2016年 10月 29日
安全第一
そこでメールを書いていて、他に工作する方を含めて安全第一の注意喚起が必要だと思い、記事を書くことにしました。
私が、設計・製作図を描くにあたって注意していることに以下の2点があります。
(1)安全に作業できること
(2)誤差の処理方法が明確になっていること
おそらく、多くの方も同じことに意識されていると思います。
しかし、自分で設計製作する以外は、上記の2点は、意外にわかりにくいかもしれません。
そこで、私が主に作っている多自由度バスレフ型の場合の製作時の注意事項を書きます。
下の図は、TR130e型という5インチモデルの中のすこしややこしいところです。

この図の中に上記の2点が集約されています。
まず、ダクトとなる細い紙管は、差込んで接着するよう設計されています。
この場合、ダクトの長ささえ合っていれば、上側にはみ出してもバスレフ動作にはほぼ影響ありません。
影響は、空気室の容量が微妙に違ってくるくらいですが、これは無視してかまいません。
まや、太いほうの紙管は、下側が差込み、上側が面を合わせての接着というように設計されています。
上側は、ダクト位置が前後左右に多少ずれたところで、この誤差は、バスレフ動作にも製作にも全く影響がありません。
ただし、まっすぐに切っていないと隙間ができてしまうおそれがあります。
また、下の差込み側は、はみ出すのが前提で、誤差を吸収しています。
はみ出すのが前提のため、まっすぐには切れていなくても、問題はありません。
ということは、紙管は元の材料の両側を使って、端側を図の上側にすれば、切断誤差の影響を回避できます。
また、差込みは、穴径の加工誤差を、プラス側にとっておくことで、作業が簡単になります。
私の場合は、穴を大きめにし、そこに紙テープなどを巻いて、差し込む側の寸法を調整することで、工作できるよう留意しています。
このように誤差の処理方法を決めておくことは、作業の安全にもつながります。
誤差があっても問題ないのであれば、無理な作業を回避できます。
自分で設計したもの以外を製作される方は、安全作業が難しいと思った場合は、事前に設計者に質問してください。
また、作業中に、危険を感じたら、作業をストップして、対策してください。
製造業等にかかわったことのある人以外は、意外に安全第一に無頓着だったりします。
安全第一を心がけましょう。

