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ゲルギエフのエフゲニ・オネーギン

昨日は、ゲルギエフ指揮のマリインスキー劇場の公演に行きました。
演目は、『エフゲニ・オネーギン』です。
スピーカー再生技術研究会のオフ会が一回スケジュール変更になったのは、この予定を忘れていたためでした。
申し訳ございませんでした。。。

今回、なぜ、決して安くないこの講演会のチケットを買ったのかというと、理由がふたつありました。

最初の理由は、かつて、エフゲニ・オネーギンを聴いて感動したからでした。
このことは、日記のアーカイブ(英国ロイヤル・オペラとナショナルオペラ)に書きました。
English National Opera (ENO)は、国際的にはローカルな歌劇場で、知っている人は少いのではないかと思います。
ENOは、クラシック音楽に親しみを持ってもらうことを狙ったらしく、オペラを英語で演奏します。
英語を母国語にする人にとって、イタリア語やドイツ語なんか簡単じゃないかと思うのですが、そうでもないようです。
このローカルなENOがいいほうに期待を裏切ってくれて、この『エフゲニ・オネーギン』という作品がまさに名曲だと印象づけてくれました。

もう二つ目の理由は、清水勇磨さんリサイタルの後日談のとおりでした。

期待を胸に膨らませながら、聴きました。
座席はS席で、2回の正面、舞台に向かって右側最前列。以前はこういう席は買えませんでしたが、バブル崩壊後は、手が届くところに近づいてきています。
それでも高いですが。
ゲルギエフのエフゲニ・オネーギン_a0246407_9584470.png

始まってみると、たしかに、マリインスキー劇場は上手い。
歌手のレベルも高いし、オーケストラの響きもいいです。
しかし、しかしです。
『ああ、やっぱりエフゲニ・オネーギンはいい曲だった』感がありません。
特に第一幕は激しく退屈でした。
この差はいったい何なんだろうか。

まずは、座席の差があります。
ENOは舞台に極めて近い三列目でした。
出演者の息遣いが聞こえてくるような。

それと、雰囲気の差があります。
ENOを聴いたときは、ロンドンのホテルに泊まり、そこから観光に回って、うきうきの気分で鑑賞に臨みました。
今回は、家から地下鉄で、食事も軽く。。。

しかし、高名なゲルギエフ&マリインスキー劇場、ローカルなENOの差が大きいはずです。
チケット代もまるで違います。
今回は43,200円、ENOは95ポンド(物価の高いロンドン(東京の二倍以上?)で)です。

舞台だって、今回の演出のほうがずっとお金がかかっていたと思います。

何とも結論がなくすっきりとしませんが、なんとなく分かったことがあります。
『金額じゃない』
『ブランドじゃない』
このことは、コンクールを聴きに行くようになって気付いたことです。
オーディオと同じなのでした。

予断を取り去って臨むことが重要なようです。
by mcap-cr | 2016-10-16 10:27 | 音楽・コンクール | Trackback | Comments(0)

生演奏を主とすれば、オーディオは箱庭で充分でしょう。