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ダブルブラインドテストの検討

ブラインドテストについては、いままでさんざん書いてきました。
問題は、経験したのとしないのとでは、考えに異次元と云って良い差が生まれてしまうことです。
アダムとイブが禁断の果実を食す前後の違いのようなものだと云って良いでしょう。
一度参加してしまうと、自分の感覚の不確かさを実感するようになります。
しかし、知らない人には、感覚の不確かさという用語が理解できません。
オーディオ機器によって音がものすごく違うのであれば、感覚の不確かさを超えて判別できるのですが、本当に不確かさを超える差があるのかどうか、ブラインドテストはそれを数値で示してしまいます。
ブラインドテストについて、いままで自分が経験したことや、その他の情報サイトの紹介を以下にまとめました。

ブラインドテストのまとめ

私が経験したテストは、初回ということもあり試行錯誤で実施したのでデータ分析はできていませんが、参加した被験者は、自分の感覚の不確かさに対して一様に驚きを感じていました。
見ていると差があると感じるものが、隠してしまうと差について自信がなくなる...
価格差20倍のアンプの比較でもそんなものでした。

参加者は、準備のプロセスに参加し、意見を表明し、聴き分けられなそうなソースを排除し、差が出そうなソースを選び、セットアップも自分で確認したうえで、試験前に十分な聴き分けを行った後の試験でも、機器を隠すと曖昧になってしまう。

ブラインドテストの現実的な課題は、可能な限り要件を満たしたうえで実施可能な手順を決めることです。
前回は、途中で終わってしまいましたが、それでも疲れたので、アンプの故障で却ってホッとしました。
リラックスして聴くのは1日でも大丈夫ですが、差を見つけるために集中して聴くというのは、1回20分でもキツイかもしれません。
1回の再生を短くすればいいですが、それはそれでソース選択がまた簡単ではありません。

問題の1つは、ダブルブラインドテストにすると、操作者もどちらなのかを知らないという状態を作らなければなりません。
これが本当に可能なのか...

とりあえず、再生順を決めるのは、事前に乱数表を作っておいけば、そこで適当に選べばいいと思います。
乱数表を作ってみました。

a0246407_08542095.png
この乱数表を使って、そこからその場で選択してその通りにやればいいのですが、操作者が見てしまうと二重盲検の要件を満たしません。

二重盲検法が可能になる方法ってあるのでしょうか?
順番はその場でソフトウェアが決めて、再生も記録もソフトウェアが実行する。
ソフトウェアとロボットを使えばできそうですが、IOT用の基板を使って自作するのかな?
いずれにしても、リレーで切り替えることになりますね。
二重盲検法は現実的ではなさそうです。

私が考えた現実的な手順は前回とあまり変わりません。
(1)音楽ソフト(CD)を参加者が持ち寄る
(2)スピーカーシステムを数組準備する
(3)被験対象のシステム2組を決める(アンプかケーブルくらいしかできない?)
(4)ウォーミングアップを兼ねながらセットアップし、スピーカーシステムと再生ソフトを選ぶ
(5)くじ引き等で操作者を決める
(6)聴き分けのポイントを話し合い参加者が実際に聴いて確認する(←オーディオファンとしては重要だが、普通は主催者が試験前準備を全部実施するはず)
(7)操作者が乱数表で再生順を決める
(8)操作者が何番目かを案内して順に再生する
(9)被験者が同じか違うかを書き込む
(10)回収してデータ分析する

本来であれば、主催者と被験者が完全に分かれて一発勝負にすべきで、多分他の試験はそうしているでしょう。
しかし、主催者を雇うと高いので、愛好者内で全部実施し、セットアップまで参加者に完全に公開し、事前にポイントを確認した後、試験部分だけを隠すというのが良いのだろうと思います。
こうすることによって、試験方法への疑念を排除し、どこまで正解率を上げられるかということになろうかと思います。

それよりも、準備の段階での発見が多かろうと思います。
そして、思った通りの結果になるのか逆になるのか...

希望者が10名以上になれば実施したいと思いますので、試験参加を希望する方は、匿名コメントで、電子メールをご連絡ください。
匿名にしないとメールアドレスがインターネット上に公開されてしまうので、匿名にするのをお忘れないようお願いいたします。
具体的なことはメーリングリスト形式で会議して決めたいと思います。


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Commented at 2019-05-18 08:02 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by mcap-cr | 2019-05-18 06:16 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(1)

音楽は生演奏が最高ですが、レコード音楽は、工学オーディオによってリーゾナブルなコストで楽しみましょう。


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