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はこにわオーディオ工学研究分科会 (旧名: バスレフ研究所)

外国特派員協会

先日、朝日新聞元記者の植村隆が執筆した1991年のフェイクニュース(後に、朝日新聞自身が虚偽であったことを自白しながら、訂正記事を隠蔽し、いまだに、訂正そののを無かったことにしようとしている)の捏造性を指摘した櫻井女史を訴えた裁判の、判決後の記者会見がありました。
最初は、植村隆の会見で、その翌日に櫻井女史の会見でした。
上村隆の会見は、聞いていませんが、櫻井女史の外国特派員協会での会見をインターネットで聴きました。

まず、冒頭で、司会者が、櫻井女史のことを、history revisionist(歴史修正主義者)と紹介したことが話題になっています。
この点で、外国特派員協会という組織が、一方的に偏っていることを証明している訳ですが、櫻井女史は、それに気付いて素早く訂正しました。

その後、櫻井女史の弁護士の説明などの通訳が入りました。
しかし、通訳そのものが、日本語の主張を別なニュアンスで伝えようとするように感じました。
以下は、私のメモです。

女子挺身隊(通訳せず)
強制連行 単にtaken(その後は、forcedも加わったが)
吉田誠治嘘をついた→violated government(政府を冒涜した)
権威ある→trustwardy(辞書に載っていないが、こう聞こえた。trust=信頼、wardは方向付を意味するので、朝日新聞に信頼があるかのよにミスリードする通訳をしたような感じがした)
また、通訳は、"revisionist(修正主義者)"を"religionist(狂信家)"と聞こえるように話していた。
外国特派員協会は、extreme conservativeというような言い方もしていた。
櫻井女史は、自分のことはリベラルではないと説明していた。
全体的に、植村側に都合の悪い部分は声が小く、ソフトな表現で、もやもやっとするように通訳していました。
また、この会見を見ていて感じたことは、外国人特派員協会そのものが、特定の政治団体化しており、他の考え方あるいは、折角フェイクニュースから作り上げた嘘の既成事実を絶対に覆させないぞ、という強い意志を感じました。


この訴訟そのものは、あまり内容を報道されていないし、自分でも知らなかったのですが、およそ90分の会見記録の最後の部分を聞いてようやく理解できました。

この訴訟は、植村が朝日新聞に書いた嘘記事(後に公式に訂正)に対して、櫻井女史と西岡氏らが、『捏造ととられても仕方がない』と論評したことに対し、植村が名誉毀損として訴えた裁判ということでした。
そして、裁判所の判決は、『捏造と解釈することに相当な理由があった』として、植村の訴えを棄却したというものでした。
すなわち、植村側が勝てる見込みは、最初からありませんでした。
名誉毀損を認めさせるためには、捏造ではなかった(その記事を執筆した当事、その記事の内容が真実であると考える相当の理由があったこと、または、その記事が真実であったこと(後に取り消しているので後者は無理筋))ことを、植村自身が証明しなければ、必然的に、この判決にならざるを得ない。
普通に考えれば、勝てるはずのない悪手を打ったわけです。
ところが、植村側の作戦は、仲間内の記者クラブや外国特派員協会などと結託して、植村に悪意がなかった、あるいは、本記事の嘘をぼやけさせることを狙ったものだったようです。
櫻井女史は会見の中で、裁判後に、植村の会見が予定されていることをはじめて知らされたことを明らかにしていました。
そして、時間をずらせば共同会見が可能であると提案したが、上村から拒否されて、別々の会見にならざるを得なかったことを説明していました。
そりゃあ、真実と嘘の対決では、いくら仲間内の環境で勝負しても、嘘では真実に勝てないでしょう。

こういうことは、マスコミは論点を隠して印象操作に終始するでしょうが、普通にみれば優劣はあきらかです。

報道というものは、嘘の権威付けをして、一方的な内容で伝えているという手法で成り立つものだと思いました。





by mcap-cr | 2018-11-18 07:11 | 社会科学 | Trackback | Comments(0)

生演奏を主とすれば、オーディオは箱庭で充分でしょう。
by MCAP-CR

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