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工学オーディオに取組むオカルト嫌いです。


by MCAP-CR
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アンプの温度上昇を測る

今日は久しぶりにオーディオ実験を実施しました。
目的はアンプの温度上昇を測ることです。
ホームページのほうに少し予告だけしたとおり、アンプの根本的な問題に対する実験の一部です。
実験素材は、ヤマハのローエンドプリメインアンプA-S300です。
このアンプは、通常入手可能な材料の価格よりも安価なものなので、実験にはぴったりですが、音は、かなりのものであることが、ブラインドテストでは実証されています。

実験のために、アマゾンで温度計を購入しました。
本日朝早く届いたので、やってみました。
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こんな感じの温度計です。
1700円弱の出費は少し痛いですが我慢しましょう。
アンプ内部の温度を測らなければならないので、やむを得ず蓋を開けました。
これで、メーカー保証はなしです。
すべて自己責任の世界です。
絶対に真似しないでください。
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ここで、アルミ製の放熱器の温度を測ります。
この温度計では、アルミは上手に測れないようで、ばらつきました。
また。放熱器を少し外れて、パワートランジスタ外面の温度を測ってしまったりもして、誤差は結構大きく出ました。
うまく測れたとして、プラス・マイナス2度くらいの不確かさはあるでしょう。
総合的には、プラス・マイナス10度くらいの不確かさはあるでしょうか。
パワートランジスタが何度で破壊するか調べられませんでしたが、一般的には、表面温度80度位だと危なそうです。
今回は、音は一切鳴らさずに、スピーカーシステムの代わりに8Ωの固定抵抗をつなぎました。
固定抵抗の温度は120度を超えるので、写真のように、スピーカー端子からケーブルで繋ぎ、空間に放熱する形にしました。
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中央の白いものが固定抵抗です。
ここに4.95V(較正されていないテスターでの実測値)でアンプから出力し、片チャンネルにつき、およそ3Wを出力し続けました。周波数は50Hzのサインウェーブです。
スピーカーで鳴らしたらとんでもないことになります。
アンプの出力は、片チャンネル60Wありますが、それほどの出力を出すことは、通常の使い方では考えられません。3Wぶっ続けに掛けるというのは家庭用ではあり得ないほどの大出力と云って良いでしょう。

最初に、知りたかったのは、無付加の状態でウォーミングアップ効果があるかどうかです。
アンプのスイッチを入れ、出力0Vの状態で、時間の経過ごとに温度を測ってゆきます。
温度は徐々に上がり、30分でおよそ4.5度上がりました。
その後は殆ど温度上昇せず、70分で、初期状態+5度程度でした。
このアンプの場合、スイッチを入れるだけでは、ほとんどウォーミングアップの効果はないようです。

次に、上記の3W出力での温度上昇を見ます。
温度はすぐに上がり始め、およそ20分で初期状態+15度位になり定常状態に達したようです。
約1時間継続しましたが、その後は温度は殆ど上がりませんでした。

これからが問題です。
最も知りたかったことにひとつは、これから、出力をゼロにしたらどうなるかということです。
ヴォリウムを絞り、出力を0Vにすると、20分後には、スイッチを入れただけで放置した状態とほぼ同じになってしまいました。

このことが何を意味するかというと、折角ウォーミングアップしても、小出力になると、冷たくなってしまということです。
すなわち、アンプの最高の状態で聞こうと思うと、超高耐入力のスピーカーシステムで大爆音にしなければならないということになります。
このことが、A級アンプのほうが音が良いと云われる所以なのでしょう。

この後も実験は続けたのですが、それは、一般には公開できません。

そしてその実験の続きは、どこかで、ブラインド試聴比較が必要です。
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by mcap-cr | 2014-01-26 18:16 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(0)
MCAP-CR型多自由度を含むバスレフ型の力学シミュレータプログラムは、一昨年に完成し、昨年公開しました。
そろそろ次の機能向上を考えていますが、その前に、これはこれで一つの完成形として、ドキュメントを作成しています。
プログラムは、作ったそのときは分かるのですが時間が経つと内容を追うことが難しくなり、ましてや他人が読むのは困難です。
本職のプログラマであれば、おそらくコメントだけで内容が分かるようように作れるのですが、自分のような素人のプログラムは、追っていくのが難しいと思います。
また、内容は、科学技術あるいは工学計算プログラムなので、厳密性が必要です。
そこで、最初に、サブルーチンの一覧と変数の一覧、主要な計算の一覧を作成したまでは良かったのですが..

