2017年 01月 27日
パクられた?
そのフォームから問合せを頂くことが時々あります。
多くは日本語での問合せですが、海外からというのもあります。
ところで先日、以下のような問合せを頂きました。
[ Subject ]mcap authorized use ?
[ Messagec ]http://www.diapasonhifi.it/component/jshopping/diffusori/feastrex-vivace.html
頂いた質問は、MCAPの販売許可を出しているの?くらいの意味だと思います。イタリアのガレージオーディオメーカー+販売店のようです。
最初、質問の意味がわからなかったのですが、リンク先の写真をよく見ると、

オリジナル(TR130c)の図面
そのページの内容を頑張って読んでみたのですが、MCAP-CRに関する記述はありません。
ウェブサイトの説明の中に、"camere(チャンバーの複数形)"という言葉があり、また、サブウーファー不要とありましたが、それだけでは、判断のしようがありません。
コメントを下さった方は、イタリアの方だったようなので、イタリア語でメールを書いたのですが、書いてあったのは実際にないアドレスで戻ってきてしまいました。
教えても巻き込まれるのが面倒だからでしょう。
MCAP-CRは、日本の特許として登録しており、少くとも日本国内では有効です。
それ以外での有効性は知りませんが、商用利用の問合せを頂いた場合には、OKを出しています。
条件は、
の4点です。
- 特許権及び許可を得たことを記すこと
- 出典を記載すること
- 発明者情報を記すこと
- 製造(販売)者オリジナルの設計であること
スピーカーシステムの商用なんて大して儲かるものではないので、受注生産とか小ロットの計画であれば無償としています(大手メーカーだったら有償としたいですが)。
4番目の条件は、特に重視しています。
要は、販売するなら音は自分で責任を持ってください、ということです。
私のウェブサイトには多数の設計例がありますが、突っ込んでチューニングした設計・製作例ではありません。
大抵は(全てと言い切っても良いでしょう)、少し設計を変えるほうが良くなると思います(アマチュアの方からの質問にも、形状は設置場所に合わせて好きに変えてほしいとお願いしていますが、そのままでもフィットすることが多いみたいです)。
ですから、売るのであれば、試作して方向性を確かめたら、研究して自分の音にしてほしいと願っている訳です。
だって、方式で全てが決まるわけはないのですから。
しかし、最初のリンクのページを見ると、TR130cの完全コピーなのかもしれません。
自分の経験では、MCAP-CR方式を採用するほうが、単純バスレフ方式よりも好ましい音がします。
公開されている図面を見て作ってみたところ良さそうだったのでそのまま作ってみた、というところかもしれませんが、もしもパクられたのだとすると気持ちのよいものではありません。
今のところ、疑いのあるレベルに過ぎないので、何とも言えませんが...
とりあえず、英語版のブログに、この情報くれた人連絡下さい、と怪しいイタリア語で書いてみました。
何かご存知の方がいらっしゃったら教えて頂けると嬉しいです。
なんかすっきりしないな...

