久しぶりのオペラらしいオペラ
昨日午後、小澤征爾音楽塾の『ラ・ボエーム』を聴きました。
今年初めて小澤征爾音楽塾の存在を知ったので、平日ですが、予定されていた通院の後ということで、休暇を1日にして行ってきました。
場所は東京文化会館大ホールでした。
最近は、演奏家形式の公演が多い中、立派な舞台で驚きました。
日本語字幕もあったので、理解を深めてくれました。
『ラ・ボエーム』は有名曲ですが、私が聴いたのはたぶんこれで3回目です。
1回目はニューヨークのメトロポリタンで、2回目は、ピッツバーグオペラ(ローカルですが)で聴きました。
そして、今回やっと3回目です。
日本でのプッチーニ作品の上演は、トスカが圧倒的に多く、次いで、トゥーランドットが多いようで、ラ・ボエームは、意外にすくないような気がします。
そんな中で久しぶりに聞けたのは幸運でした。
今回は、舞台設備が大規模で、出演者も多く本当に本格的でした。
カーテンコールには、小澤さんも登場。
車椅子姿なのは痛々しかったのですが、まだまで頑張って頂ければいいともいます。
もうすでに音楽塾の公演は19年になるそうで、もう少し早く気づいておけば良かった。
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by mcap-cr
| 2023-03-24 06:31
| 音楽・コンクール
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人工音声による読上げ
読上げソフトを使ったYoutubeの動画を見ているといつも感心します。
内容はさておいて、紙芝居のような静止画に近い画像を表示してスクリプトを読上げソフトで読ませる。
それだけで、話を聞いてしまいます。
読上げソフトには感情が入らないので人の語りとは違います。
しかし、これを逆に言えば、感情は聴く側に委ねられているということです。
よく言えば押しつけがましくありません。
自分が書くことなどちょっと押しつけがましいことが多いと思います。
しかし、押しつけがましいのは嫌いなので、矛盾しています。
たった一人の人間の中に矛盾した主張が出てくるのですから、人間は面白い、といっても、これを『人間』として一般化していいのかは分かりません。
他の人にも矛盾した主張を感じることはありますが、他人の心理状態まで把握できるわけではありません。
しかし、たぶん、一体化した自己の中に矛盾した主張を持つ個体はそこそこの数存在すると思うので、とりあえず、一般化した書き方も許容できるとして押し付けて書きます。
自分の場合、価値は自分で決めたい派です。
自分で価値の差が分からないものには手を出さないほうがいいとまで思います。
ですから、基本的には自分の勝手な解釈、思い込み、限られた経験と知識によって自分の感想が生まれます。
そういう意味で、自分に解釈と評価を委ねられる読上げソフトは画期的です。
こういう考え方の背景は生い立ちにもあるかもしれません。
結婚してから米国に住んでいたときに、母親に欲しい本があったら送ってあげるよと言われました。
そこで、ある本をリクエストしたのですが、一向に送ってきませんでした。
そしてなぜ送ってこないのか聞いてみると、母親のフィルターにかかって、くだらないものとしてふるい落とされたということが分かりました。
くだらないかどうか判断するのはこちらです。
そういう価値観の押付は本当に嫌いです。
新聞の社説のようなものも、意見として読むのはいいが、押し付けられるのはすごく嫌です。
世の中にはいろいろな人がいるのだから、それぞれの考えを持つのは勝手だが、それを他人に押し付けるべきではない、というのが考えです。
自分も押しつけがましいことは書いてますが、読む側が押し付けられる必要は全くありません。
すべて主体は情報を受け取る側にあるからです。
そういう意味で読上げソフトには好感が持てます。
読上げソフトは、いつも同じです。
へんな癖もありますが、押し付ける癖ではなく、訛りみたいな感じです。
できれば、ニュースなんかも読上げソフトのほうがいいと思います。
アナウンサーの感想なんかどうでもいいからです。
ニュース記事のほとんどが意見と書き手の希望であることは以前にも書きました。
そんな意見で紙面を独占するのではなく、事実の部分だけで多くの項目を占めてもらえるなら新聞だって買ってもいいと思います。
もうアナウンサーのような仕事は読上げソフトに委ねるべきだと思っています。
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by mcap-cr
| 2023-03-21 06:03
| 社会科学
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気にする人の程度の問題
いつ登録したかは覚えていないのですが、いつの間にかQuoraというサイトからダイジェストメールが送られて来るようになりました。
その中にこんなのがありました。
XX大学とXX大学とではどちらが格上ですか?
私は、もう長年を生きてきた経験から、この手の疑問にはさして意味がないことを知っています。
もちろん、進路によってはXX大学がXX方面に進むには、コネが効く、ということがあるのは否定しませんが、一般論として比較しても意味はないだろうと思います。
どうして、こういう疑問が出てくるのか?
