2013年 11月 01日
Stereo誌コンテスト(5)
このために何時間も待ちました。
途中いろいろなトラブルがあったし、どの作品も全部聞いたのでかなり疲労しました。

最初の作品はこれです。

入選常連の方で、さすがにベテランだけのことのある見事な仕上げです。
個人的には、音と関係のない部品が多数付いているところが気になりました。
最後は、おなじみのkenboさんです。

この作品は、どうしても最後に持って来ざるを得なかったと思います。
他の作品を音で比較すると、どれも五十歩百歩という印象でしたが、さすがにkenboさんのはレンジが違います。
『5cmにしては』とか『5cmだから』ということは一切考えずに作ったそうです。
他の作品とはレンジが違いすぎて、比較はしないほうが良いです。
作る限りは十分なレンジを確保しなければならないと考えて作ったのでこのような形になりました。
この方式は、低域がブカブカになるバックロードホーンの出口を絞ることによって低音の音圧を調整するものです。
出口を絞ることによって音圧が抑制されるのと引換えに低域が伸びます。
多自由度バスレフのような単純モデルでは計算できませんが、いずれは研究されて、方式として確立されるでしょう。
折角なので少し辛口コメントをすると、中低域に定在波のような癖を少し感じました。
敢えていうと他の作品は、この癖の部分までも達していませんでした。
ひょっとしたら、そのために、ホールの定在波が出てしまったのかもしれません。
もちろん、表彰されなかった作品には優れたものが多数含まれているとは思いますが、表彰されたものはそんな印象を受けました。
今回は、選考委員3名といままでになく規模が小さく、また、5cmユニットという難しい課題だったので、選考基準がよく分かりませんでした。
来年もこのコンテストを続けられるといいな、と思います。
ちなみに、私は、M-TKさん、kenboさんと3名で聴講しました。
M-TKさんの作品は、この後のデモだったので聞けずしまいでしたが、別な機会にじっくり聞かせていただけるでしょう。
この後3人で、八重洲に移動し、飲んでいました。
こぼれ話をひとつ。
今回は、結果発表前のデモのときに審査員の石田先生が、kenboさんに丁寧に挨拶をされました。
同じ石田同士なのですが、これには、本人も目を白黒でした。
私は、『あなたの工作にはもう敵う人がいませんよ』というように聞こえました。
飲み会のときにそのように話したら、本人は、そんな難しいことではない、といいます。
そんなこともあって、このような記事を書かれたのでしょう。
来年もコンテストがあるといいですね。

