昨日ブッフビンダーと東京春祭オーケストラによる、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲演奏会の第一日目を聞きました。
曲目は、2番、4番、3番の3曲でした。
指揮は、ブッフビンダー本人です。
独奏者による指揮は、聴いた経験がないので、戸惑いましたが、その意図は演奏が始まってすぐに理解しました。
ブッフビンダーは、ピアノを独奏しているのではなく、オーケストラ全体を演奏していたのでした。
オーケストラパートのピアノ部分は指揮者が演奏する。
そういうものだったのか。
協奏曲の独奏者は、腕前を聴かせる印象があります。
腕前と共に、ソロ楽器を際立たせて曲を表現する、オーケストラは、独奏を引き立てる、そういう印象がありました。
ブッフビンダーは、全然違います。
協奏曲は、ソロとオーケストラの対比ではなく、ひとつの曲をオーケストラが演奏する、その中に、ソロ楽器が溶け込んでいる。
そういうものだったのか。
初めて感じた演奏でした。
Buchbinderは、歩くときには少しよたよたという感じですが、ピアノ演奏は、滑らか、歩く動きからは想像ができません。
他の演奏者とは違い、演奏開始前に、呼吸を整えたり、集中する時間をつくったりしません。
始めると決めたらさっと演奏を始める。
このスタイルは昨年聴いたピアノソナタの全曲演奏会のときも同じでした。
オーケストラがあっても、指示したら、すぐに演奏を始める。
大げさな動きは一切ありません。
このスタイルは、他に知りません。
もうひとつ、感じたのは、東京春祭オーケストラの上手さです。
これは毎年感じるのですが、少しの乱れもないだけではなく、ピアノの演奏と完全に融合していました。
音も抜群でした。
春祭オーケストラは、寄せ集めで、若手が多いのですが、若手の腕が抜群なのでしょう。
若手が上手いのは、コンクールで分かるのですが、同じように上手い人が大勢揃い、指揮がまとめるとここまでの音楽を奏でられるのでした。
日本に居ながらにここまでの音楽を普通に聴くことができるのか。
もう最高の芸術を聞きにヨーロッパに行くことではないのか。
時代が変わったことを実感しました。
htmx.process($el));"
hx-trigger="click"
hx-target="#hx-like-count-post-245220199"
hx-vals='{"url":"https:\/\/mcap.exblog.jp\/245220199\/","__csrf_value":"161581562defd68cda9cb2d7653341dd4b05cd1ddb0c62c788841b7bbaff32fd768d75994fbc9a8c1535b36abe215fd84673a67b05de3beec9c032faf8ea9df5"}'
role="button"
class="xbg-like-btn-icon">