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工学オーディオに取組むオカルト嫌いです。


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音場再生UP4D型(2)

以前にも書いたのですが、再び、UP4D型の図とスピーカーユニットの写真を載せます。
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このモデルは、本当にタダの角柱です。
ほぼ正方形断面で、細長いのが特長です。
前回コンセプトの図を載せたように、平面側ではなく角側を前に向けるのが普通と違います。
共鳴管は、長岡先生に倣って折り曲げる人が多いようですが、このモデルは折り曲げなしです。
折り曲げる理由は、設置場所の制約以外に癖を減らすためのようですが、共鳴管は癖が大事と思っている自分には、折り曲げを無くしたいという思いがあります。
今回のは短いですが、それでもだら下がりに50Hzくらいまでは出ているようです。

続いてスピーカーユニットは、
a0246407_20461041.jpg

秋月電子の200円税込みのユニットです。
このユニットを使っても良い評判は見ないですが、UP4Dに使うと最高のパフォーマンスを発揮します。
自分は、異常に高額なユニットも1ペア所有しており、そのパフォーマンスはもちろん良いのですが、UP4D+200円ユニットは、部分的には上回るパフォーマンスを出すと思います。
最初に聴いたときは、ほとんど凍り付いて、その高額モデルよりも良いと思ったほどです。
妻は本当にそう思ったかもしれません。
だって、本当に教会や小さなホールで聴くような感じです。

オーディオマニアは、やたらと音を分離したがる人が多いですが、生の音は、直接音と反射音とがミックスされて、見えているのに音がどこから鳴っているのか分からないものです。
このUP4Dは、自宅に居ながら小さなコンサートホールそのままの音を出すのですから、これには驚かざるを得ません。
生の音楽に親しんだ人はぶっ飛ぶに違いありません。
それほどまでにスゴイのがこのウルトラチープモデルです。

問題は、クラシック曲以外でパフォーマンスを出せるソースが稀なことです。
マイクを口にくっつけて録音したり、人工的にエコーを掛けたソースは全然駄目です。
空間を収録したソースだけがパフォーマンスを発揮します。

このシステムを聴いて、5m直管の共鳴管を作りたくなりました。ムリですが。
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by mcap-cr | 2015-02-28 21:05 | 音場型 | Trackback | Comments(0)

音場再生UP4D型(1)

少し古い話題になりますが、昨年のスピーカー再生技術研究会のオフ会で発表した音場再生型共鳴管について備忘録として書きます。
a0246407_67677.jpg

上の写真のとおり、きわめて細くひょろ長い形です。
細すぎて、共鳴管としての動作も限られています。
スピーカーユニットの裏側から共鳴管開放端までの距離も短いので背面の音は相当漏れているでしょう。
極めつけは、スピーカーユニットの価格が、8%消費税込みで1本200円ということです。

このスピーカーシステムが、今までに経験したことのない、音と音場感を実現してしまいました。
このシステムは、以下の意味で常識とかけ離れています。

(1) 共鳴効果の少ない細い共鳴管
(2) スピーカーユニットの配置がバラバラ
(3) 音響用とは云えない価格のスピーカーユニット

あまりにも良い意味での期待はずれのパフォーマンスを示してしまったものですから、わざわざUP4D型と命名してしまいました。
UP4D : UnParallel 4-Direction (段違い平行4方向型)
という意味です。段違い平行というのは、器械体操女子の種目のUnparallel Bar(段違い平行棒)のような感じです。
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英語で書いてあるのは、英語のブログに書いたものをそのまま使っているためです。

このシステムの音と音場は、実際に聞かなければ納得できないものなのですが、興味のある方は、ご連絡頂ければ、お聞かせすることは可能です。
現在は自宅ではなく千葉の実家に置いてあります。

東京湯島の自宅から千葉の実家(稲毛区)まで行くと、交通費が3000円弱かかるので、作ったほうが安いかな?と思うくらいのコストです。
実際に経験したい方は、作ってもそんなものなので、満足保証はできませんが、お勧めしてもいいかな、と思う程度です。
ただし、以下のポイントだけは、絶対に外さないでください。
(1) 段違い平行配置
(2) 極めて細い正方形断面で、上側を開放する
(3) 全体的に座った場合に耳より高めの配置
(4) 少し広めの空間(6畳では効果が小さかった)
(5) 後ろ側は数十センチ以上空ける
(6) シリパラ接続
スピーカーユニットは、他のものでも良いと思いますが、探した中での最安が7cmのフルレンジでした。
8cmでは少し太くなってしまうので、効果は減るかもわかりません。

