聴感テスト(主観試験)は重視しなくなった

オーディオに接する経験が長くなってくると、だんだんと変化に対する感受性が鈍くなってきます(自分だけか?)。
変化があった、という感覚が、実際に物理的変化として認知される程度なのか、体調や他の要因も含めた不確かさの範囲に入るのか、自身が無くなってしまうからです。
結局最後に残り評価法が、楽しめたかどうか、に収束していきます。
楽しめた、または、楽しめなかった原因を深掘りすると、また、不確かさの世界の中を右往左往するだけになるので、これもあまり深く考えない。
別に新しいことに対しての拒否という訳ではありません。
実際に大きく変われば不確かさの範囲内でないことはわかるので、不確かさの範囲を超えた差には敏感です。
ですから、自分が試行錯誤するのは、不確かさの範囲を超えると思う場合だけです。

最近は、低音域については、もうこれ以上追及しても満足度の向上を超えてコストが嵩むだけだと思うようになったのでほどほどのところで、不平不満を呑み込んで対応しています。
問題は、高域のほうです。
大切なのは中域だと言われるのですが、中域の中には高域が含まれると思います。
というのは音楽信号で中域だけという楽器はありません。
中域には必ず倍音域が含まれていて、その倍音域が、自分の好みというセンサーへの入力信号となり、自分の生理学的ないびつな増幅機能によって、大きく増幅してしまうからです。
低域と倍音域をカットした音楽信号をスピーカーシステムで鳴らして、どちらが好きかと聞かれても答えに窮するでしょう。
歪の大きなシステムだったら高調波を出すので、そちらがいいというかもしれません。
結局倍音域が自分の好みセンサーの感度が高いということに気付いたので、システムで注意するのは、高域がいちばんという結論になりました。

いま、自室に設置してあるシステムは、PUP5D-CRというシステムです。
このシステムの低域は凄いのですが、高域が一聴して足りません。
ここで使用しているユニットは高域がとっても物足りないです。
ジャンク品で1本150円なのでしょうがないのかもしれませんが、やっぱりさみしすぎるのは困ります。
いまは、高域をトーンコントロールで最大までブーストして使っていますが、高域の聴感については改善に至っていません。
高域については、居間に置いてある励磁型のフルレンジが素晴らしく、楽器を生のように再生します。
値段が全然違うので、8cmのシステムをこれと比較するのは無茶なのですが、なんとかコストをかけずに同等の高域を得たいと思います。
なんで、コストをかけないことにこだわるかというと、金の力で解決するのが嫌だからです。
金の力で解決するようになったらもはや趣味とは云えません。

それで、以前試した、同じフルレンジユニットの低域をコンデンサーでカットしてスーパーツィーターとして使う方法を再び模索しはじめました。
今度はトーンコントロールも使っているので、効果は前よりも増幅されています。
確かにないよりはずっと良く感じます。
しかし、上記の高価なユニットの高域とは全然違います。
何が違うのか、違いすぎて分からないのですが、この差を埋めてゆくことはできるのでしょうか?
できるのであれば、それはそれで素晴らしいと思います。
不確かさの範囲を明確に超える改善方法を模索しています。


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Commented by Kuni at 2018-07-07 14:25 x
小口径多数個の低音を聴いてみたいです。FF225WKよりも量感が出るのかな。
でも、穴を多く開けるのは大変。市販のスーパーウファーよりも置き場所に困らなくて良いでしょうね。
スペック表だけ見ると、カースピーカーが良いなと。TS-F1040なんて、本当に?って感じです。
使用中のFF125WKのセンタースピーカーを、TS-F1040で作ってみたいなと考えてます。
2個で5千円台。この値段で、低音から高音まで出たら凄いと思ってます。

Commented by mcap-cr at 2018-07-07 18:28
> Kuniさん
低音用は、小口径の複数使いのほうがいいかもしれません。
というのは、小さいほうが剛性が高いからです。
8cm9個(3シリ3パラ)で20cm弱くらいになるのかな?いずれやってみたいと思います。
小さいほうが穴開けが楽なので制作も楽かもしれませんね。
小口径ではストロークを稼げないので量感はすくないかもしれませんが、質には注目できますね。
FF125WKはいいユニットなので、他のユニットで代用すると音が結構変わると思います(悪くなるとは限りません)。
ちょこちょこと実験したら面白そうですね。
カースピーカーは直射日光に当てても大丈夫なはずです。
高級スピーカーユニットにはできない芸当です。
by mcap-cr | 2018-07-05 19:14 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(2)

工学オーディオに取組むオカルト嫌いです。


by MCAP-CR