バスレフ研究所 Personal Audio Laboratory mcap.exblog.jp

工学オーディオに取組むオカルト嫌いです。


by MCAP-CR
プロフィールを見る
画像一覧

<   2014年 11月 ( 3 )   > この月の画像一覧

頂いたコメントにお返しを書いていて、思いつきました。
次は、メカニカルマトリックスに挑戦しようと思います。
実は、メカニカルマトリックスには、元になるモデルがありました。
a0246407_21251840.jpg

"Die Bremse"というモデルです。
このモデルは、左右のエンクロージャが完全共用で、左右の背面の音が反対側に漏れるようになっています。
つくったときには意識していなかったのですが、思ったよりも音場が左右に拡がるので、このことに気付きました。
ということで、この方式を『メカニカルマトリックス』と命名しました。

スピーカーマトリックスや、マトリックススピーカーは、左右に、それぞれ『L-R』と『R-L』の差信号を使います。
しかし、差信号を使うには、アンバランスアンプを使わなければなりません。
最近は、バランスアンプが多いので、間違って使って壊すかもしれません。
そこで、メカニカルマトリックスです。

メカニカルマトリックスは、コーン紙背面の音を反対側のコーン紙を通して漏らすもので、背面の音=逆相ということになります。
同じユニットから、反対側のユニットの逆相音を出すので、マトリックスが成立します。
しかも、電気的にはマトリックス接続は不要です。


最初に長岡先生がMX-1というモデルをつくったときには、4本のユニットがひとつの部屋に収まっていました。
その後は、左右を仕切ったりしていましたが、最初の音場感が一番良かったというように書かれていました。
このことは、背面の音漏れによるものではないかと思うのです。
実際、長岡先生が使用したユニットは、FE103というコーン紙の薄いモデルでした。
メカニカルマトリックスの効果が高いはずです。


ということで、新しい、メカニカルマトリックスという方式を実験してゆきたいと思います。
どこまで効果が出るのか、ちょっと期待しています。
[PR]
by mcap-cr | 2014-11-19 21:19 | 音場型 | Trackback | Comments(4)

弱点を克服する

『弱点を克服すれば、ほら、ね』
みたいな広告を目にしました。
教育関連の広告です。
情報漏えいで問題になったアノ会社です。

『弱点の克服』は、受験対策のためなのでしょう。
しかし、本当に弱点の克服が必要なのかは、疑問があります。
自分自身弱点が多いので、全部克服したら全然違う人間になってしまいます。
いいところもあるでしょうから、それを伸ばすようにしてきました。
弱点はほとんど放置ですが...

オーディオマニアも、教育業界の方と同じく、弱点の克服が好きなようです。
弱点の克服には、カネと時間がかかります。
がんばってひとつ克服すると、次の弱点が見えます。
...と際限ありません。

価格やブランドのバランスを良くしても、パフォーマンスとしてバランスが良くなったのかは、疑問です。

それよりか、自分は一点豪華主義のほうがいいように思うのですが。
[PR]
by mcap-cr | 2014-11-19 06:49 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(0)
昨日、音楽の友社恒例のスピーカーコンテスト表彰式がありました。
自分は、こういうものに応募するタイプではないので、スルーしていますが、周囲の皆さんは気合を入れて応募されています。
皆さんレベルが高くて、もうとっくに審査員レベルを超えているのだろうと思いますが、
音楽の友社としても、雑誌を売らなければならないので、新味を出すことに四苦八苦の様子が見て取れます。
今年は、260以上の応募があったそうですが、一時審査通過者数は少なくなりました。
これは、当日のデモを短縮することを狙ったのでしょう。
以前には、2箇所同時のデモなんていうことをやっていたのですから、時間を短くするのは、最優先課題だったと思います。

さて、音楽の友社の方針として、今年は、かなりの数の常連を落としたようです。
昨年は、常連メンバーが上位を占めましたが、それでは、飽きられると思ったのでしょう。
ということで、ことしは、受賞メンバーが入れ替わっています。

受賞作品の中から気になったものをピックアップして紹介します。
ソフトは、音楽の友社のカタログみたいなもので、最初に、英語で、
"left channel, right channel, surround channel..."
のようなアナウンスが流れます。
この"surround channel"の信号処理加工ミエミエの不自然なソースはどうにかならないものでしょうか...

全部ではありませんが、受賞の順番に。
a0246407_9451836.jpg

これは力作ですね。バックロードホーンとはどういうものか、よく分かる作品でした。

a0246407_9453746.jpg

この方は、パラゴンとかがお好きだそうです。
中域に全力を掛けた趣味性の強い見事な再生力でした。
こういう作品が大賞にふさわしいのではないのかな、と思いました。

a0246407_9455414.jpg

この方は、昨年も受賞された記憶があります。
ボウルを向かい合わせた無指向性方で、着想勝負、というだけでなく、受賞の全作品の中でこの作品の音が一番良いと感じました。
ブラームスの大学祝典序曲をそれらしく鳴らしたのは、この作品が一番だったと思います。

a0246407_946636.jpg

こちらも無指向型ですが、ドライバーが同じく上側を向いています。
外見ではわかりにくいですが、バックロードホーンだそうです。

a0246407_9464462.jpg

一般作品の一位ということですが、材料に木の皮を使用し、見事な曲線を出しています。


追記(11/9)
テクニカルマスター賞のとき、一時席を離れ、離れた後ろ側で聴いていたので、上記の作品とは試聴条件が違います。このため、音の印象については、十分に書けませんでした。
以下、同様に一部追記します。

a0246407_9465416.jpg

匠部門のテクニカルマスター賞です。
市販品のような見事な仕上げでした。

a0246407_947382.jpg

こちらも匠部門のテクニカルマスター賞です。
コンクリート造りとの紹介でしたが、正しくはモルタル造りでしょう。
コンクリートと呼ぶには、砂利や砂の配合規定があります。余計なことですが。


11/19追記
コンクリートは、(コスト削減のため)、セメント+砂+水に砂利を加えますが、モルタルには、コスト削減のための砂利が入りません。今回聴いた作品は、小型のため、砂利が入っていないと勝手に想像し、モルタルと決め付けてしまいました。自分勝手な思い込みによる、決め付けの記述は良くありません。
お詫び申し上げます。

審査員の先生は、余分な音の一切ない音、ということでしたが、聴いていた人の中には異論もあったようです(自分の意見ではないです)。
いろいろな意見がありますが、審査員の先生を尊重しましょう。

11/19追記
上記追記の通り、聴取位置が遠かったので、音については、それまでとは印象が異なってしまうところがありました。
そのうえで書きますと、昨年の機関車をかたどった陶器スピーカーと似た印象を受けました。
陶器スピーカーと同様、音は輪郭がはっきりとし、シャープにまとまる印象でした。
自分の聴取位置ではよく分かりませんでしたが、コーン紙からの背面音を感じる人もいたようでした。
コーン紙からもれる背面の音を好まない人もいますが、ちなみに、この記事を書いている私自身は、積極的に利用するほうです。

さて、この後はお楽しみの懇親会です。
全部で9名も集まりました。
応募していないのは、自分だけ、肩身が狭い...

それと、重要なのは、今年の入場者プレゼントは、Stereo誌付録にあった、スキャンスピークの5cmユニットでした。
クレーム対応用の在庫でしょうか。クレーム対応期限が過ぎたため、と想像します。
こういう入場特典は嬉しいなあ。

11/19追記
あと3セットもらえるとさらに嬉しかったです。欲張りですね。
来年も来ます。

[PR]
by mcap-cr | 2014-11-16 10:10 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(8)