以前長岡先生が、パフォーマンスに文句を言う人がいるので、中身を見たら、自分が書いたのと全然違うことをやっていた、と書かれていました。
そんなものだと思ってください
ポイントを外すと全く別なシステムになります。

UP4D型については、また、書いていきたいと思います。
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by mcap-cr | 2015-02-26 06:39 | 音場型 | Trackback | Comments(0)

こだわりを捨ててみたら

前回、『カネをかけないほど良くなる』ということを書きました。

以前は、限定品とかに拘りたい気持ちがあったのですが、いまはこだわりがありません。
限定品は、長岡式チャレンジという目標があったからこそ価値が生きていたと思います。
しかし、長岡式がベストかどうかはそれぞれの判断による、と気付いてからは、限定品が自分には無意味になりました。
値段が同じならいいのですが、2倍以上だと、やっぱり引いてしまいます。

それと、Oさんのスピーカーユニットの改造を見ていたら、オーディオ用と一般用との境があまりないことに気付きました。
振動板が.....だから、とか、思ったほどの差にはならない場合も多いようです。
マグネットサイズも、一般用廉価品でもあまり変わりません。
実際に、1個200円のユニットを使ってみたら、今までに聴いたことのない音と音場感が出ました

ということで、スピーカーユニット製品に対するこだわりを捨てたら、コストに対するこだわりが生まれてきました。
コストに対するこだわり、って製造業みたいですね。

やっぱりいきつくところは同じか。

次回は、1ペア500円の8cmフルレンジで挑戦です。
時間がとれるようになったら...
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by mcap-cr | 2015-02-25 21:54 | 音場型 | Trackback | Comments(2)
オーディオファンには超有名な長岡先生は、制約を決めてから設計するほうが結果として良いものができる、と書かれていました。

この中に真実が含まれています。


制約があったらどうするか。
まず制約を取り払う検討をする。
できなければ、制約の範囲内で工夫する。
工夫の結果として、良いものが生まれる。


こんな流れでしょう。

実際に制約が資金だったらどうするか。

どうやってコストを減らすか
どうやって同じコストでパフォーマンスを上げるか

こうして工夫する過程で、いろいろなことを調べなければなりません、
調べることで、真実が見えてくる。
そこ結果新たな発見が生まれる。

こうして、資金の制約が研究のパフォーマンスを上げてくれます。
最後の最後には、どうしても、資金が必要、ということは往々にしてあります。
しかし、自分が、本当にその最終ステージにいるのか、あるいは、途上にいるのか、判断しなければなりません。
途上にいる間にコストの制約を取り払うと、工夫が止まります。
工夫が止まると、発見が止まります。
こうして、コストの制約を取り払うことが研究の効率を下げます。

自分は、多自由度バスレフの研究を始めようとしてから、実際に開発段階が始まるのに数年の、何も開発できない期間がありました。
その期間には、モデル化を間違えていたり、アルゴリズムを間違えていたり、試行錯誤を重ねていました。
そして、モデル化が、概ね間違えていないと確信できるようになってからは、一気に開発が進みました。
いまでも、計算アルゴリズムを検討したり、計算結果を前に思考したり、開発の中心は、プログラミングです。

プログラミングのためのコストは、安価なパソコン代と電気代、インターネット代くらいのものでしょう。
こうしたコストはプログラミングしなくても必要ですから、プログラミング代は、ほぼタダと言ってよいでしょう。

結局、『カネをかけなければかけないほど良いものができる』と私は思います。
こんな人間ばかりだったら景気はますます悪くなりそうですね。
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by mcap-cr | 2015-02-21 12:53 | 音場型 | Trackback | Comments(0)

サイトの引越し

ウェブサイトをWebcrowに引っ越しました。
既に、このブログの外部リンクは、Webcrowのアドレスになっています。
まだ、間違いは多少あるでしょうから、変なところを発見したら、お知らせいただけると嬉しいです。
引越し先
Project MCAP-CR

新しいサイトは、まだ、検索エンジンに引っ掛かりませんので、FC2も並行して更新してゆきます。
ウェブクロウは、とりあえず最大ファイルサイズが3MBなので、まあ何とかなりそうです。
FC2の250kBはジョークにも程がありますが、何かあったのでしょうか?

