅れてやってきます。
最前列の奏者の音の直接音がまず耳に到達し、その後、その後ろの奏者の音が近い順に届くのですが、いちばん後ろの直接音が届く前に、前列の奏者の反射音が届くこともありそうです。
録音で聴くと、聴取位置がそれぞれのマイクロホンなので、時差補正しない限りオーケストラや合唱のどの部分も遅れの時間差なく届くはずです。
以前から、バックロードホーンの低音の遅れが気になる...という人はいますが、実際に収録の時点でこうもずれていると、バックロードホーンの低音の遅れなんか誤差範囲ではないか?とずっと思ってきました。
そういう細かいことを気にしだすと精神衛生上良くないので、ケーブルの差などと同様、細かい差は無視するほうが幸せに楽しむことができるのではないかと思います。
そもそも、生で聴いても、高級オーディオで聴いても、ミニコンポで聴いても、ラジオで聴いても、曲自体が変わるわけではありません。
こういう差は気にしないほうが良いのでしょう。

本来もっと気にすべきは曲目の選択でしょう。
第九が名曲中の名曲であることが議論の余地はないと思いますが、伝統的には、その時期には、メサイアのほうがふさわしいでしょう。
第九を年末の呪縛から解き放してあげたいな、と思います。



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by mcap-cr | 2018-01-01 23:55 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(2)
ちょっと前に、オーディオ心理学と称して、コスト・パフォーマンス比について書きました。

食事を比喩として、結局『安くて美味いものがいい』という意見を書いたものでした。
そこで書き忘れたことがあって、それは、『素材が安くても、手をかけると美味くなる』ことと『素材が安くても、手をかけると高くなる』ということです。
料理では、硬いすじ肉やスネ肉をじっくり煮込むと、高級肉より美味くなったりするものですが(好みにもよる)、その分コストは増えるので、素材の価格がそのまま販売価格にスライドするわけではありません。
とはいっても、特別ではない素材を美味にするのは、調理人の腕前でもあります。
もちろん超高級食材をそれにふさわしい調理法と腕で調理した料理は更に美味いでしょうが、そんなものを食した経験のある人は限られるでしょう。

しかし、価格にかかわらず、その素材に適した調理法がある訳で、高級サーロインをすじ肉やスネ肉と同じように調理しても素材の価値を引き出すことはできないし、逆もまたしかりです。

オーディオの工作で多いのはスピーカーシステムですが、Z級のスピーカーユニットを使えばZ級の音がするかといえば必ずしもそうではなく、頑張れば、システムとしては、Y級、X級、...、B級とグレードをあげてゆくことができるものです。
もちろん、A++++++級は、無理でしょうが。
このグレードを上げるプロセスが調理法と同じで、ここが腕の見せ所でもあります。
評価はというと、ひとそれぞれの基準が違うので、高級ステーキよりも、すじ肉の煮込みのほうが美味いと感じる人もいるかもしれないし、A++++++級のオーディオシステムよりも、Z級素材を使ってB級に仕上げたシステムのほうが良いと感じる場合もあるかもしれません。

絶対評価は、カタログデータになるような性能値でしか比較できません。
結局は相対評価が中心になります。

そこでも、コスト・パフォーマンス比で評価するか、自分なりの絶対評価をするか、人それぞれになるでしょう。

ここには、心理要因が大きく関わってくるので、コストをかけて幸せになるかコストを下げて幸せになるか...



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by mcap-cr | 2017-12-23 23:00 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(0)