MarkAudioの新製品を機器にコイズミ無線へ

昨日朝、電話が鳴りました。
S県のIさんが、MarkAudioの新製品の発表会が気になるということで、迷っておられました。
じゃあ一緒に行きましょうということで、急遽秋葉原へ。
遅く行くと座れなくなるかもしれないので1時間前に入店しました。
すでにセットアップされています。
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左側はほぼ吸音となる広い空間、右は、スピーカー箱がたくさん並んでいます。
試聴には良い条件ではありませんが、自分の部屋なんか更に悪条件なわけだし、これはしょうがないことでしょう。
試聴会開始前に既に、いろいろ鳴らしています。
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これは、おなじみのOM-MF5。
音楽之友社のムック7000部を販売して、残っているのは100部くらいで担当者は鼻高々だそうです。
税抜き5,200円×7,000部=36,400,000円
音楽の友社は、全国の書店という販売チャンネルがありますが、控えめに見て10,000の書店があるとして、書店数よりすくない部数。
しかも、売上1億にもはるかに届かない。
いったい幾ら儲かるのでしょうか?
なんか、ものすごく低い目標にびっくりです。
普通の会社だったら責任者がクビになるくらいの低パフォーマンスです。
こういう業界なのかなあ?

話は戻って、こちらはよく似た市販品。モデル名は分かりません。
両方共聴いたのですが、この場所だったので違いはよく分かりませんでした。
ちなみに、公称径は両方とも5cmとのこと。
実行振動板面積は、FostexのFE83...と同じですが、呼び径は3cmも違うんですね。
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つぎは、下の写真の真ん中MAOPです。
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MAOPというのは、振動板表面の酸化層の形成過程が他と違うそうですが、工程の違いよりも結果としての物理特性の違いを知りたいのは自分だけなのかな?
いずれにしてもこういう製品の音は、自分がよく知っている空間で試聴しないと違いが分かりません。
こういう試聴空間で違いを推定するには、空間の違いの推定逆フィルターを掛けて脳内変換し、そこで比較する...自分の能力では到底無理です。
なかなか良さそうですが、価格が結構すごいです。

上の写真のいちばん左側が、今回のメインで、型番は、Alpair11 MS。
技術的には、ダンパーレスというのがポイントです。
ダンパーとは、振動板の中立位置を定めるための部品で、言ってみればバネです。
このバネのおかげで振動板の変位が妨げられる、これが音に影響を与えるのでない方がいい。
というのがこの製品の技術的ポイントです。
振動板の変位のシミュレーションをやっている人(そんな人はいないか...)なら分かりますが、ダンパーがないと、振動板が無限に変位していってしまいます。
ということは、エッジが中心保持の役割を代行しているのでしょう。
他にも何か工夫がありそうですが。
音は素直な感じで好感が持てます。
価格はMAOPよりずっとリーゾナブルです。

Iさんはお買い上げ第一号です。
私は全然関係ないですがラズパイのDACを購入してしまいました。

上記試聴会についての感想です。
まず、製品をしっかり理解しようと思ったら自分が音を知っているソフトを持っていかないとダメです。
今回は持っていかなかったので試聴会参加資格を満たしていませんでした。
また、準備されていたソフトの傾向が自分が普段聴いているものと全く違っていました。
私は、個別の音源(楽器など)の音を収録したものよりも、その音源が発生した空間の音を収録したものを重視します。
コンサートなんかは、オーケストラや合唱の音だけでなくホールという音響フィルターを通した音を聞いているので、ホールの音響が悪いと耳に心地良くないなんていうこともあります。
私が経験したなかで日本で最も音の良いホールは、池袋にある芸術劇場ですが、アマチュア・オーケストラがここで演奏すると、演奏者自身がうまくなったのかと錯覚するそうです。
指揮者だったら、各パートを克明に聞いたうえでそれぞれの音を融合させますが、聴く方は精神的な心地よさや精神的な刺激を求めて聞いているので、ホールの音響が記録されていることがとても重要です。
この試聴会に使われていた音響ソースの殆どが、マイクの音でした。
空間の音を極力排除し、マイクロホンを口元に近付けて収録するので、オペラなんかだと聞こえにくい息遣いとかが収録されています。
過去に長岡先生が、ボーカルはマイクを口に当てて吹き鳴らすので、楽器はマイクである、というようなことを書いておられたとおり、オペラと比べるとそういうもののなのだと思います。
こういうソースだと生の音がなんだか分からないので、自分で基準を作って評価するしかありません。
自分で基準を作れないと、権威者の評価基準を使わなければいけないので、権威者の意見に従ってどんどん良いものに変えていかなければならず、オーディオシステムのコストは天井知らずになっていきます。
こういうところは、私にはちょっとついていけませんが、これは人それぞれの考え方なのでそれでいいのでしょう。

試聴会の椅子は硬い木材だったので最後は、尻が痛くてギブアップ。
ここでの買い物を済ませ、歩いて日本橋と八重洲を梯子...
ちょっと飲みすぎちゃったかな?



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Commented by Kuni at 2018-09-16 13:10 x
コイズミさんに、寄ってみれば良かった。昨日は、ロケをしてましたね。
マークオーディオ、音色がもう少し好みの音になったら完璧ですね。
Commented by mcap-cr at 2018-09-16 14:42
> Kuniさん
コイズミさんに行かれたらお会いできたかもしれませんね。
残念です。
コイズミさんの商品にリーゾナブルなラインナップが出てきているのはうれしいです。
本格的な音のものも作ってみたいと思うようになりました。
Commented by Kuni at 2018-09-16 22:27 x
本当に残念でした。

雑誌付録は、広告の意味合いがあって、どんどんでも良いのでは?
私が、最近してる事は、実店舗を構えてるお店で買う事をしてます。
実店舗に無い場合は、ネット通販で買いますけど。
コイズミさんは、簡易箱でも視聴させて貰えるので助かります。
ダンパーレス、聞いてみたかったです。今回は、2次電地優先だったから次回かな。

Commented by mcap-cr at 2018-09-17 05:52
> Kuniさん
音友ムックは、厳密には付録というより、スピーカーユニットが主たる商品ですが、いままで、Stereo誌の付録とする戦略だったことで、いまでも付録のイメージが強いです。
それでも、特殊な店に行かなければ購入できないスピーカーユニットという商品を書店で買えるという販売チャンネルを作ったことが大きいと思います。
雑誌じゃないので、注文があるだけ作ればいいのではないでしょうか?
スピーカーユニットは、簡易箱でも十分にわかりますよね。周囲の環境が良ければの話ですけど。
ダンパーレスの機械的寿命はわかりませんが、年単位では楽しめるのではないでしょうか?
音は、原理的にも間違いなくいいはずです。
by mcap-cr | 2018-09-16 08:53 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(4)

工学オーディオに取組むオカルト嫌いです。


by MCAP-CR