既知、未知、仮説(意見)
科学的な目で物事を分類する場合、大雑把にいうと既知、未知、仮説(意見)の3つのケースに分かれます。
これらを厳密に区別するのは難しい場合が多々あります。
しかし、たとえ完璧ではなかろうとも、自分で考えて分類するのは大切なことです。
常日頃から、これは、既知の情報である、これは仮説である、または、ここは全く分かっていない、というように分類していないと、プロパガンダに簡単に騙されることがあります。
受け手の無知に付込んで騙すのは、プロパガンダの常套手段です。
例えば、歴史修正主義なんていう用語が有ります。
プロパガンダとしてこういう用語を利用する人々は、『俺様がようやく虚構の事実を作り上げたのに、真実を追求するなんて許せない!』という思いで使用します。
本来、歴史的真実はひとつしかありませんが、為政者によって捻じ曲げられたために正しく分かっていない、というのが遠い昔の歴史でしょう。
そうした古代の歴史の中にも、各所から集めた文献や、科学的分析等により、既知と扱って良い部分があります。
こうした、既知の部分を点として、その間をどういう線で結ぶか、そこに仮説を入れて読み解いてゆくのが、本来の正しい歴史へのアプローチでしょう。
ところが、残念ながら、義務教育では、こうした3つの区分を教えていません。
自分が教わったことを覚えていないだけかもしれませんが、実際にこうした状態を区別できている人が多いようには見えません。
ですから、証拠のない突拍子もない説が、突然事実として大本営発表されます。
こうした嘘のプロパガンダは、大抵、報道機関から出されます。
あまりに突拍子もなさすぎて反論の言葉を失います。
人は、予期していないことに対して素早く反応する能力の低い動物です。
論理的にあり得ないことに対しては、きょとんとするだけで、素早く否定するのは、案外に難しいことです。
否定するまでもない突拍子のない嘘は、放置してもそのうち消えるだろう、なんて思ったりしてしまいます。
例えば、済州島で慰安婦刈りが行われた、という事実があれば、その当時は目撃者が多数いたでしょうし、そんなことすれば、暴動になって死者が大勢出るでしょう。実際には目撃者は一人も居ません。事実がないのだから目撃のしようがありません。
目撃証言なんて、後からプロパガンダに乗っかってででっち上げられただけのものなので、一貫性もないし、辻褄が合っていません。
ところが、そうした証拠もなく証人もいない、朝日新聞社の捏造事実を即座に徹底的に否定しなかったため、虚構事実が浸透し、未だに主張する人がいるのが実態です。
多分、こうした歴史の例は分かりやすいと思いますが、オーディオ文化(?)にもこうした意図的な誤解による誘導が多々あります。
そこで、自分なりに既知、未知、仮説とに分けてケーブルの議論について書いてみました。
既知の例
これらを厳密に区別するのは難しい場合が多々あります。
しかし、たとえ完璧ではなかろうとも、自分で考えて分類するのは大切なことです。
常日頃から、これは、既知の情報である、これは仮説である、または、ここは全く分かっていない、というように分類していないと、プロパガンダに簡単に騙されることがあります。
受け手の無知に付込んで騙すのは、プロパガンダの常套手段です。
例えば、歴史修正主義なんていう用語が有ります。
プロパガンダとしてこういう用語を利用する人々は、『俺様がようやく虚構の事実を作り上げたのに、真実を追求するなんて許せない!』という思いで使用します。
本来、歴史的真実はひとつしかありませんが、為政者によって捻じ曲げられたために正しく分かっていない、というのが遠い昔の歴史でしょう。
そうした古代の歴史の中にも、各所から集めた文献や、科学的分析等により、既知と扱って良い部分があります。
こうした、既知の部分を点として、その間をどういう線で結ぶか、そこに仮説を入れて読み解いてゆくのが、本来の正しい歴史へのアプローチでしょう。
ところが、残念ながら、義務教育では、こうした3つの区分を教えていません。
自分が教わったことを覚えていないだけかもしれませんが、実際にこうした状態を区別できている人が多いようには見えません。
ですから、証拠のない突拍子もない説が、突然事実として大本営発表されます。
こうした嘘のプロパガンダは、大抵、報道機関から出されます。
あまりに突拍子もなさすぎて反論の言葉を失います。
人は、予期していないことに対して素早く反応する能力の低い動物です。
論理的にあり得ないことに対しては、きょとんとするだけで、素早く否定するのは、案外に難しいことです。
否定するまでもない突拍子のない嘘は、放置してもそのうち消えるだろう、なんて思ったりしてしまいます。
