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ブラインドテストの変化

このところ、ハイレゾとCDフォーマットとのブラインドテストによる聴き分けについて書いてきました。
音工房Zさんのところでも、今度は、私が書いたような、訓練してから受検するという試みをされるそうです。
これで、殆どの人が有為差のある聞き分けの判定があればいいですね。

さて、最近思い出したのですが、ブラインドテストというのは、元々は、聴き分けの有為差判定をするためのものではなかったと思います。
元々は、ブランド、モデル名、価格等の判断に予断を与える情報を隠して製品を評価するのに使われていたと思います。
ブランド名が分からず、実際に試した結果だけで判断するのは望ましいことかもしれません。
オーディオ業界では、A社の製品はA社の音がする、なんて云われていました(います)。
実際には、そんな簡単に聴き分けることはできないのですが、ブランドイメージとはそういうものです。
オーディオ製品のブランドロゴや型名を隠しても、見ただけでどこの製品か分かるので、分からないようにするには、評価する本人に視覚や触覚の情報を与えないようにする必要があります。
そう言えば、これと同じようなテストで、スピーカーシステム以外の機器を隠して安物と超高級品の比較をしたという話が、オーディオの科学というサイトに出ていました。

それによると、参加者には、音量の大小やソフトなどを自由に指示させて比較させたところ、評価が分かれてしまったそうです。
オーディオの科学の主催者は、僅かな差が出たのは、無理矢理に決めたので、どちらでも良かった可能性が高い、と推定していました。詳しくはこのリンクをご参照ください
このようなテストのほうが簡単そうで、参加者にとっても面白いのかもしれません。
同じものを繰り返して比較するのは、面白くないばかりか苦痛でもあります。

ですから、隠しただけで、音量の大小などは自由、という手法がお手軽で良いのだと思いますが、これでは、差があるかないかの結論が出ないのが弱点です。

ABX法のような科学的根拠に基く比較のほうが、研究者には面白いでしょう。
どうやらブラインドテストでは差の出るものと出ないものがあるようです。
ハイレゾにしても、CDとは差がでるソースと出ないソースがあるようなので、気にしなければ気にしなくても良いのでしょう。



by mcap-cr | 2017-04-26 19:48 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(0)

生演奏を主とすれば、オーディオは箱庭で充分でしょう。