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MCAP-CRの設計法(0)

昨日は、退役軍人の日で、米国政府がお休みだったので、自分も仕事にはいかずに、有料老人ホームと不動産会社に行ってきました。
どちらも、自分の高校時代には歩いていた地域だったのですが、卒業以来一度も訪れた記憶がなく、道もよく分かりませんでした。
自分が通っていた高校からほど近いところでも、町並みが大きく変わった感じでもありませんが、もうすっかり分かりません。
浦島太郎ってそんな感じだったのでしょうね。
玉手箱を開けると時間軸のずれていた現実世界に戻る、というのは、相対性理論を知らなければ想像できないお話だと思いますが、作者はどうしてこういうお話を考えたのか気になります。
全然関係ありませんが。
老人ホームも先日見学した施設とはずいぶん違ってさっぱりしていました。
案内してくれたのは常駐職員だったので入所者との関係についての雰囲気もよくわかりました。
千葉の中心部から徒歩圏内なのですが、閑静で空き地も残っています。
四十数年前にこの辺を買っていたら苦労はなかったろうと思います。
資産価値も実家よりずっと高いですし。
こちらホームのほうが前回見た船橋のよりいい感じがしました。

MCAP-CRの設計シミュレーションについて書きます。
シミュレーションプログラムは、簡単に云うと、連成振動モデルの解析プログラムです。
単振動は、高校の物理で教わります。
連成振動は、私の学生時代は学部で教わりましたが、いまでは大学院で教わるのかもしれません。
学校で教わる連成振動は、方程式の行列を対角化して、独立した直交軸について分解し、単振動として解きます。
単振動として解いたあと、元に戻せば、実軸の変位に変換できます(たぶん講義ではそこは自明として省略しますが)。
MCAP-CRのモデルは、直交化を諦めたので、そのまま解いています。
数値解であれば、そのまま解くのが難しくないからです。
本当は学校で教わるように対角化して格好良く解きたかったのですが、私にはできなかったのでしょうがありません。
できなかった理由は、一般化すると質点の質量を同じにできないからです。
行列を対角化する際に、その行列が対称行列ならヤコビ法などで格好良く対角化できますが、ダクトの中の空気の質量を、全部m0と同じにしなければ、対象行列になりません。
それでは全然実用的でないので、CPUに頼って力づくで計算するのがシミュレーションプログラムです。

MCAP-CRの最大の特徴は、運動方程式を一般化できることです。
一般化できるので、解くことができる訳です。
これが、CBS-CRやAICC-CRとなると、特定の形に特化しなければ解くことができず、面倒です。
また、MCAP-CRは、その特殊例として、ダブルバスレフを含み、また、ダブルバスレフの副空気室を部屋と同等の大きさにすれば、シングルバスレフと同等のモデルとして解くことができます。
こういうツールは、それはそれで面白いのですが、いきなり解がほしい人にはまどろっこしいものだと思います。
最初に非定常解を計算できたときはすごく嬉しかったのですが、いまは、非定常解を連続的に求めて繋いで定常解を求めるようにしています。
いまは、CPUが恐ろしく速いので、こういう計算なんかあっという間にできてしまいます。

それでも、まだまだ垣根は高いです。

ということで、現在の私の設計法を書きます。
これは、実績に基いてたどり着いた設計法です。

まず、方針として、空気室の容量の大小(いわゆる箱側)で共振周波数を決めます。
かつては、ダクトに含まれる空気の質量(いわゆるダクト側)で決めていましたが、ダクトを肥大化すると、効率が落ちてしまいます。

箱が大きいと、共振周波数が下がり、質点の振幅が大きくなります。
小さいと逆の効果になります。

ダクト側は、断面積、長さがそれぞれのダクトに対して決められるのでは、設計の自由度が大きすぎて方針が定まりません。
したがって初期設定としては、全部同じ面積、同じ長さとします。
こうすることで、過度な自由度を減らして、方向性を決めやすくします。
断面積が大きければ共振周波数が上がり、長さが大きければ共振周波数が下がる、これを念頭に置いて、ダクトの条件を設定します。

