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工学オーディオに取組むオカルト嫌いです。


by MCAP-CR
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カテゴリ:解析( 1 )

疑問いろいろ

インピーダンスの簡易測定をやってみて、分かったことも多くありましたが同時に新たな疑問が出てきました。

まずは、インピーダンスが動作を反映しているかということ。
これは、箱の動作が振動板の負荷にならない共振については反映しなそうです。
多自由度バスレフのように、ダクトが多いシステムでは、全ての動作が逆起電力になる訳ではなさそうです。

次に、設計の熱力学条件として、等温条件で良いのかという疑問。
今まで、限られた経験の中で、等温条件のほうが断熱条件よりも実際の動作に近そうだと思っていました。
それには、一般公式の値が比較的等温条件に近いというのもありました。

しかし、今回、解析結果と付き合わせてみると、学術的に正しいとされている断熱条件のほうが実態に近いのではないかと思うようになりました。

a0246407_18205668.gif


この図は、上側がインピーダンスの測定結果、下が、プログラムを使ったシミュレーション解析結果です。この解析は完成していないので未だ公開していませんが、あと少しのところです。

下側で、オレンジ色の線が等温条件、青色の線が断熱条件で計算したものです。このピークの周波数が、共振周波数になると思いますが、インピーダンスの谷に近いのは、断熱条件のほうです。
多自由度バスレフの場合、実際には共振周波数がブロードに分布するようなので、計算が違っていても問題になることは少なかったのですが、こうして比較してみて、断熱条件に変更すべきかと思うようになりました。

課題が多く先は長そうです。
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by mcap-cr | 2012-02-18 18:27 | 解析 | Trackback | Comments(2)