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はこにわオーディオ工学研究分科会 (旧名: バスレフ研究所)

音場型がステレオ再生の基本なのかも

私の実家は千葉市の外れにあって、おそらく千葉市内の住宅地の中の最安地帯です。
駅は四街道なので、
- 列車がすくない(当時は1時間に2本、しかも5分違いなので、実質1時間に1本しか列車が来なかった。今は普通の1時間に2~3本位で、ときどき成田エクスプレスが止まるというよくわからない設定)。
- JR(当時は国鉄)しか使えない(今も)。
- バスがない。
- 駅から遠い。

これに加えて、中学校は近いところで4km離れていました。
近いほうの中学校に行く交通手段がないので、結局、遠い四街道駅まで行って、そこから1時間に実質1本の列車に乗り、更に東千葉駅で降りて、そこから徒歩6~7分の中学校まで通っていました。
今考えると、この建売買わされたって、詐欺レベルだろうと思います。
父親が働いていた会社の子会社の物件だったので、従業員に売り付けたのでしょう。
いまは、インターネットで情報が手に入りますが、当時は、インターネットが無かったので、情報を普段から仕入れておかないと、こういう羽目に陥りました。

で、結局、今母親が相対しているのが、その不便さです。
自動車を運転しているうちは良かったですが、自動車に乗らなくなったときに、家を買い替えるべきだったと思います。

これを買った頃の親の懐事情を推察してももっとましな物件を買えたはずで、どうしてこんなところを買ってしまったのか。

まあ、そういう恐ろしいほど不便な場所にある家ですが、面積だけはそこそこあって、オーディオ趣味には適していないわけでもありません。
母親がCDを聴けるようにと、ポータブルCD、LXA-OT2をケースに入れたもの、UP4D-PRシステムを居間に置いています。
トータル2万円(7割以上がポータブルCDプレーヤーの価格)しないくらいのシステムですが、この音がとても好ましいです。
UP4Dについては、オフ会でも鳴らしています。

音場再生UP4D型


CDとアンプはさておいて、これ以上の音は、もう一生出せないだろうと思います。
低音が出ないとか、そういう問題はありますが、それは、サブウーファーでも付けて修正すればいいだけで、このシステムの音は、私が作った中ではずば抜けているし、他所でもこんな音は聴いたことがありません。

当時は懐事情が苦しかったので、最安の1本200円のユニットを8本(いまはもっと高くなったようで、すしネタの時価みたいな感じですが)、板は、屋外の柵に使うようなものを、じっくり乾燥させて使用。どれだけ削っても、ささくれが取れない安物の杉材。
割れて隙間もある状態。
自作マニアからすればどうしようもないものですが、室内楽の音場は、まるで、その部屋にいるかと錯覚するようなリアルさで、しかも、ど真ん中で聴く必要もなく、弦楽器も声楽も美しい...と。
高級オーディオの音っていったい何なの?
というほどです。

やっぱり、音場型がステレオ再生の基本なのかな?

上記は、個人の感想です。
ほかの方の満足を保証するものではありませんので、念のため。
ただし、マネして失敗しても大した出費ではないです。


by mcap-cr | 2018-05-27 19:50 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(2)
Commented by Kuni at 2018-05-28 18:32
SB29RDNC-C000-4は、94dbですね。‐6では、さ行がきついので、‐12でクロスしました。
FF225WKとFT-17Hの組み合わせが多いみたいですが、下まで出るツィーターの方が合うようです。
8Ωと4Ωでは、3db違うと書いてありますけど、並列で使う分には、カタログ値ままなような…。

音場型。平面振動板型スピーカー使ったら、もっと音場が広がりそうですね。変わらないのかな?
穴を開けるのが大変そう。どんな音場なのでしょう。
Commented by mcap-cr at 2018-05-29 06:22
> Kuniさん
インピーダンスは、並列でも関係あると思いますよ。
並列の場合、アンプ側が、電流を十分に供給できれば、別々に繋いだ足し算になります。
インピーダンスが低いと電流が多く流れ、その分供給される電力が増えるので、結果的に能率が高くなったのと同じ効果があります。
平面振動板は、好きな人がいて、いろいろと工夫されていますが、過去に聞いた、発泡スチロール振動板のユニットを自作した作品は音が良いと思いました。
では、何でも平板のほうが音がいいのか、と問われるとよく分かりません。
何がいいかは、ケースバイケースで何とも云えないのではないかと思います。
評価の尺度を決めれば、その尺度に従い優劣が数値化されますが、計測できなければ、優劣の評価は主観で決めるしかありません。
計測できても尺度に合理性がなければ意味がないと思います。

生演奏を主とすれば、オーディオは箱庭で充分でしょう。
by MCAP-CR

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