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コスト・パフォーマンス比

ちょっと前に、オーディオ心理学と称して、コスト・パフォーマンス比について書きました。

食事を比喩として、結局『安くて美味いものがいい』という意見を書いたものでした。
そこで書き忘れたことがあって、それは、『素材が安くても、手をかけると美味くなる』ことと『素材が安くても、手をかけると高くなる』ということです。
料理では、硬いすじ肉やスネ肉をじっくり煮込むと、高級肉より美味くなったりするものですが(好みにもよる)、その分コストは増えるので、素材の価格がそのまま販売価格にスライドするわけではありません。
とはいっても、特別ではない素材を美味にするのは、調理人の腕前でもあります。
もちろん超高級食材をそれにふさわしい調理法と腕で調理した料理は更に美味いでしょうが、そんなものを食した経験のある人は限られるでしょう。

しかし、価格にかかわらず、その素材に適した調理法がある訳で、高級サーロインをすじ肉やスネ肉と同じように調理しても素材の価値を引き出すことはできないし、逆もまたしかりです。

オーディオの工作で多いのはスピーカーシステムですが、Z級のスピーカーユニットを使えばZ級の音がするかといえば必ずしもそうではなく、頑張れば、システムとしては、Y級、X級、...、B級とグレードをあげてゆくことができるものです。
もちろん、A++++++級は、無理でしょうが。
このグレードを上げるプロセスが調理法と同じで、ここが腕の見せ所でもあります。
評価はというと、ひとそれぞれの基準が違うので、高級ステーキよりも、すじ肉の煮込みのほうが美味いと感じる人もいるかもしれないし、A++++++級のオーディオシステムよりも、Z級素材を使ってB級に仕上げたシステムのほうが良いと感じる場合もあるかもしれません。

絶対評価は、カタログデータになるような性能値でしか比較できません。
結局は相対評価が中心になります。

そこでも、コスト・パフォーマンス比で評価するか、自分なりの絶対評価をするか、人それぞれになるでしょう。

ここには、心理要因が大きく関わってくるので、コストをかけて幸せになるかコストを下げて幸せになるか...



by mcap-cr | 2017-12-23 23:00 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(0)

生演奏を主とすれば、オーディオは箱庭で充分でしょう。