2019年 02月 09日
Youtubeをオーディオ装置で聴いてみた
固定電話にかけてみると繋がりました。
携帯は、電源が入らないといいます。
ということで、今日、またまた四街道まで向かっています。
何度も書きますが、父親の当時の収入を考えたら、悪くとも船橋くらいには買えたはずです。
大切な部分をケチると後が大変です。
本題に入ります。
Youtubeでは、音楽も聴くことができます。
いままでは、パソコンやスマホで見ることしか考えていませんでしたが、気になるコンペティションの演奏があったので、自宅のオーディオ装置に繋いて聞いてみました。
入口となる機器はiPad Airというものです。
iPad Airのヘッドホン用ステレオミニジャックに、ミニジャック-RCAコードを接続し、プリアンプとiPadを繋ぎました。
iPadのヘッドホン用端子は、音量をいっぱいに上げなければ、CD並みの音量にはなりませんでした。
ヘッドホン端子の出力インピーダンスは、ライン用より低いのですが、受側のほうがインピーダンスが高いので故障などのラブル起きないと思います。
Youtubeでは、音声も圧縮されていますが、聞いた感じではそんなに悪くはありません。
ただ、聴いたソースは、元の録音からYoutube用に、ダイナミックレンジを圧縮して記録したように感じました。
ダイナミックレンジは広すぎるとパソコンやスマホなどの再生には向きません。
スマホなどでは、列車の中とかそれなりに煩い環境で聴くことを想定しているので、ピアニッシモのレベルを上げておかなければ、聞き取れません。
ですから、クラシック音楽もレベルの高い部分は抑えて低い部分は上げるというような処理をするほうが、スマホ等の再生には都合がいいはずです。
こうするとダイナミックレンジは必然的に狭くなります。
これは、音声ファイルの圧縮とは別な話です。
アナログ時代のカセットデッキには、たいてい、自動録音レベル調整機能か、リミッターが付いていました。
いまは、ノイズなんか感じることはほとんどありませんが、以前はそうしないと、ノイズが多くて実用に耐えなかったということがあります。
現在のダイナミックレンジの圧縮の場合は、ノイズは、ソース以外の、耳に直接入ってくる騒音であり、リミッターは、難聴防止のために必要です。
そんな問題はあっても、音はなかなかクリアでした。
Youtubeで、聴いたのは、上田実季さんのPTNAピアノコンペティションでの演奏です。
以前に聴いたときには、スマホからオーディオ用のイヤホンを使いました。
このイヤホンは、秋葉のジャンク屋で購入したもので、500円くらいしましたが、100円ショップのものとは雲泥の差があります。
これで聴いて、丁寧な演奏に心を打たれました。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲は、自分の評価では1、3、4、2の順に好きです。
第5番は有名ですが、個人的にはお気に入りではありません。
さて、上田さんの演奏は、派手なものではなく、一音一音を丁寧に弾き分けるタイプのようです。
メジャーレーベルに収録された著名演奏家の録音を聞いても、好き嫌い以上のことは、なかなかわからないのですが、メジャーになる前の演奏家の演奏をじっくり聞くと、その曲をどう表現したいのかがよく伝わってきました。
同時に、作曲したベートーヴェンの意図のようなものがメジャーレーベルの録音よりもよく伝わってくる感じがします。
こういうのは、聴く側の思い込みが強いので、素人が価値を判断できる訳ではありませんが、思い入れの部分を含め、自分の好き嫌いを際立たせてくれるものだと思います。
上田さんは特級の銀賞、つまり2位でした。
上田さんのベートーヴェンが終わったら続いて、1位の角野隼斗さんのラフマニノフ2番が始まりました。
この曲は、東京音楽コンクールで聴いた太田糸音さんの演奏が心に残っています。
太田さんは、決勝には出ましたが選外で、3位の次でした。
それなのに、自分には強い印象が残っていました。
そのときの優勝者ノ・ヒソンさんも同じ曲を演奏したのですが、そちらは印象が強くはありませんでした。
角野さんの演奏は、東京音楽コンクールの優勝者のほうを思い出させる、優等生的な演奏でした。
角野さんは元々天才肌だったようですが、まさしく優等生で、現在は東大の大学院に在学中とのことです。
その後は続いて古海行子さんによる、ラフマニノフ作曲パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43が始まりました。
え?と思うほどいい演奏です。
古海さん、素晴らしい。
タッチも適度に重く、明快で軽快、オーケストラともぴったり合っています。
PTNAのページを見たら、聴衆賞が票まで出ていました。
1位から3位まで、審査員の評価と逆になっています(2位は同じ)。
第1位 古海 行子 477票
第2位 上田 実季 454票
第3位 角野 隼斗 286票
第4位 武岡 早紀 189票
聴衆賞の1位と2位の差は、誤差範囲でしょう。
この人数でこの程度の差(5%くらい)だったら、専門家でない人の評価はその時々で違うはずです。
それにしても聴衆の評価と審査員の評価は結構違うのですね。
私は、Youtubeとオーディオ装置+自宅の居間の組合せだったので、その場で聴いた人のようには評価できませんが、とりあえず現場の雰囲気はなんとかわかる程度に味わうことができました。
私の環境の問題点、第一に部屋の不完全さでした。
聴く位置によって音が全然違います。
比較的ちゃんと聞こうとすると、マッサージ椅子を撤去して、いい位置に椅子を並べなければいけないので、現状では、マッサージ椅子の後ろに立って聴くことになります。
これはさすがにつらいので、専用の部屋が欲しいですが、引っ越すわけにもいかず、実用的ではありません。
Youtubeも、ダイナミックレンジがいじってあるようなので、これも良くありません。
耳に聞こえる音量も生演奏とは大違いです。
やっぱり生で聴くしか無さそうです。
逆に言えば、部屋さえちゃんとしていれば、オーディオ装置でも結構楽しめるということかもしれません。
さらに音楽的に重要と思われるファイルは、ネット上のサービスを利用してMP4からWAVファイルに変換し、スタンド・アローンのPCオーディオ専用のパソコンに移して、音楽ファイル再生ソフトで本格的に再生します。こうすると、音質はさらに向上します。
youtubeの音楽動画の音質はピンキリですが、ものによってはCDをリッピングしたものとあまり遜色がないように聴こえるものもあります。オーディオ・マニアの立場に立てば音質が重要ですが…、音楽ファンの立場では音質が良かろうが悪かろうが、良い演奏は良い演奏、好きな演奏家(歌手)は好きなので、音質の良いファイルも悪いファイルも多数保存し、頻繁に再生して楽しんでいます。
Youtubeも一仕事するとちょっと良くなるのですね。
確かにiPadのDAコンバータの質は高くないのでしょうね。
先日、ラズパイのDACを交換してよくわかりました。
ただ、個人的には、ものぐさというか、頭が固いというか、Youtubeからダウンロードするのはどうも気が進みません。
CDが販売されていれば買ってしまうほうです。
ラズパイなんかは、役に立つのでしょうが、Vollumioの再生ソフトがお粗末で、順番がメチャメチャになるし、終わらないので、もうちょっといいソフトが出るまでお預けの感じです。
Youtubeは、音楽ソフトとして販売されていない演奏を聴くことができるので、有難いです。

