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工学オーディオに取組むオカルト嫌いです。


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昨晩は第11回東京音楽コンクール声楽部門の決勝を聞きました。
いや、素晴らしかった。
日本の音楽会は明るいです。

前回、決勝進出者は、自分が聞いたうちの2名であると書きましたが、3名の間違いでした。
訂正してお詫び申し上げます。

さて。東京音楽コンクールの最終日です。
前回、予選で、素晴らしい演奏を聞かせてくれた方々の登場に期待が高まります。
前日は、木管部門の決勝で、オーケストラに違和感を感じていましたが...

今日は演奏に先立ってオーケストラの人がステージに出てきています。
なんとなく緊張した面持ちです。
昨日は団員の服装も何となくラフだったのですが、今日の新日本フィルのメンバーは、通常の演奏会の服装です。

最初は、バリトンの岡昭宏さんです。
ベッリーニやベルディを見事に熱演します。
予選のときは余裕綽々に感じましたが、決勝はまさに熱演という感じです。
オーケストラは、前日の東京フィルとは違い、最初から全開です。
違和感は全くありません。
新日本フィルと東京フィルとの意識の差を感じました。
演奏の技術の差もあるでしょうが、それ以前の意識の差が大きいと思います。
さすがに小澤征爾さんが育てたオーケストラです。
生で聞いたのは始めてですが、これはすごい。
岡さんの熱演を、しっかりと引き立てました。

つぎは、ソプラノの鴫原奈美さんです。
鴫原さんは、予選を聞き逃してしまいました。
登場前から期待が高まります。
カタラーニの『ワリー』から、"さようなら、ふるさとの家よ"は、初めて聞いた曲ですが、全曲聞きたくなりました。
声量も十分、美しいソプラノです。
次はヴェルディの『オテロ』から、"アヴェ・マリア"の部分。
ここは、しっとりと歌います。
表現力の幅があります。
つい鼻水が出てきそうになりました。

後半は、ソプラノの中江早希さんから。
予選のときは、岡さんと同じく圧倒的な実力に感じました。
本選では、ちょっと強い緊張を感じました。
力を出し切っていないように感じましたが、それでも、モーツァルト、コルンゴルトと見事です。
前半から引き続き、感激し放しです。

最後は、ソプラノの澤江衣里さん。
リヒャルト・シュトラウスの『4つの最後の歌』。
渋い演目ですが、ゆとりで歌い切ります。
予選のときは、前傾姿勢が気になりましたが、本選ではそういうことはありません。
まさしく最高芸術という感じです。

全員が終わって、表彰も聞きたかったのですが、翌日早いので、そのまま開場を後にしました。

聞きながらずっと考えたのは、日本の声楽家のレベルがものすごいということです。
自分は、いままでに、本場、一流といわれる歌劇場で、何度も聞きました。
それと比べてもこの方たちは全く聴き劣りしません。
この方たちよりも素晴らしい実力を見せた人はいったいどれだけいたでしょうか。
明らかに劣っていると感じた歌手は大勢いましたが。
自分には、順序を付けるのが無理です。

一応審査員の方々の審査結果を書いておきます。
1位なし 何故?
2位   澤江さん。
多分澤江さんが最高評価だろうと思っていました。
3位   中江さん
力を出し切れなかったように感じましたがそれでも3位。
岡さんは、聴衆賞。
鴫原さんは...自分は聴衆賞に1票を投じましたが、残念。

結果だけ見ると、いまひとつだったのかと感じてしまいそうですが、これは聞かなければ分からない。
順序を付けるのも大変だったでしょう。

1月19日の優勝者演奏会のチケットはすでに買ってしまいました。
来年もまた聞きにいきたいと思います。
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by mcap-cr | 2013-08-26 07:09 | コンクール | Trackback | Comments(0)
昨日は東京文化会館大ホールで、第11回東京音楽コンクール木管部門の決勝がありました。
大ホールで聞くのは久しぶりです。
開場の少し前に行き、当日券を購入しました。少し並んで、ベストポジションを取りました。一度聞いてみたかった、中央セクションのど真ん中の通路前です。
こうした席は通常は主催者がキープしていて購入することはできません。
しかもずっと遠くまで最高額のS席です。
今回は、自由席なので、このようなベストポジションをとることができました。

音楽コンクールについては、昨年のガダニーニコンクールで味をしめ、今年も、東京音楽コンクールの声楽部門の予選を堪能しました。

木管部門の決勝は、フルートの梶川 真歩さん、多久保怜子さん、クラリネットの伊藤優美さん、小ハーン・イシュトバーンさんの4名です。
フルートは、モーツァルトのフルート協奏曲第一番で使っている楽譜が少し違います。カデンツァの部分が違いました。
クラリネットはシュポアのクラリネット協奏曲第2番で同じ楽譜です。
同じ曲を別の演奏で聞くなんていう機会はなかなかありません。これを、フルート、クラリネット、フルート、クラリネットという順に聞きます。
決勝はオーケストラ付きで、東京フィルハーモニー交響楽団(いつも思うのですがどうして、フィルハーモニー交響楽団というリダンダントな名前を付けるのでしょうか?普通に訳せば『交響交響楽団』とすごく変です。日本以外ではこういう名前の楽団を知りません。知らないだけかもしれませんが。
指揮は円光寺雅彦さんです。

