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大は小を兼ねない

以前、加銅鉄平さんというオーディオコンサルタントの方が、4畳半の部屋に40cmのスピーカーシステムを置いても良いと書いて、同サイトの掲示板が炎上していました。
そのサイトは既に見られなくなっており、加銅鉄平さんのその後も不明のままです。

自分が、以前、間違って信じていたことに、オーディオにおいても大は小を兼ねるという主張があります。
上記の加銅鉄平さんの主張も正にそういうことだろうと思います。
しかし、経験を積んで、自分で考えるようになると、大が小を兼ねないことに気付いてきました。
いちばんの問題は、物理的なサイズです。
部屋に入らなければ、置くことができないので、これは問題外ですがそれだけでなく、大にはいろいろと問題があります。
まず、スピーカーシステムの場合、大きくなければ、20Hzのような、ハイエンドシステムに要求される低音は出ません。
もっと小さなシステムでも出せなくはありませんが、能率が低いので、無理やり出すとボイスコイルを焼き切ります。

もうひとつ問題なのは、40cmとかの大型スピーカーユニットを使ったシステムは、音場感がおかしくなることです。
小型の音場感が良い、という相対的な話とは別に、大型ユニットを使ったマルチウェイシステムは、左右が分かれる程度のパフォーマンスしかありません。
自分の経験では、大型のスピーカーシステムは、シンプルなステレオ収録した音源が中抜けしますが、マイクをたくさん使って個別に収録し、音量差で左右に振り分けた、いわゆる、マルチ・モノ録音の音源を上手に鳴らします。
これは、実際に比較して体験しないと想像できない差です。
スピーカーの場合、大きいほうが有利なのは、大音量時の歪の少さと低音側まで周波数特性を平坦にできることで、逆に、リアルな立体音響の再生には小さいほうが有利です。

こうした差は、目的に合わせた使い分けが良いのだろうと思います。

アンプの場合も、大出力は小出力を兼ねそうですが、大出力アンプを小出力で使うと、直線性が悪くなるので、小出力で使うには小出力のアンプのほうが有利です(クォリティが大差ない場合)。
もちろん歪みだらけの小出力アンプを使ってもダメですが、大手メーカーの標準的なローエンドアンプを使えば問題ありません。

プレーヤー等の再生系は、設置スペースが許せば、大が小を兼ねるでしょう。

いまのところ、大と小は、目的に応じて使い分ける必要がありそうです。
Commented by Kuni at 2018-05-13 00:01
FW405Nが、890平方cm。FF225WKが、220平方cm。凄い!
置ける置けないよりも、鳴らせるかって問題の方が大きそうです。
40cmクラスを、心地良い音量で鳴らせるのは、羨ましい。
我が家は、ボリューム位置、マイナス25が昼間ギリギリ。夜は、マイナス40です。
大も小も兼ねないですね。私は、大音量時じゃなくて、小音量時の低音を求めて20cmクラスを選びました。
バスレフポートからの音も聞こえないぐらいで、ティッシュ置いても動かないですけど、低音は良い感じ。
もう少し低音が出れば、スーパーウファー無くせるなぁ。今は、切ってる事の方が多いです。

Commented by mcap-cr at 2018-05-13 08:24
> Kuniさん
私は経験がないので何ともいえませんが、リンクでも紹介しているある方は、40cmが使い切れないので断念されたとブログで書いておられました。
振動系の大きなスピーカーユニットは、制御が大変です。
おそらく、40cmユニットは、量が出ても質が伴わなかったのだろうと想像しています。
現実的ではありませんが、10cmのスピーカーユニットを16個使うと40cmの面積にに近くなるになるので、制御しやすくなるのかもしれません。
8cmだったら2倍近いですが、32個かなあ?
意外に質のいい低音が出せるかもしれませんね(無責任)。
20cmフルレンジのバスレフでしたら、共振周波数を低めにとって、デジタルイコライザで共振周波数の少し上から補正するといい結果が得られるかもしれませんね。
共振周波数を下げるのはポートを小さくするだけなので簡単ですし。
by mcap-cr | 2018-05-12 19:40 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(2)

生演奏を主とすれば、オーディオは箱庭で充分でしょう。