例えば、済州島で慰安婦刈りが行われた、という事実があれば、その当時は目撃者が多数いたでしょうし、そんなことすれば、暴動になって死者が大勢出るでしょう。実際には目撃者は一人も居ません。事実がないのだから目撃のしようがありません。
目撃証言なんて、後からプロパガンダに乗っかってででっち上げられただけのものなので、一貫性もないし、辻褄が合っていません。
ところが、そうした証拠もなく証人もいない、朝日新聞社の捏造事実を即座に徹底的に否定しなかったため、虚構事実が浸透し、未だに主張する人がいるのが実態です。
多分、こうした歴史の例は分かりやすいと思いますが、オーディオ文化(?)にもこうした意図的な誤解による誘導が多々あります。
そこで、自分なりに既知、未知、仮説とに分けてケーブルの議論について書いてみました。
既知の例
- ケーブルの抵抗値、インダクタンス値、キャパシタンス値は測定できる
- ケーブルの周波数特性は測定できる
- 通常の工業規格品のケーブルの周波数特性は、可聴帯域内ではフラットである
- ケーブルに流せる許容電流は、実測と計算とで定められる(極限値ではなく安全値)
- 通常使用でスピーカーケーブルに流れる電流値は、許容値よりもずっと小さい
- ブラインドテストで、ケーブルの差を聞き分けられたという成功例は報告されていない(⇐どなたかご存知でしたら教えてください)
- 工業用測定器で検知できない音響信号の差を耳で聞き分けられる人がいるかいないか
仮説の例
- オーディオでは、ケーブルを変えると音が激変する(A)
- オーディオケーブルを変えても音は変わらない(B)
上記の仮説では、(A)がオーディオ会の定説で、(B)はそれ以外の定説と言って良いでしょう。
また、(B)は、既知の事実から演繹的に導かれる結論といっても良いので、おそらく、極限的に事実に近いと考えられます。
しかし、未知の例に書いたように、聞き分けられる人が一人もいないことを証明できないと納得しない人がいるのも事実です。
(A)は、歴史の例で書いたように、突拍子もなさ過ぎて、反論もされないままに何十年も過ぎましたが、いまだに(A)の主張が多いのが事実です。
大切なのは、おかしいと思ったらまず疑ってみて、たとえ突拍子もない説でも、間違いは直ちに、徹底的に否定することなのでしょう。
by mcap-cr
| 2017-03-26 09:51
| 科学
|
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Comments(2)
最近更新ペースすごいですね毎日読み切れません(**)
史実は記録した人間の色眼鏡、主観が加わっているので、証拠物件のないことを検証するのは困難です。なので100人で100回言えば都合よくねつ造できると思うんでしょうね。物理現象は再現実験で確認できるので、嘘を言ってもバレバレのはずですが、それでも嘘を言う人は物理も史実と同じと思ってるんでしょうね、きっと。
史実は記録した人間の色眼鏡、主観が加わっているので、証拠物件のないことを検証するのは困難です。なので100人で100回言えば都合よくねつ造できると思うんでしょうね。物理現象は再現実験で確認できるので、嘘を言ってもバレバレのはずですが、それでも嘘を言う人は物理も史実と同じと思ってるんでしょうね、きっと。
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> hiro-osawaさん
歴史の捏造は、賄賂に支配されるので否定が困難です。報道とかも抱き込んでいるので、情報弱者には、隠蔽されています。
しかい、科学は、基本的には捏造不能です。ただし、一般が興味ない捏造については、議論の価値がないので放っておかれます。オーディオの捏造は、一般が興味ないから放っておかれるのではないでしょうか。裸の王様みたいです。
以前は、何かしないと書きませんでしたが、最近は、思ったことだけでも書いてみています。
オーディオ遊びよりも、音楽会や美術展巡りのほうが多くなりました。
歴史の捏造は、賄賂に支配されるので否定が困難です。報道とかも抱き込んでいるので、情報弱者には、隠蔽されています。
しかい、科学は、基本的には捏造不能です。ただし、一般が興味ない捏造については、議論の価値がないので放っておかれます。オーディオの捏造は、一般が興味ないから放っておかれるのではないでしょうか。裸の王様みたいです。
以前は、何かしないと書きませんでしたが、最近は、思ったことだけでも書いてみています。
オーディオ遊びよりも、音楽会や美術展巡りのほうが多くなりました。
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