シミュレーションプログラムでは、設計条件を複数設定できるので、上記を念頭に置いてダクトの長さが少しづ違うケースをつくります。

ダクトの断面積は、振動板の断面積に比例する必要はありません。
自分が決めている目安は、
口径8cm:直径30〜40mm
口径10cm:直径40mm〜50mm
口径16cm:〜50mm

ユニットそのものの低音レベルが高い場合には、振動板から十分に聞こえる領域をダクトで強調してもしょうがないので、ダクト断面積を小さくして更新周波数を下げます。

また、低音の出にくいユニットは、箱を大きくします。

こうやって、実用的な範囲の中で、ダクトを変えながら良さそうなポイントを探ります。

以前、ある方から80cmウーファーの箱は数立方メートルが理想だとか、400リットルではダクトの長さを数メートルにすることが必要だと云われたことを書きましたが、そういう非現実的な条件を設定すると、せっかくのユニットが使用不可能になってしまいます。
この例では、ダクトの断面積を小さくすればいいだけで、無理に公式通りのバスレフにする意味はありません。

これからちょくちょくシミュレーションプログラムのことを書いていこうと思います。


# by mcap-cr | 2019-11-12 06:06 | スピーカー設計 | Trackback | Comments(0)

有料老人ホームを探す

昨日は、卓球ワールドカップの女子決勝があり日本は二位を獲得したのですが盛り上がりは無かったようで残念でした。
一位はいつもの国で、実力差は大きいのですが、それでも二位おめでとうございます。
卓球は、目まぐるしく動き、あれ?いま点が入ったの?
という感じだし、大抵の場合、点をとったほうが決めたというより、ミスしたほうが点を取られる感じなので見ていて地味では有ります。
でも立派に戦いました。


話は変わって介護の問題です。
自分の母親が入院して衰えてしまってからは、施設に入って安心ではありますが、できたら、もう少し自由にさせて上げたいとおもいます。
そこで対策を考えていたらもう有料老人ホームしか選択肢がないことが分かったので、いろいろと探し始めています。
先日は、西船橋にある施設を見学しました。
西船橋たと私の自宅から地下鉄だけでいけるので、時間的にもラクだし、JRやバスを使わないので運賃も助かります。
しかし、場所がいいだけあって、部屋が狭いという問題はあり、また、いまお世話になってしまっている病院も使えなくなってしまうという問題が有ります。
そこで今日は、これも妥協の産物ですが千葉市内の比較的不便でない場所の施設を見学に行きます。
そして、ついでの不動産屋にも母親宅の売却の相談に行きます。

有料老人ホームの価格はいろいろありますが、都内のいいところだと、入居時に何千万、毎月何十万というのがザラにあります。
そういうブルジョア物件は無理なので、入居時ゼロ円、毎月十数万というのが狙いめです。
それくらいの物件も多いのですが、東京都内では厳しいので、母親の住民票がある千葉県内が狙いめです。

千葉に仕事さえあれば、母親の自宅を建て替えて自分が住んで、今の自宅を賃貸するということで資金も捻出できるのですが、そう簡単にはいきません。

制約の多い中での最適化は、数学的には簡単ですが、実世界では簡単にいきません。


# by mcap-cr | 2019-11-11 06:59 | その他 | Trackback | Comments(2)

久々の工場見学

昨日は、日本製鉄の君津製鉄所を見学しました。
株主ご招待というイベントで初めて当選したので行ってきました。
私も妻も1000株ずつくらい所有しているのですがいままで当選したことがありませんでした。
今回は妻が当選したのでその連れということで見ることができました。

最近は、日鉄株も随分下がってしまっていて塩漬け状態になっています。
こういうものは、下がったからと一喜一憂する必要はなく、倒産しない限りなんとかなる場合もあります。
以前に持っていた神戸製鋼の株は、安いときに少しずつ購入し、品質偽造問題でまずいことになりましたが、そちらは購入価格が低かったので何とか損せずに売りり抜けてました。
日鉄は、品質問題が発生するとは思えないので、倒産しない限り大丈夫、倒産する危険性はないだろう、という読みで株価がここ10年位の底に近いときに少しずつ購入して所有しています。
それが、AIによるトレードシステム参入の影響かどうか分かりませんが、必要以上に下がりすぎてしまった感があります。