そのほうが問題でしょう。
自分の場合も、親がこういう程度だったので、振り回されてきました。
偏差値のような指標も意味がないとは云いませんが、受験時に偏差値が高かったことと、卒業時に学業を身につけているというのはあまり関係ありません。
受験時の偏差値がかけ離れていれば多少はあるかもしれませんが、10くらいの差だったら誤差範囲に入ってしまうでしょう。
更にいえば、大学なんか出てしまえば、あとは自分の努力次第であって、専門科目については、ある程度そのまま役立つ部分がありますが、受験時の偏差値なんか、仕事ができるかどうかには関係ありません。
それでも、有害な雑誌が受験特集をしたりしていて、XX高校からXX大学には何名合格みたいなくだらない記事を書いていて、それを喜んで買う人がいるからこういうくだらない指標が維持されてきたのでしょう。
自分の親も、学校の名前を気にするタイプでした。
いま思えば仕事ができなかったのでしょう。
まじめに仕事で勝負すれば、営業の仕事に学歴とか出身校がどことかあまり関係ないことは容易にわかるはずです。
もちろん、学校で教わる内容をトークに使えたりとか、同じ出身校でお客と話が盛り上がるとかそういうのがないとはいえませんが、ふつうはそういうことだけで業者を選ぶことはないでしょう。
それに、出身校がそんなに大切だと云うのは、自分も勉強していなかったのでしょう。
勉強すれば気付くことはたくさんあるはずですから。
いずれにしても、そういう一部だけを抜き出す評価は嫌いだし自分はそういう考えの人とは話が合わないだろうと思います。
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by mcap-cr
| 2023-03-20 12:40
| 社会科学
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ソフトウェア/ファイルの互換性
ペーパーレスの時代になり、自分も紙を使わないことが多くなりました。
ペーパーレスなら、電子メールで大概のものが送れるので便利なことこのうえありません。
しかし、互換性の問題に突き当たる人が少くありません。
多分私が送ったり、ウェブサイトで配布しているファイルで困る人は殆ど無いだろうと思いますが、自分が受け取ったファイルで困ったことはすくなくありません。
自分が配布するファイルの場合には、誰が受け取っても困らないよう配慮しています。
たとえば、
PDFフォーマットで配布する。
特定ソフトでしか開けないファイルは、そのように注釈を入れる。
ファイルサイズはできる限り圧縮する。
というのは当然のことですが、それ以外にも、文書中の図形はビットマップにする、図形は文字としてアンカリングする、というようなことも心がけています。
こうすることで、PDF以外のファイルを別なソフトで開いても表示の状況は大差ないところに落ち着きます。
図形の編集まで共有するなら、同じソフトの同じバージョンで、使うフォントも共有し、OSのバージョンまでも合わせなければ完璧にはなりません。
CADにも標準フォーマットはありますが、開くソフトが違うと同じにならない、という問題がどうしても発生します。
そういうことは予め想定しておいて、機種依存文字を使わないとか、特殊な機能を使わない、など心がけることがたくさんあります。
要は、ファイルを共有するなら相手のことを考えなければなりません。
かつては、『このページはインターネットエクスプローラーのバージョンXXでないと表示されません』という、みっともないことが公然と行われていましたが、いまは、スマホが登場したお陰でそういうことがなくなってきました。
たぶん、こういうのが、今の時代のリテラシーなのではないかと思います。
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by mcap-cr
| 2023-03-19 08:15
| コンピュータ関連
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マスク着用
つい最近マスク着用の推奨が無くなりました。
実は、もっとずっと前から、屋外での着用の推奨が無くなっていることを、Youtubeの広告で知ってはいました。
それでも、いまでも、ほとんどの人が屋外を含めてマスクを着用しています。
いまは、コロナの弱毒化が進んでいるようなので、もうとっくに必要なかったのでしょう。
マスクをするほうがいいこともありますが、息苦しいのはかえって悪いような気がします。
マスクをしていていいのは、虫を吸い込まないことです。
暖かくなってくると小さな虫が浮遊しているので、歩行して呼吸しているだけで吸い込んでしまいます。
マスクはそういう異物の吸入も防げるのでいいといえばいいのですが、空気抵抗が大きいのが問題です。
空気抵抗の小さなマスクというのを考えてみると、通風面積を増やすか、メッシュを荒くするかという選択になりそうです。
防塵マスクの場合は、ろ材を襞にして通風面積を増やし、かつ、排気用の逆止ダンパーを設けることで、呼吸を楽にしています。
防塵マスクは楽なのですが、あれを着用して外を歩くというのもちょっと目立ちます。
コロナ初期にはもっとすごいマスクに全面フェイスシールドをしている人を見ましたが、もうそういう人はいないでしょう。
今後はメッシュの粗いマスクを探せばいいかと考えています。
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by mcap-cr
| 2023-03-17 12:21
| その他
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