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改めてベートーヴェンのピアノ協奏曲を聴いてみた

前回、東京音楽コンクールの最上位入賞者コンサートを聞きに行ったことを書きました。
声楽部門の見込み違いで、がっかりしながら聞きに行ったのですが、ピアノを聴いて完全に打ちのめされました。
チョン・キュビンさんのピアノは、どこまでも澄んだ美しい音で、協奏曲の和を崩すことなく、指揮とオーケストラを含めた総合作品として、深い印象を与えてくれました。
調和の素晴らしさが達成された原因は、チョン・キュビンさんの演奏の力だけでなく、指揮者とオーケストラへの尊敬の念にあったのだと思います。

そんなこともあって、改めて、ベートーベンのピアノ協奏曲を聞くようになりました。
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ベートーヴェンのピアノ協奏曲をのCDは、バラバラにいくつか所有していますが、以前よく聴いていたのは、このルドルフ・ゼルキンの録音です。
このCDを購入したのは、CDが出始めてから数年経った頃です。
CDは、それまでのアナログとは違い、スクラッチノイズがゼロで20Hzから20kHzまでフラットという恐るべき特性を売りにしていました。
CDの出始めは、1枚4,000円位の高値の花で、あまり購入できませんでした。
それが数年たって、1枚2,500円位で売られるようになり購入を始めた頃のものです。
CD初期は、アナログとの違いを強調するために、ノイズを電気的に取り去ったりして、死んだ音の製品もありましたが、このCDは、それが少し改善されてきた頃のものです。
オーケストラは、ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団、と思いきや、第三番と第5番は、レナード・バーンスタイン指揮ニューヨークフィルになっています。
私は、高校生のころから、ユージン・オーマンディのファンでしたが、バーンスタインはさほど好きではありません。その頃の日本での扱いでは、バーンスタインのほうが格上の感じでしたが、それは好き嫌いの範疇なんだろうと思っていました。
いま、このCDを聴いて改めて感じたのは、調和の重要性です。
オーマンディ指揮の1,2,4番は、調和が素晴らしい。
ピアノもオーケストラも落ち着いてしかも生き生きと演奏しています。
行き過ぎた緊張感はなく、楽曲そのものが生きています。
バーンスタインの指揮では、むしろ意図的な緊張感を与えて、息苦しさを感じます。
結果としてあまり聞きたくなりません。
チョン・キュビンさんの演奏で聴いたのは第三番でした。CDで聴く第三番は、残念ながらバーンスタインの演奏で、1枚めの第二番を聴き終えた後、CDを交換して第三番を始めたところで、違和感が感じられます。
オーマンディの指揮と全く違うので、好き嫌いの差なんだと思いますが、なんか、音楽が生き生きと感じないのです。
この曲の別なCDが欲しくなりました。



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by mcap-cr | 2017-01-14 14:46 | 音楽ソフト | Trackback | Comments(0)

音楽は生演奏が最高ですが、レコード音楽は、工学オーディオによってリーゾナブルなコストで楽しみましょう。


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