スピーカー再生技術研究会2014年オフ会(4)

高橋さんは、スピーカーマトリックスの左右分離型。
マトリックス機能のオンオフもあります。
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マトリックススピーカーは、中央がL+Rのモノラル、右がR-Lの差信号、左がL-Rの差信号です。
高橋さんは、実際に、MX-1等長岡式マトリックスの製作経験があるということで、その音場感をよくご存知です。
そこで、スピーカーマトリックスに応用です。

長岡式では、スワンa+クレーンというシステムがあります。
長岡鉄男『スワンaとその仲間』(音楽の友社)からその部分を引用してみましょう。
『ヒアリングの結果が、予想をはるかに上回った。音場感だけについていえば、「方舟」のメイン・システムを上回る程であった。たぶん、点音源システムの威力と、前後同一ユニットのメリットだろう。スワンaはメーカーシステムに比べると、圧倒的にDレンジが広く、能率が高く、耐入力も大きいので、超ローコストアンプとの組み合わせでも驚く程の大音量再生が可能、(中略)。サラウンドずれしているはずの編集者も唖然として言葉もないという程の広大高密度の3次元音場。(中略)。この何倍もの金を注ぎ込んで音質も音場も悪くして喜んでいるというのは一体何なのか。今のオーディオ界は絶対に狂っている。もっとも狂っているからこそマニアだという説もあるが。』


上記の長岡先生の文章を読んで、長岡式に走った人は数知れずでしょう。高橋さんもそのひとりかな?私も大きな影響を受けています。
だからこそ、こういうところで、デモすることが重要な訳ですが、長岡先生がいうところの『金を注ぎ込んで音質も音場も悪くして喜んでいる』という人には興味のないイベントだったでしょう。

さて、高橋さんの工夫に戻ります。
高橋さんは、予備のために、通常2ペア購入してしまうそうです。
従って、通常は、1ペア余っています。
そこに、MX-1の記憶が。しかし、欠点も知っている。
欠点とは、まず、使いにくいことです。
中央にデンと座っているのは確かに使い勝手が良くありません。
それに、聴取位置を選ぶのも使い勝手が悪い。
ということで、スピーカーマトリックスとマトリックススピーカーの良いところだけをとって合体してしまえ。
さらに、マトリックスをON/OFFする機能を付け、好みで切り替えることができます。

さて、音は。
選択したソフトがユニークでした。
アニメの曲ながら、賛美歌としても使われている。
確かにラテン語のような響きがあります。
なかなかいい曲です。
高橋さんの解説もいい。

使用ソフト
1.animage-残酷な天使のテーゼ(河井英里)
2.red curb-again(rei harakami)
3.阿呆船-電気の悪魔(蘭妖子)
4.エルフェンリート初回限定版DVD付録CD-lilium(野間久美子)
5.竜宮幻歌-lilium(小西香葉)
6.DIVIN FIRE-lilium(Nadia Carolina)
7.Lilium-lilium(Siobhan Owen)
8.pristine-lilium(XYbeautiful)
9.Lilium-lilium(Marina Murari)


最初にマトリックスOFFで聴いたのですが、私はマトリックスの状態で聴いていると思っていました。
私の聴取位置では、マトリックスをONにすると普通の音場に聴こえました。
このソフトには、はじめから差信号が仕込まれているのかな?
違う意見が多かったので良く分かりませんが。

それでも、結論は、実にいい音です。
高橋さん、やるな。
これは良い経験でした。

カノン5Dさんによる公式レポートは、こちらにあります。
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by mcap-cr | 2014-10-05 09:16 | オフ会 | Trackback | Comments(0)

工学オーディオに取組むオカルト嫌いです。


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