最初は、梶川さんのフルート。
オーケストラが静かに柔らかく鳴ります。
梶川さんのフルートもソフト。
リラックスした雰囲気で、聴くのにちょうどいい感じです。

つぎは、曲調が変わって伊藤さんのクラリネットです。
シュポアははじめて聞きました。
オーケストラが始まると少し違和感を感じます。
全体にざわざわした感じで、ハーモニーがちぐはぐに感じます。
シュポアという作曲家は不勉強で知りませんでしたが、第一楽章のオーケストラの感じは、オーケストレーションの評判が悪いパガニーニみたいで、メロディはいいものの、なんとなく不自然な響きです。
第2楽章以降は少しずつ自然な響きに変わっていきました。
クラリネットは、オーケストラに溶け込んでいました。
第3楽章は、打楽器もしっかりと加わって、オーケストラも楽しむことができました。
ここまでで、前半が終り休憩に入ります。

この時点で、審査そのものに疑問を感じていました。
楽器もオーケストラの構成も全然違うのに同じ土俵で審査しても良いのでしょうか?
予選は、出場者が選んだ伴奏で演奏するようですが、オーケストラとなると、余程のリハーサルがなければ合わせるのが難しいように思います。
十分なリハーサルはできたのでしょうか?
シュポアの第1楽章で感じた違和感の謎は2回めの演奏で解けるかもしれません。

さて後半の他久保さんのフルートが始まりました。
フルートの出番な前のオーケストラの最初の音が鳴った時点で唖然としました。
最初とはオーケストラの音自体が全然違う。
最初はBGMのような柔らかい音でしたが、今度はキレがあります。
オーケストラがこんなに違うと、独奏の差がどうなのか、素人にはさっぱりわかりません。
独奏だってオーケストラに引っ張られて良くなったように聞こえてしまいます。

最後はイシュトバーンさんのクラリネットです。
いよいよオーケストレーションの謎が明らかになるか....
これも唖然です。
最初とは全然違う。
違和感が少いです。
多少は違和感が残っていましたが、最初とは全然違う。
最初はリハーサルを聞いているようでした。
確かに、イシュトバーンさんは上手い。
が、しかし、オーケストラが違いすぎる。
これで比較して良いのでしょうか?

結果は思った通り、後半のイシュトバーンさんが一位、多久保さんが二位でした。
前半はオーケストラが不調すぎて気の毒でしたが、梶川さんが三位。
伊藤さんは順位外。すごく気の毒です。

何か複雑な気分です。
こうした差が出場者の将来に大きく影響するのでしょう。


さて、今宵は、いよいよお待ちかねの声楽部門です。
17:30開場です。
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by mcap-cr | 2013-08-25 10:55 | コンクール | Trackback | Comments(1)
マイナーオーディオ講座から始めて、いまは、オーディオ基礎講座を書いています。
今のところ毎週更新出来ています。
あたりまえのことばかり書いているのですが、改めて書くと意外に大変です。
いつも当然と思っていることも、根拠を考えてゆくと確かめるために計算しなければいけません。
オーディオ趣味が科学的になっていくといいなあ、と思いながら書いていますので、たまには覗いてみてください。
オーディオ基礎講座
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by mcap-cr | 2013-08-24 09:20 | オーディオ基礎講座 | Trackback | Comments(0)

美術展を見る

昨日、渋谷の文化村で、レオナール・フジタ展を見ました。
フジタは、日本人の画家でしたが、フランスに渡り、フランス人として死にました。
東京美術学校で学んだ秀才ですが、文展などにはすべて落選したそうです。
フランスに渡って、様々な仲間たちと出会い、絵画を極めていきました。
絵画はフジタの素晴らしさを再確認するものでしたが、時代により、また、本人の描き方の違いにより様々な作品がありました。
フジタに限ったことではありませんが、多くの画家は作風を変えていくようです。
自分の技法を確立するためにもがき続けるのですが、結局変わってゆく過程のどれが最高かは分からず、永遠に完成しないものかもしれません。

作曲家の作風は、絵画よりは一貫しているように感じます。
絵画は、作品を直接鑑賞できますが、音楽作品は、演奏家や専門家以外は、楽譜を見て感動するわけにはいきません。
音楽作品には、演奏家の解釈が加わります。絵画作品にも修復師の解釈が加わったりしますが、音楽作品と違って解釈を楽しむことはできません。
演奏家は解釈家でもあり、元の作品を、自分のような素人に教えてくれる人でもあります。
こんな演奏家も、舞台に立つのは大変です。
画家と違い、将来評価されることも極めてまれでしょう。
コンクールに入選するということはそれだけ重要なことだといえます。

そんな難関をくぐり抜けようとする演奏者たちの熱気を感じるには、コンクールを聞きに行くのがいちばんです。
東京音楽コンクール決勝の24日と25日は自分も聞きに行きたいと思います。
詳細は、下記をご参照ください。

■2 第11回東京音楽コンクール 本選
    ピアノ部門:8月20日(火)、弦楽部門:8月22日(木)
    木管部門:8月24日(土)、声楽部門:8月25日(日)
    各日18:00開演 大ホール
    http://www.t-bunka.jp/onkon/onkon.html
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by mcap-cr | 2013-08-15 10:21 | その他 | Trackback | Comments(0)
今年2013年のオフ会・発表会は10月13日、中野ゼロで実施します。
まだ参加枠は数名ありますので、ご希望の方は是非ともお申込みください。

日程 10月13日(日) 9:00  集合(発表者およびスタッフ)
11:00 一般開場 12:30 - 13:30 休憩 16:00 終了 18:00 打上
発表者
8名程度(6名内定)
発表内容
各人の自由、ただし、会場設備に制限があります
発表の条件

本人が面白いと思っていること
他の人にも参考になりそうなこと
会員資格は必要ありません。

開催要項はこちら

最近、昨年のオフ会情報のところにコメントが書き込まれたため、混乱している方がいらっしゃるかもしれません。
スピーカー再生技術に興味のある方は、ぜひともご参加くださいね!
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by mcap-cr | 2013-08-04 07:34 | オフ会 | Trackback | Comments(0)