ハイレゾソースの音
このところ、ケーブルの違いについていろいろと、オーディオマニアに嫌われることを書いてきました。
10人の人が同時に喋っているのを聞き分けられたという聖徳太子のような超人ならともかく、普通の人には聴き分け不可能な差を追求するのがオーディオマニアのように思います。
いろいろと嫌味を書くのも憚られるのですが、最近は、スピーカーを除くオーディオ機器の聴き分けは極めて難しいという仮説を支持しています。
と、大山さんのメールマガジンを読んだら、ハイレゾソースとCDとの聴き分けが可能かどうかブラインドテストをやった結果が書いてありました。
こういうの好きです。
正体を明かした状態では、音に違いがあると思っていても、いざ、正体を隠して試してみると分からないということだったようです。
ただ、ハイレゾソースとCDとの聴き分けは、条件が整えば判別可能になると思います。
その場合、私の考える条件は、ダイナミックレンジの違いが分かるように録音したソースだということです。
周波数レンジだけを拡げるハイレゾはないと思いますが、あったとしてもそれだけでは、聴き分けは難しいのではないかと思います。
そもそも10kHz以上なんて殆ど聞こえていないし、ましてや20kHz以上なんて違いが分かるとは思えません。
ですから、ダイナミックレンジを拡げたハイレゾならCDとの聴き分けが可能なのではないかと思います。
ただし、音量を揃えるという条件はクリアできませんが。→結局、音量差を聴き分けるだけという仮説なだけでした...
上記のイベントでは、統計的な有為差なし、という結論でしたが、これでもまだ検体は不十分なんだろうと思います。
ひとりだけ惜しい人がいたということでしたが、例えば、その方がもう一問正解して、有意差あり、となったとしたら、結論が厄介です。
試行は20回で、最高の方が正解14だったということで、これが15であれば、その検定では有為差あり、となるそうですが、しかし、その場合に、有為差があったのか?と問われれば、これには疑問符が付きます。
というのは、この試験において分かったことは、全員が聴き分けの有為差がないと判定されたというだけで、受検者を増やせば、当然、有為差のある人が出てきます。
というのは、15/20正解するだけで有為差が出るのですから、たまには当たるレベルです。
この場合は、A/Bの聴き分けで、Aが11回、Bが9回だったので、全部Aと答えればそれだけで正解11となり、あと4つ当たれば有為差あり、になってしまいます。
ということは、同じ手法で有為差あり、とするには、被験者全体のうち有為差ありと判定される人が、有意差ありとされる人数いなければ、常人には有意差なしと判定するべきでしょう。
ただし、何度やっても有為差ありの結果を出せる人がいれば、その人は常人より能力が高いと判定すべきでしょう。
こういう試験をするのは、時間と手間と費用が大きいので、実際には無理でしょう。
と、同じメルマガの中で面白いリンクが紹介されていました。
『SACDと普通のCDの音質差は人間には判別不可能』
このリンクを読むと分かるのは、違いがある派が、必死過ぎることです。
違いがあるのだったら、試験やって結果を紹介すればいいだけの話なんですが、違いがある派は、決してそうしません。
なぜなんでしょうね〜。
挙句の果てに、分かる人だけわかればいいんだ、みたいな結論だったりして、結構笑えます。
私には、新興宗教みたいにしか見えないんですが。
これらの試験結果を見て思ったことは、
CDの規格は必要十分なものだった
ということです。
もう30年以上前の規格なのですが、デジタル化がどんどん進んでもこれだけの長期間に亘って通用する規格なんてなかなかあるものではありません。
この規格を考えた人は偉人だと思います。
10人の人が同時に喋っているのを聞き分けられたという聖徳太子のような超人ならともかく、普通の人には聴き分け不可能な差を追求するのがオーディオマニアのように思います。
いろいろと嫌味を書くのも憚られるのですが、最近は、スピーカーを除くオーディオ機器の聴き分けは極めて難しいという仮説を支持しています。
と、大山さんのメールマガジンを読んだら、ハイレゾソースとCDとの聴き分けが可能かどうかブラインドテストをやった結果が書いてありました。
こういうの好きです。
正体を明かした状態では、音に違いがあると思っていても、いざ、正体を隠して試してみると分からないということだったようです。
ただ、ハイレゾソースとCDとの聴き分けは、条件が整えば判別可能になると思います。
その場合、私の考える条件は、ダイナミックレンジの違いが分かるように録音したソースだということです。
周波数レンジだけを拡げるハイレゾはないと思いますが、あったとしてもそれだけでは、聴き分けは難しいのではないかと思います。
そもそも10kHz以上なんて殆ど聞こえていないし、ましてや20kHz以上なんて違いが分かるとは思えません。
ですから、ダイナミックレンジを拡げたハイレゾならCDとの聴き分けが可能なのではないかと思います。
ただし、音量を揃えるという条件はクリアできませんが。→結局、音量差を聴き分けるだけという仮説なだけでした...
上記のイベントでは、統計的な有為差なし、という結論でしたが、これでもまだ検体は不十分なんだろうと思います。
ひとりだけ惜しい人がいたということでしたが、例えば、その方がもう一問正解して、有意差あり、となったとしたら、結論が厄介です。
試行は20回で、最高の方が正解14だったということで、これが15であれば、その検定では有為差あり、となるそうですが、しかし、その場合に、有為差があったのか?と問われれば、これには疑問符が付きます。
というのは、この試験において分かったことは、全員が聴き分けの有為差がないと判定されたというだけで、受検者を増やせば、当然、有為差のある人が出てきます。
というのは、15/20正解するだけで有為差が出るのですから、たまには当たるレベルです。
この場合は、A/Bの聴き分けで、Aが11回、Bが9回だったので、全部Aと答えればそれだけで正解11となり、あと4つ当たれば有為差あり、になってしまいます。
ということは、同じ手法で有為差あり、とするには、被験者全体のうち有為差ありと判定される人が、有意差ありとされる人数いなければ、常人には有意差なしと判定するべきでしょう。
ただし、何度やっても有為差ありの結果を出せる人がいれば、その人は常人より能力が高いと判定すべきでしょう。
こういう試験をするのは、時間と手間と費用が大きいので、実際には無理でしょう。
と、同じメルマガの中で面白いリンクが紹介されていました。
『SACDと普通のCDの音質差は人間には判別不可能』
このリンクを読むと分かるのは、違いがある派が、必死過ぎることです。違いがあるのだったら、試験やって結果を紹介すればいいだけの話なんですが、違いがある派は、決してそうしません。
なぜなんでしょうね〜。
挙句の果てに、分かる人だけわかればいいんだ、みたいな結論だったりして、結構笑えます。
私には、新興宗教みたいにしか見えないんですが。
これらの試験結果を見て思ったことは、
CDの規格は必要十分なものだった
ということです。
もう30年以上前の規格なのですが、デジタル化がどんどん進んでもこれだけの長期間に亘って通用する規格なんてなかなかあるものではありません。
この規格を考えた人は偉人だと思います。
by mcap-cr
| 2017-03-04 16:08
| オーディオ一般
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