私の場合、全く知らない業界の株を持つのは何となく不安なので、なるべく製造業関係の株を所有することにしています。
また、値動きの激しいのは株価監視が大変なので、安定した業界の株にしているわけですが、AIが導入されてから、株価にバイアスがかかってしまったようで、含み損は7桁あります。
こういうのも、まあしょうがないことではありますが。

君津製鐵所は、電車で行くと大変ですが、会社が準備してくれたバスは京橋の乗車場からアクアライン経由で短時間に到着しました。
簡単な説明を聞いてから、熱間圧延工程を見学しました。
高炉も外から見学したのですが、中が全く見えないのでグーグルアースと大差ない感じでした。

見学のあとの質疑応答を聞くと、多くはごく初歩的な技術的質問でした。
鉄は、金属の中でも特に奥の深いもので、炭素などと化合して性質が変わります。
この組成や熱処理温度などで機械的性質が変わるので、勉強すると覚えることが多く大変ですが、少しだけでも頭に入っていれば説明はピンときます。

質問の中には、度重なるリサイクルで劣化しないのか?というものがありました。
こういうのは、高校の化学で、元素について理解していればあり得ない疑問であることがわかります。
元素が変化(劣化)するためには、電子や陽子の数を変えなければならず核反応が必要なので、普通、そういうことはありません。
そういうことが可能なら錬金術も実用化できてしまうことになります。
鉄製品の場合、主要な元素は鉄ですが、炭素や他の金属が化合しているので、初期のプロセスに戻せば同じような化合物をつくることができます。
リサイクル材料に含まれる金属成分によっては組成量の誤差が上がってしまう可能性が有りますが、リサイクル前に分別すればそれほど大きな問題になることはないでしょう。
機密の保護はそのように管理しているのか、というような質問があるかと思いましたがそういうことには興味ある人はいなかったようです。
隣国がパクリ大国ばっかりなので、こういうのが心配なんですけどね。

久しぶりに工場見学して昔を懐かしみました。


# by mcap-cr | 2019-11-10 06:09 | その他 | Trackback | Comments(2)

Twitter

赤字だったTwitter社も、トランプ大統領が積極的に情報を発信し始めてから評価が変わったのではないかと思います。
既存の報道機関がフェイクニュースを垂れ流すのは、米国も日本も変わらないようで、トランプ大統領が、CNNに対して"fake news"と読んだのをきっかけにこの言葉が流行り始めました。
そして、嘘ニュースを流されないようTwitterを使って直接情報の発信している、というのが実態です。
日本でも、世耕前経産大臣が、積極的に情報発信していましたが、日本のフェイクニュース陣は、嘘を垂れ流し続けました。
#KuTooなんていのもフェイクニュースの事例でしょう。
どこかの人が、フェイク新聞社と結託して、葬儀屋業の仕事でハイヒールを履くことを共用されて苦痛だという主張を始めました。
ネットでは、『葬儀屋でハイヒールなんてむしろ禁止のはずだ』、『あり得ない』という意見が交わされて、結局、その情報ソースは、会社に相談なんかしていなかったことがバレてしまいました。

Twitterのようなものは、こういうフェイクから身を守るのに有効なツールですが、それ以外にも、情報入手の手助けになります。
最近は、音楽関連の情報を入手するのに、Twitterを使うようになりました。
ウェブサイトで情報を監視するにしても、あちこち目を光らせるのは大変です。
Twitterを使って情報を入手したい分野の誰か、またはどこかの組織をフォローしていると、情報が入ってくるので、そこで、自分の聴きたいコンサートのことが分かります。
大劇場や大オーケストラの公演情報なら他のソースでも入手できますが、まだ有名になる前の演奏者の公演情報はこういうツールでないとなかなか入手できません。

