CUPS-PDFのセットアップ

昨日は、サントリー美術館で、河鍋暁斎を見てきました。
今日は、線の描き方を観察してきました。
まっすぐな線を潔く繋いで全体を構成する作品、なだらかな曲線を使って構成する作品等いろいろありました。
世界中の美術館や個人所蔵の作品を展示しているので、こういう機会がないと河鍋暁斎をじっくり見ることはできません。
有難いことだとおもいました。

今日の午後は、東京音楽コンクールの優勝者コンサートです。
これはずっと前から楽しみにしていました。

本論に入ります。
先日、PDFプリントサーバのセットアップについて書きました。
しかし、CUPS-PDFは、以前にセットアップしたものを使ったので、そこに詳細は書きませんでした。
今後のために、PCの中に、仮想のネットワークをセットアップして、一台で完結するよう再設定を試みました。
実は、CUPS-PDFの設定は、簡単ではありませんでした。
今後再セットアップするときのためにメモとして書いておきます。

概要は下記の通りです。
[Windows側]
(1) VMware Workstation Playerのインストール
(2) Linuxインストールイメージのダウンロード
(3) VMware Workstation Playerにダウンロードしたisoファイルを使ってLinuxをインストール

[仮想Linux側]
(1) Sambaのインストールと設定
(2) GUI環境の設定(スキルがあれば不要だがあると便利)
(3) CUPS-PDFの設定
- 出力先のディレクトリを自分のユーザディレクトリに作成
例 $ mkdir PDF
- ブラウザから "http://localhost:631"を開き、CUPS-PDFを追加
- /etc/cups/cups-pdf.conf を編集して、出力先ディレクトリとファイル名設定を変更

[Windows側]
(4) SAMBAネットワークを参照してLinuxで設定したプリンタを追加
ドライバは、HP DesignJet T1200ps PS Class Draiver を指定する

概ね上記の手順です。

まず、VMware Workstation Playerをセットアップします。

現在は、下記からダウンロードできますが、こういう情報はすぐに変わってしまうので、検索してダウンロードすることになるでしょう。
https://www.vmware.com/jp/products/workstation-player/workstation-player-evaluation.html

これは、インストールファイルをWindows PCから管理者として実行するだけです。

つぎに、Linuxの必要なイメージをダウンロードします。
これは、自分の好きなもので、サイズの小さなものが良いです。
今回は、Cent OS 7の64bit版をダウンロードしました。
VMwareのいいところは、isoイメージを直接読み込んでセットアップできることです。
わざわざDVDに焼く必要はありません。
上級者になれば、デスクトップ環境は不要ですが、私は初級者なので、KDE Plasmaを使用します。

最初にSAMBAをインストールして自分用に設定します。
下記ページから、自分が使うディストリビューションの情報に従ってセットアップして、SAMBAまでは設定できました。

https://www.hiroom2.com/

上のページをまとめている方のスキルは凄いです。

CUPS-PDFは、yumを使って簡単にセットアップすることができなかったので、RPMパッケージを探してFedora 27用をダウンロードし、RPMコマンドでセットアップしました。
専用のRPMファイルがあればそれを使うほうがいいです。
別なディストリビューション用のRPMを使ってもインストールできないことのほうが多いですが、兄弟ディストリビューション用であれば、いけることがあります。

# rpm -Uvh ファイル名

これで、CUPS-PDFのインストールができました。

CUPS-PDFの問題は設定です。
デフォルトのまま使うと、デフォルトのディレクトリに出力されてしまうので、どこにあるのか探さなければなりません。
また、設定は、一筋縄ではできません。

CUPS-PDFの設定には、CentOS側で、ブラウザを起動して、
http://localhost:631
を開き、設定ユーティリティを使います。

Windows PC側からブラウザを開いて設定するには、ファイアウォールの設定変更が必要です。
Windows側から設定できるようにすれば、Cent OSのGUI環境は必要ありません。
GUIがなければ軽くていいのですが、それなりのスキルが必要になります。
今回は、KDE Plasma を使いましたが、そのうちGUI環境なしで設定できるようになりたいと思います。

http://localhost:631 を開くとログインを要求されます。
ユーザ権限でログインすると、"Add Printer"(プリンタの追加)もできなかったので、管理者権限でログインしました。

ブラウザ画面の上側に見えるタブの"Administration"をクリックして、その画面から"Add Printer"でCups-PDFを追加します。
このとき"Sharing"(共有)に✔を入れます。
実態のあるプリンターのように見えるコピーを作ることもできます。

追加したら、次に"Administration"画面に戻り、"Manage Printers"をクリックします。
内容を確認して必要があれば変更します。
私の場合は何もありませんでした。
以上で、だいたい完了ですが、このままでは、PDFファイルが変なところにできるのと、どんどん上書きされてしまうので、設定ファイルを変更します。

# vi /etc/cups/cups-pdf.conf
を実行して、設定ファイルを変更します。
別なエディタのほうが使いやすいですが、管理者権限で実行するのが面倒なので、viエディタの使い方を覚えるほうが簡単だと思います。
変更するのは、出力先のディレクトリ名の部分と出力ファイル名の部分です。

出力先ディレクトリ名の変更は、"# Path Settings"の部分で、#で始まる行はコメントなので無視して
Out /home/user/PDF
のように、自分の権限で読書きできるフォルダを指定して行を追加します。
ここで、"user"は、自分のログイン名、"PDF"というフォルダは、あらかじめ作成しておきます。
フォルダ名は、何でも構いません(UNIXの制限はありますが)。

出力ファイル名の変更は、"# Filename Settings"の部分で、ここでは、#Labelの行の#を取り番号を書き換えて
Label 1としました。
"1"を選択すると、ジョブ番号の後に連番で数字が付きます。

viエディタの場合には、"ESC"ボタンを押した後に、
wq! (書き込んで終了)
とタイプして、"ENTER"キーを押します。

途中で間違えて困ったら、"q!"をタイプして終了すれば、書き込まずに終了できるので、最初からやり直すことができます。

仮想マシンのLinux側はここまでですが、この後は、Windows側でネットワークプリンタを追加します。

私の環境では、Linux側のIPアドレスが、"192.168.59.129"となり、VMwareのWindows側アドレスが、"192.168.59.1"となりました。
Windows側は、コマンドプロンプトを起動して
> ipconfig/all
で確認し、Linux側は、ターミナルを起動して、
$ ifconfig
で確認します。
Windowsと仮想Linuxは、間違いなくつながっていると思いますが、Windowsのコマンドプロンプトから
> ping 192.168.59.129
を実行して応答を確認します。

確認したら、Explorerを起動して、
"\\192.168.59.129"
を見ると共有プリンタが見えるはずなので、このプリンタにドライバをセットします。
何でも良さそうですが、試してみたところ、"HP Designjet T1200ps PS Class Driver"以外はいまのところうまくいっていません。

Explorerで、"\\192.168.59.129\user"を表示すると、指定したフォルダが見えます。
そこに、仮想プリンタのPDFファイルが出力されます。

出力が終了した後一呼吸置いてから出力ファイルを操作するほうが良さそうです。
終わったか終わらないかのうちに触ると壊れたりするようでした。

今は、ほとんど必要の無くなった仮想PDFプリンタサーバ機能ですが、これが必要になったりすることもあるので、覚えておいて損はないと思います。








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by mcap-cr | 2019-02-11 06:48 | Linux | Trackback | Comments(0)

工学オーディオに取組むオカルト嫌いです。


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