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単線と撚り線

現在工作中のUP4D-CR ver2の内部配線材料には、メータあたり50円程度の細い撚り線(普通の赤白とか青白線)を使おうと思っていましたが、いつも行っているホームセンターにたまたま在庫がなかったので、通信用の単線を買っていました。
断面積は0.5スケ同等です。

単線と撚り線とではどちらが良いのか議論がありそうです。
ケーブルマニアの議論とは全然違う視点で比較してみます。

断面積が同等の場合の理屈です。

(1)撚り線のほうが曲げに強い
(2)撚り線のほうが、破壊強度が大きい

上記の理由により、普通は撚り線を使用しており、今回は稀なケースです。
撚り線のほうが曲げ強度が大きい理由は、曲げた場合に、単線のほうがひずみが大きくなるためです。
このあたりは専門的になるので、興味のある方は、『丸棒の曲げ』というキーワードで調べると、材料力学系の学科の教材などがぞろぞろ出てきます。
細いほうが、曲げた場合の局部変形が小さいため、曲げても切れにくいとおぼえておけばいいでしょう。

つぎの破壊強度は、曲げの場合だけでなく引っ張りの場合にも成り立ちます。
単純な材料力学では、断面積がどうとうなら応力は同じなので、同等の強度を保ちそうですが、実際には、同じ材質の場合には、細い材料のほうが、引張強度(応力)が大きいので、細い材料を束ねるほうが強度が大きくなります(寸法効果というものがあります)。
更に、撚り線の場合は1本切れても、他の部分に材料強度の影響はありませんが(もちろん全体では切れた分だけ弱くなりますが)、単線の場合には、同等の切り欠きができると、そこから破壊しやすくなります。

以上の理由で、私の場合には、撚り線一押しです。
音質とか全然考えていないからこそ出てくる理由です。

では単線のほうがいいという理由はないのかな...
と考えてみたらひとつだけ思い付きました。
単線は、断面積あたりの周長が最も小さいので、表面からの腐食には、絶対的に強いという特徴がありました。
スピーカー用内部配線材料の場合には、外力をかけずに配線することが基本なので、破壊のことは考えなくてもいいはず(実際にはそうはいきませんが、強弁してみた)です。
だったら、環境腐食に強い単線のほうがいいはずだ!

音の差は判別不能でしょう...




Commented by Kuni at 2018-08-17 01:13
断面積が同じなら表面積は、より線の方が大きい。合ってます?
電気は、表面を通るから表面積が大きい方が良いような気がします。
端子の半田付け、抵抗値が上がる。これは、ロウ付けによる電気抵抗で調べると出てくると思います。
と言っても、音の違いに気が付くほどでは無いような…。それよりも、同軸ケーブルの方が音が震え無さそう。
大昔のエコー装置って、スプリングみたいなのが2本入って残響作っていた事を考えると、線は固定した方が良いのでしょうね。

Commented by mcap-cr at 2018-08-17 08:21
> Kuniさん
断面積が同じなら撚り線のほうが表面積が大きいというのは正しいと思います。
ただ、金属結合はその性質上表面にはゴミが付いているので、表面積が大きいことにより、ゴミの層の断面積も大きいといえます。
電子の流れを局部的に検証しても、それが最終的な音の差として判別できるという結論が出せなければ、音の差がある、という結論に達することはできません。
どこかの方が、ケーブルの音の差は、縦振動の影響により決まると書いておられましたが、私は、測定できるかどうかのレベルの違いが聴感に影響するとの考え方には否定的です。
ただ、線がゴロっと転がっているよりは、きっちりと固定してあるほうが見た目の安心感があるので、心理的に良いのではないか(つまり、音が良いと感じるほうにバイアスがかかる)と思います。
by mcap-cr | 2018-08-16 12:21 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(2)

生演奏を主とすれば、オーディオは箱庭で充分でしょう。