しかし、いまだに使い方がよくわかりません。
先日、どなたかにフォローされました。
妙だと思って確認したら、自分もフォローしていることになっています。
自分の誤操作で気を使わせてしまったようです。

でも、迷惑にもならないでしょうから、それはそれで何かの縁なのだと思います。
こういうツールはうまく使えばいいことがたくさんありそうです。


# by mcap-cr | 2019-11-09 05:48 | コンピュータ関連 | Trackback | Comments(2)

不動産

昨日は、母親の荷物をケアハウスから移動しました。
ケアハウスには、母親が9月に病院から退院した後、いったん私の自宅で過ごしてから入所しました。
慣れないところで混乱したと見えて部屋に戻れなくなったりしたらしく、翌日に老健に移されました。
ケアハウスには、しっかりしたうちなら問題なく入れるのですが、ちょっと障害が出ると対応してもらえません。
こんなことなら入れてもらえなければよかったのですが、そんなことを云っても始まりません。
ということで、有料老人ホームを探しているところです。
ケアハウスは、問題が発生してからでは利用できず、問題発生後の予防保全として利用するのが得策のようです。

引き揚げるための荷物の移動で困ったのは冷蔵庫です。
霜取り機能のある製品かで最小のものを購入してケアハウスに配達してもらっていました。
しかし明け渡しのため、今度は自分で移動しなければなりませんでした。
幸いレンタカーのミニバンに収容できたので、母親の自宅まで運び仮置きできました。

この母親の自宅は、現在だれも住んでおらず使い道がないので、有料老人ホームのコスト負担の足しにするため売りに出すことにしました。
便利な場所ならすぐに買い手も付くでしょうが、駅から遠くバスもない場所では、自動車で通勤する人以外には必要がありません。

そもそもどうしてこんなところを購入したのか疑問に思っていました。
この住宅は、父親が務めていた会社の関連会社の売出し物件だったのですが、考えてから買ったとは思えません。
どう贔屓目にみても、価値のある物件とは思えません。
将来の売却に困るような物件には手を出すべきでないと思います。

女房に云われてはたと気付きました。

『ふつうは子供の教育を中心に考える』

そうしていれば、こんな場所は買わなかったはずです。
なにしろ、通える学区の中学校は、近いほうで4km離れていました。
そして電車もバスもなし。
自転車か徒歩で、大型トラックがびゅんびゅん通る、歩道もないような道4kmを通う...
あり得ません。
結局選んだのは、駅まで徒歩25分、そして1時間に連続2本しか来ない列車に乗って2駅、そこからは徒歩7〜8分でした。
もっと近くに中学校はあったのですが、学区が違うので通うことができません。

こうやって、子供のことを考えないで買ったのが、この家です。
父親の収入を考えると、倍の価格の物件でも十分に買えたはずです。
倍の値段の物件を購入していればいまでは買った値段の数倍で売れたでしょう。
いっぽう実際に購入したほうの物件の査定は、45年前に購入した価格の約半分です。
まさしく安物買いの銭失いを地で行った例だと思います。

かくしてそういう因果は自分に返ってくるのですが、その因果を受けるのも子供(私)です...
『なんだかなあ...』とずっと思ってきましたが、そういう運命には理由があるという事例でした。

まあ、こういうことを思ってもしょうがないので、自分は自分の道を歩むしかありません。
幸いにも自分は東京のそこそこ便利な立地に住んでいるので、この経験を糧にして、早めにケアハウスに移り住み、自宅は賃貸しようと思います。
継ぐ人はいませんが、遠縁の誰かに残すにも、死んだ後の始末不要の賃貸物件を相続できるなら、そんなに悪いことはないでしょう。

やっぱり、不動産には、将来の自分の姿を想像してから手を出すべきです。
資産価値のない不動産は負の遺産です。
放置してゴミ投機されたりしたら泣くに泣けません。
長期的な計画が必要なんだろうと思います。


# by mcap-cr | 2019-11-08 06:17 | その他 | Trackback | Comments(2)

音楽は生演奏が最高ですが、レコード音楽は、工学オーディオによってリーゾナブルなコストで楽しみましょう。


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