バスレフ研究所 Personal Audio Laboratory mcap.exblog.jp

工学オーディオに取組むオカルト嫌いです。


by MCAP-CR
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カテゴリ:計測( 4 )

集まれ!塩ビ管スピーカーさんのオフ会の日に、OWKさんから市販品用のスピーカーユニットとネットワーク部品をお預かりしました。
それを素材に、メーカー品とは違う音を楽しもうというのが企画です。
メーカー品とはいえ、スペックが全然分からないので、せめてエフゼロくらいは知りたいと思い、クランプメータを取り出しました。
このクランプメータは、下の図のような簡易的な測定で、スピーカーユニットに流れる電流Aを測定するのに使おうと思っていました。
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クランプメータなどのテスター類は、50〜60Hzを外れると誤差が増えるということでしたが、やってみると相対的な大小は分かるようだったので、f0の数値は何とか分かるのではないかと思います。

クランプメータの不具合は、ショート時の抵抗の測定値がゼロに近くならないことです。
a0246407_15480700.jpg
しかも値が安定していません。ボタン電池の電圧を測定すると大きめに表示されました。
線が緩んでいるとか、そのような不具合であれば自分でも直せそうなので、開けてみましたが、悪そうなところは見つかりません。
とりあえず、端子間を直接ショートさせて抵抗値を見ても同じなので、緩みが原因ではないと判断して廃棄しました。
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このまま廃棄すれば、燃えるゴミなのか燃えないゴミなのか分からないので、分解して金属部分を燃えないゴミとしました。

私は、計測はいい加減にやっているので、絶対的な数値は分かりませんが、傾向はある程度把握できるように考慮しています。
これではしょうがないので、クランプメータを買い直すことにしました。
悔しいなあ...


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by mcap-cr | 2017-05-02 19:47 | 計測 | Trackback | Comments(0)
延び延びになっていたバックロードバスレフをまた少し弄ってみました。
今回は少しまじめに、インピーダンスを計ってみました。
インピーダンス特性は、スピーカーシステムの動作を概括するのに便利です。
ただし、インピーダンスを計測しても動作がすべて分かるわけではありません。
とくに多自由度バスレフにはその傾向が強いと思います。

さて、バックロードバスレフはどうでしょう?
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邪推は後にとっておいて、いきなり計測します。
計測は、一般的な方法ではありませんが、誰にでも分かりやすい方法です。
左がクランプメータで、ケーブルのうち1線をクランプして渦電流を測定し、間接的に電流を測る方式です。
中央は、スピーカーの端子間の電圧を測ります。
今回は、50Hzで1Vとし、ヴォリウム位置を固定します。
アンプは負荷インピーダンスが変わっても電圧が変わらないのが理想ですが、そうはいかないので、電圧も同時に記録します。
簡単に云うと、スピーカー端子に電圧を掛け、その電圧と、電流を測り、オームの法則で計算するだけです。
これを、オシレータの周波数を変えながら、なるべく多くのポイントで計測します。
端子に入力する周波数を変えながら、電圧と電流をメモしていきます。
これが耳に結構堪えます。
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これを見ても良く分かりませんが、結果を下に載せます。
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この結果を見ると、40Hz前後から、振動板に負荷がかかるようです。
負荷はブロードにかかり、更に90Hzから110Hzくらいのレンジで負荷がかかり、その上はあまり箱による付加的な負荷がかからないようです。
低音に焦点を当ててリニアスケールで書いたものが、下の図です。
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120Hzの少し上にも負荷のかかる部分があります。
負荷がかかる部分とは、インピーダンスのディップの部分です。
負荷がかかるので、電流を多く消費するという理屈だそうです。

バックロードバスレフは、多自由度バスレフよりも、山谷がはっきり分からないようです。
ということは、ブロードに負荷がかかる優れた方式と云えるかもしれません。
現時点では、まだ、石田さんの設計の詳細を知っているわけではありません。
ですので、その前に、少し邪推をしておきたいと思います。

バスレフとして明確に動作している周波数は100Hz前後でしょう。
ダクトの詳細を調べれば、等価容積を推定できるでしょう。
これは後の楽しみです。
120Hzの少し上の凹みは、スロート部分の動作でしょうか?
スロートがダクトとして動作すると仮定すると、出側に抵抗があるので、ダンプが強いはずです。
このため、インピーダンスのディップが小さいのでしょうか?

問題は、40Hzから上のなだらかなディップです。
音道がダクトとして動作していると考えると、共振点が見掛け上下がると考えられます。
これが、バックロードバスレフたる動作なのでしょうか?

解明はこれからですが、バックロードバスレフの特長は、バックロードよりバスレフに近いということかもしれません。
多自由度バスレフが、離散的(デジタル的)モデルなのに対し、バックロードバスレフは、アナログ的バスレフなのかもしれません。

まだまだ弄り足りませんが、バックロードバスレフは、多自由度バスレフに近いのかもしれません。
そういえば少し音も似ているように聴こえてきました。
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by mcap-cr | 2015-04-19 18:49 | 計測 | Trackback | Comments(0)

オシレータを使う

前回の記事で、オシレータを使用していることを書きました。
私の使用しているオシレータは、以下のような構成のものをタッパーの箱にまとめただけのものです。
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ファンクションジェネレータが発信器であり、その周波数をオシロで測り、アンプで増幅するだけのことです。

最近は、ソフトウェアで一瞬のうちに計測してしまうというものがあります。
しかし、中身を理解せずにこういうものを使ってはいけません。
中身を知らずに使うというのは、取扱説明書を読まずに電気製品を使うのと同じで、事故に繋がったり、まったく見当はずれのことをしたりします。

では、どうして便利なツールを使うとよくないのか。

続きます。
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by mcap-cr | 2015-04-14 20:43 | 計測 | Trackback | Comments(0)
テスターを使った電流と電圧の測定によるインピーダンスの算定には、周波数によっては誤差がありそうだというアドバイスを頂いたので、TangbandのW5-1611SAのインピーダンスを同じ方法で測定してみました。
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上が自分のやり方で測定したもの、下が、メーカーの発表値です。
Tangbandのグラフではインピーダンスの値を読むことが出来ないので、形から判断すると、どちらも65Hzでピークとなり一致しています。
また、1280Hzのしゃくれの形も一致しています。
但し、概ね100Hz以上では、自分が測定したもののほうがインピーダンス値が低くなっており、2kHz以上では大きな差があります。
この結果から判断すると、自分の方法では、20~100Hz位の範囲では、まあまあの一致があるものの、それ以上は、傾向しか判断できないということになりそうです。

アドバイスを頂いたお陰で、確認が出来ました。高い周波数では、テスターの精度はアテにならないようです。

しかし、結論として、箱による負荷の傾向を判断するには、自分の方法でも問題はないと判断します。

おおさわさん、今井さん、どうも有難う御座いました。
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by mcap-cr | 2012-02-19 16:16 | 計測 | Trackback | Comments(0)