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はこにわオーディオ工学研究分科会 (旧名: バスレフ研究所)

2018年10月のオフ会用作品を聴く(4)

150円のジャンクユニットが甲高い音だったので、それは広帯域ツィーター用に使うことにして、音楽の友社のムックを探しました。
いつもは、三越前のタロー書房あたりで余っているはずだと思っていたのですがそこにはなし。
三越の中の書店もなし(当然か)。
御茶ノ水の丸善にもなし。
こうなったら最後の手段は神保町です。
こういう雑誌は、経験上、東京堂書店に売れ残っていることが多いので、先週土曜に神保町に行きました。
先に書泉グランデに行ってみましたがそれらしいコーナーが見つかりません。
次は本命の東京堂書店だ!
ありました!
ということで買ってきました。

まずは、穴を拡げます。
型紙を合わせてボールペンで穴を描きます。
2018年10月のオフ会用作品を聴く(4)_a0246407_18254398.jpg
これを、木工やすりでゴシゴシ、#80のペーパーで仕上げました。
冷房の効いた部屋での作業でしたが、汗だくになりました。
端子板と、ユニットとを配線で繋いで半田付けすればOKです。
このユニットにはガスケットが付属しているし、フランジのバッフル面への接触が小さいので、上の写真の型紙は、この作業に使っただけでした。
穴を描くだけで良かったということか。馬鹿だなあ...

とりあえず完成です。
2018年10月のオフ会用作品を聴く(4)_a0246407_18200670.jpg
три, tri

試聴に入ります。
バッハの無伴奏パルティータを聴いてみました。
無伴奏パルティータは、先日の東京音楽コンクールの弦楽部門の課題曲だったので、生で何度も繰り返し聞いたばかりです。
演奏者によって別な曲だったのですが、手持ちのCDは全曲入っているので、全部聴きました。
このCDの演奏は、あっさりと美しく弾いています。
コンクールで聴いた情熱的な演奏とは全然違います。
このCDは、この作業の前に、OMP-600を使ったDVAで全曲聴いていました。

さて、OM-MF5用に改造した、新しいTRIでは...
ものすごくオーディオ的ないい音です。
オーディオ的という表現がぴったりです。
10F/8414G10を使ったRAZとOMP-600を使ったDVAは、生で聴いている感じに近い自然な音だったのですが、OM-MF5のTRIは、自然な感じとは違って、ハイファイ的、オーディオ的です。
高級オーディオのようないわゆる高解像度といった音です。
しかも低音も素晴らしく伸びているしフラットな感じに聞こえます。
オーディオマニアにとっては超々ハイP/C(ハイC/Pと書くと性能に比べてコストが大きいという意味になる)になると思います。
こういう音が出たら喜ばなければいけないはずです。
ところが、素直に喜ぶことができない自分がいる。
この違いをオーディオマニアに説明するのは難しいです。
高級オーディオマニアにはものすごく喜ばれる音です。
もちろん私もうれしいですが、この違和感は何だろう?
音がいいからそれだけ音楽に浸れるという訳ではないようです。

アッカルドの演奏でパガニーニのヴァイオリン協奏曲第3番を聴いてみました。
このTRIは、オーケストラもいい音です。
ヴァイオリンは線が細く美しい音です。
多分歪の小さい音です。

第3番が終わったところで、スピーカーを10F/8414G10を使ったRAZに変えました。
続いてアンプのヴォリウムを変えずに、第4番へと続きます。
条件は揃っていませんが、音量は大きく変わらないようです。
こちらはオーディオ的な評価ではたぶんOM-MF5のTRIより劣ります。
しかし、ヴァイオリンの弦の擦過音が生々しく聞こえます。
演奏者が変わったような錯覚を感じます。

せっかくなので、第4番が終わったところで、スピーカーをOMP-600を使ったDVAに変更して同じパガニーニの2番を聴きました。
こちらも弓が弦を擦る擦過音は良くわかりますが、10F/8414G10より少し弱い感じがします。
能率がちょっと低いかと思い、すこしヴォリウムを上げてみても擦過音は10F/8414G10ほどではありません。
オーケストラが少しまとまってしまった感じがするのは録音のせいかな?
数時間のリスニングでは個々の特徴をしっかり掴むのは難しいようです。

OM-MF5の他の2作品、RAZとDVAは、音は違いますがこのTRIと比べるといい感じの情感に浸ることができます。
工学的な表現は不能ですが、生の雰囲気に近いのは最初の2作品です。
音がいいのは最後のTRIです。

この混乱は何なんだ?
とりあえずオーディオは奥が深いということで。


by mcap-cr | 2018-09-12 07:00 | 工作 | Trackback | Comments(4)
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Commented by Kuni at 2018-09-12 21:45 x
マークオーディオの音は、良いですよね。それだけを聞いていればですけど。
音が嫌いじゃなくて、もっと低音をと思ってFF225WKにしたんですけど、
生音に近いのは、FF225WK+ツィーターですね。
どっちも良い音なので、好みの差でしかないです。
寝室用に、新しく出た Alpair7MS欲しいです。ちょっと高いですね。
Commented by mcap-cr at 2018-09-13 07:13
> Kuniさん
マークオーディオの音は今回初めて自宅で聴きました。静岡のIさんの作品を塩ビ管のオフ会で聞いたことはあるのですが、口径が違うのと部屋が違うので実質初めてといっていいと思います。
マークオーディオはオーディオマニアに喜ばれそうな音というのが今回の印象です。
私の場合、評価のポイントが違うのでなんとも言いにくいところがあります。
FF225WKは聴いたことがないのですが、FF165WKを聴いた印象を拡張すると、FEよりは使いやすいように思えます。
ツィータで音がずいぶん変わるので、ツィータも試してみられるといいかもしれません。
長岡式だと、フルレンジはそのままでプラススーパーツィーターですが、フルレンジの上を切って繋ぐのもいいかもしれません。
FF225WKは能率が高いので、安価なツィータを使えないのが辛いところですね。
Commented by Suwa at 2018-09-13 13:37 x
私もマークオーディオの雑誌付録ユニットを使用して小さい箱に挑戦してみました。箱は一体型で、縦45cm、横60cm、幅12cmの扁平タイプです。副空気室は2室タイプで左右ユニットの共用です。当初ダクトの断面積を大きく短くしたためか高音が強めで聞き疲れしましたが、それを改善すると低音とのバランスもよくなり、よい意味で見た目を裏切りました。ラジカセ風に場所を構わずに聞くといい感じです。ドアを開けたまま別の部屋に行くと聞こえてくる音は高級品です。このユニットは仰るように解像感が高くてきれいな音に感じますが少し個性が薄いかもしれません。ひょっとすると空気室を大きくするか板を薄くするかして箱の響きがある方が良くなるかもしれませんね。
Commented by mcap-cr at 2018-09-13 17:02
> Suwaさん
左右一体型っていいですよね。しかも、副空気室を共有できてさらにいいと思います。
副空気室を共有すると本当は計算が面倒くさいですが、それぞれ別々に動作するとして計算しても実用的には問題ないだろうと思います。
壁掛けにベストな寸法だと思います。私なんかは、絵心があれば部屋にマッチした絵を描きたいですが、無理です。
マークオーディオの音がこんなに高級だとは知りませんでした。
好みが分かれそうだと思いますが好きな人にはベストだと思います。
自分の好みはスキャンスピークのほうかなあ?エージングで変わってきているので、もう少し聴き込んでみないと分かりませんが。

生演奏を主とすれば、オーディオは箱庭で充分でしょう。
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