これだけでは自分も分からないので、フローチャートを書いてみました。
すると、フローチャートが複雑になって余計に良く分かりません。
分岐ブロックが増え、同じことをあちこちに書かなければなりません。
計算オプションを分け、処理を微妙に変えてもその中には共通の処理も多くあります。

書いてみると、正直言って複雑過ぎます。
通常のフローチャート図式を使わずに、自分の書式で作ったほうがいいのかもしれません。
そういえば、フローチャートの記号も複数あるようで、これを使えば絶対、という定型はなさそうに見えます。
皆さん同じように悩んだのでしょうか。
挫折が多過ぎます。

ちょっと頭を冷やして考えてみます。
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by mcap-cr | 2014-01-25 15:10 | プログラミング | Trackback | Comments(0)
昨日は、東京文化会館の、東京音楽コンクール優勝者コンサートに行きました。
昨年の声楽部門の予選から決勝、木管部門の決勝を聴いていたので楽しみにしていました。
声楽部門を聞きたくて早めにチケットを確保していたのですが、自分には納得のいかない結果により、声楽部門は優勝者なしとなり、今回の優勝者コンサートにも声楽部門はありませんでした。これは騙された気分です。

最初は、これも、オーケストラに問題があった、木管部門でした。しかも、今回も同じ、東京フィルです。最初に問題を感じると、ずっとその印象が消えることなく残ります。今回も相変わらず緊張感のないオーケストラに聞こえました。
優勝者のコハン・イシュトバーンさんは相変わらず見事でしたが、オーケストラは相変わらずで、前回より多少ましだった程度でした。今回は、前から7列目のほぼ正面で聞いたので、クラリネットの孔を押さえる音がパコパコと聞こえたのが印象的でした。近いと意外な音が聞こえるのですね。
今回はインタビューがあったのですが、ハンガリー語ではなく、英語でした。しかも、イシュトバーンさんは、英語があまり得意ではなく、あまり言いたいことは言えなかったみたいです。日本に拠点を置くイシュトバーンさんには日本語で聞くべきだったでしょう。

ここで、休憩が入り、次は、ビオラの田原綾子さんです。まだ大学の1年生で、普通のお嬢さんですが、演奏が始まった途端、空気が変わりました。たった1台のビオラで、オーケストラをぐいぐい引っ張ってゆくという感じです。人数を集めたオーケストラが大学生一人のビオラに全然敵わない。そんな感じです。バルトークの、自分の知らない曲でしたが、とにかく圧倒されました。自分も緊張のあまりくしゃみを堪えました。緊張感がないとくしゃみや咳はあまり出ないので、自分の体調が変わるほどの変化だったのだと思います。

最後はピアノの黒岩航紀さんです。おなじみのチャイコフスキーのピアノ協奏曲です。こちらも、オーケストラをぐいぐいと引っ張ってゆくという感じでした。技術的にはこれからもまだまだ伸びるだろうと思いましたが、黒岩さんの音楽に対する深い愛情を感じる素晴らしい演奏でした。
今回は前の方で聴いていたので、ピアノの弦の配置と音が反射板に当って方向を変える様子がよく解りました。Feastrexのユニットを使った自分のスピーカーの音に似ている印象を受けました。自分のオーディオもさほど外れている訳ではないのかと少し安心しました。とにかく素晴らしい演奏です。

今回は、インタビューがあり、田原さんと黒岩さんのお話も聞くことができました。どちらも、世間の評価を目指すことではなく音楽や聞く人との対話を求めるという、音楽性重視の姿勢で好感が持てました。

これで、第11回のコンクールが全部終わりました。
第12回もできるだけ予選から聞きに行こうと思います。
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by mcap-cr | 2014-01-20 06:39 | コンクール | Trackback | Comments(0)