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励磁電源の回路調査

 先日、Feastrexの音に異変が生じたことが気になったので、Feastrex純正の励磁電源を開けて、回路を調べてみました。
励磁電源の回路調査_a0246407_024815.jpg

 回路は比較的単純そうです。しかし、単純な整流回路とは少し違っているように見えました。写真のように大きなトランスが付いており、その他に電解コンデンサ等が見えます。ぱっと見た感じではダイオードブリッジがどこにあるのか判りません。
 部品をひとつひとつ調べてゆくと、AR Labという会社の部品が使われています。この会社の部品は、出川三郎さんという方がプロデュースした高級品らしく、ウェブで調べると大変高価なものでした。この励磁電源は、10万円の定価だったものですが、こういう高級部品を使うとこれでも儲からない価格設定と思いました。

 とりあえず回路図を書いてみました。
励磁電源の回路調査_a0246407_03454.gif

 ダイオードブリッジは、AR LabのB120A03HV IIという高級品でした。どうやら、通常のダイオードブリッジよりも、効率が良いもののようです。また、リップル除去用にこれもAR LabのLC-3003Hという部品が使われています。回路から推定すると、これは、コイルの類ではないかと思いますが、この部品の詳細は判りませんでした。
 回路図を起こしてみて気付いたのは、トランスの2次側を接地していないことです。本来なら、ゼロ電位の位置を決めるために、図の緑色で記したように、接地するのが普通と思います。実物を見回したところ、接地されていないようだったので、トランスの2次側0Vと接地との間の抵抗をテスターで測定したところ、やはり無限大でした。この部分の接地をしないのは有りなのだろうか?自分で接地しようかとも考えましたが、トランスの正体が不明なので止めました。
 この部分を接地していないということは、AC接続の極性の影響が大きく出そうです。整流しているので、出力電圧値は変わりませんが、先日音がおかしくなったのは、極性が違っていたためでしょうか?

 普通の部品を使って、励磁電源を作ってみたくなりました。やはり、中身を知っていたほうが何かと安心できる質なのです。音が良くなるかどうかは別として、いずれ挑戦してみましょう。
Commented by 石田 at 2013-03-14 10:25
 これは出川式整流回路用のダイオードですね。理屈は良く解かりませんが、効果はあるようです。CPMも同じようなものかな。

 励磁スピーカは是非定電流電源を試してみてください。以前試しましたが励磁電源で音はかなり変わります。
Commented by mcap-cr at 2013-03-16 08:46
石田さん
アドバイスを有難うございます。定電流電源は私には敷居が高いですが、モジュールを売っているところもあるようなので検討してみます。
しかし、励磁コイルは温度一定の条件では抵抗値が一定なので、定電圧電源とはコイルの温度が上昇するまでしか差がないように思います。定電流回路のほうがリップルが少ないということなのでしょうか?
Commented by ツトム at 2017-02-11 10:10
トランス端子の0Vの接地は、もしかすると火事します。
トランス端子は交流電圧です。
直流の0Vでない方が多いです。
接地するならば、出力コンデンサのグランド側です。
ここは直流0Vです。
Commented by mcap-cr at 2017-02-11 14:59
ツトムさん
コメントをどうも有難うございました。
トランスの端子と整流コンデンサーのマイナス側は同じ線上にあります。
トランスで設置してもコンデンサで設置しても回路上は同じになるのではないかと思いますが、違うのでしょうか?
Commented by ツトム at 2017-02-11 21:37
トランスの0V端子が出力コンデンサの0Vに繋がっていて、
テスターで導通が有ることを確認してください。
似たような出川式位相補正コンデンサでは有りません。
出力コンデンサのグランド側と導通していることが条件です。
出力コンデンサのグランド側はDC0Vです。接地できます。
接地する場合、出力コンデンサのグランドで行ってください。(トランス0Vとつながっていると思っていてもです。間違いは必ずあるからです。)
Commented by mcap-cr at 2017-02-12 09:34
ツトムさん
全然違うことを議論しているような気がしてきました。
出力コンデンサのグランド側(Feastrexはここを接地していません←これを問題にしています)とトランス二次側の片側との電位差はゼロです。
また、高圧トランスの二次側中性点は例外を除いてB種設置を義務付けられています(電技24条)。オーディオ用はB種とは違うし、高圧ではありませんが、接地が危険とは思えません。
こういうものだ、ではなく、火事が発生する理由を数式で教えてください。
by mcap-cr | 2013-03-06 00:25 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(6)

生演奏を主とすれば、オーディオは箱庭で充分でしょう。