リンクされている方は、新しいサイトへのリンク換えをお願いいたします。

FC2のサイトからも、Webcrowにリンクするようにしておきます。
これを機会にウェブサイトも再度お読みくださいね。
よろしくお願いいたします。
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by mcap-cr | 2015-02-18 21:14 | コンピュータ関連 | Trackback | Comments(0)

徐々に引越し

FC2は便利で制約の少ないウェブサーバサービスでしたが、いつのまにかファイルサイズに極端な制約が加わっていました。
これでは、サイトの正常な運営ができません。
そこで、別なサーバーに少しずつ引っ越そうと準備しています。
当面は、併用でいき、最終的にはどうするか、後で考えます。
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by mcap-cr | 2015-02-13 06:51 | コンピュータ関連 | Trackback | Comments(0)
フランス人の友人から、GUIのシミュレータがダウンロードできない、と指摘を受けて調べてみると、
FC2の無料サービスでは、たったの250kBまでのサイズしか利用できない、という驚くべき制約が加えられていたことに気付きました!
これでは、シミュレータは配布できません。
目下対応策は有償版に切り替えることですが、広告収入なんて月に百円前後しかないので、とてもまかないきれません(涙)。
さてどうやって大きなファイルを配布しようか、思案中です。
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by mcap-cr | 2015-02-10 06:39 | コンピュータ関連 | Trackback | Comments(0)
自分が初めてコンピュータ教育を受けた1980年代は、まだ、パソコンメーカーごとにOSがありました。
パソコンなんて高価だったので手が届きませんでしたが、タイムシェアリングのコンピュータ(機種不明)で、FORTRANプログラミングを演習しました。
当時はCPUタイムなんていうものが割り当てられていて、演算時間に制約がありました。
とは云っても、サボっていればCPUタイムを消費せず、使い切ることはありませんでしたが。
その時代はプログラムを自分で作る時代だったので、ソフトウェア?それ何?
という感じでした。
そんな時代では当然のことながら、内容不明のソフトなどは見る機会がありませんでした。
日本のコンピュータ技術は、米国から常に遅れをとっていますが、そうした遅れのおかげで良い文化もありました。
『中身を分からないままソフトを使うな』
というのは、日本の素晴らしい文化だったと思います。
特に、計算系のソフトウェアは、中身が分からずに使うととんでもない結果を出します。
中身が全く不明のソフトでは、とんでもないことをやってしまいがちなわけで、そういうものに基く情報も巷には氾濫しています。
そして、その結果に基く二次情報、三次情報...とデタラメの連鎖が続き、その結果、ISILのようなテロ組織ができたり、それを支援する日本のマスコミのようなものが出来上がってしまうという訳です。
先日、テレビ朝日の報道に対して、外務省が取消し要請をしました。
ざっくり書くと、テレビ朝日が、関係者の情報として、引用元を明示せず(おそらく自分も関係者に含まれるからでしょう)、捏造報道したということです。
最近は、インターネットのまとめサイトや個人のブログなどで、捏造はすぐにバレますが、それでも新聞やテレビでしか情報を得られない人にはバレません。
マスコミが、『騙される者だけを騙す』という、詐欺師の常套手段を行使できているのは、騙される人がいるからです。
元々の日本文化である『中身を分からないままソフトを使うな』という原則を守ればマスコミ情報の辻褄が合わないことは分かるので騙される人はぐっと減るはずです。

そして行き着くところは、教育現場ですが、プロパガンダを垂れ流す教師を一掃しなければ日本の再生は難しいのでしょうね...

バスレフの研究は、常識のタブーを斬ることでもあります。
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by mcap-cr | 2015-02-06 06:55 | その他 | Trackback | Comments(2)
まだ始めたところで、公開の予定は立っていませんが、シミュレーションプログラムのドキュメントを作りはじめました。
コンピュータプログラムは、あくまでも、書かれたままに動作するのですが、間違って書けば間違ったとおり正しく動作します。
かように素直なのがプログラミングの特徴です。
問題は、書いた本人が中身を忘れてしまうことです。
公開済みのシミュレーションプログラム現状最終版は、以下の4つのモジュールで構成されています。

(1)離散フーリエ変換モジュール
(2)離散フーリエ変換の一部分だけを実行するモジュール
(3)漸化式の逐次計算モジュール
(4)メインモジュール

このうち、2番目のモジュールは、非常に短い記述なので簡単ですが、それでも、『何故このような処理をしたのか』ということを忘れています。
コンパイルしたプログラムがそれらしく動作しているからと云って、正しくプログラミングできた、とならないのが、プログラミングの難しいところです。

目標は3ヶ月くらいとしたいと思います。
私のコードを読んだ人は極々少数のようですので、『お楽しみに!』とも書けないところですが...
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by mcap-cr | 2015-02-02 06:50 | プログラミング | Trackback | Comments(0)