2019年 05月 17日
英語の習熟速度は大人も子供も変わらないそうですが
外国語をネイティブレベルまで習得する速度は大人も子どももほとんど変わらないという研究結果
ちょっと引用します。
認知科学に関するジャーナルである「Cognition」に掲載された「第二言語習得のための臨界期(A critical period for second language acquisition)」という研究は、約67万人の英語話者と英語学習者を被験者として、学習の上達率と年齢の関係などを調査したものです。研究では「英語力」なるものを定義するために、「英語力を測るクイズ集」を用いたとのこと。以下の画像はこのクイズの一例で、「Every hiker climbed a hill」という英文はどちらの図を示すのか選択するというものです。もとの英文は、
Every hiker climbed a hill.
その図とは、下記の図です。

英文を読むと過去形で書かれているので、これから登る絵じゃ駄目なんじゃないでしょうか?
最低でも山を降りる絵じゃないと駄目だろ、と考えました。
単純過去だと、どのくらい前のことかはっきりしないので、ハイカーが丘に居ない、つまり、丘だけの絵が正しい、と思います。
降りる絵だったら、現在完了形にして、
Every hiker has just climbed a hill.
とすれば納得なんですけどね(ひょっとしたら、climbには、無事に下山するまでを含むのかもしれないので、そうだったら、山のふもとに山に背を向けたハイカーがいればいいと思います)。
問題のポイントは時制ではなく、"every"と"a"の解釈のようです。
Every hiker is climbing a hill.
と現在進行形で書いてもらえればいいのですが、出題者にとっては、時制を聞いているのでどうでもいいことなのでしょう。
解答は、おのおののハイカーがそれぞれひとつの丘を登ると解釈するそうで、丘がたくさんある上の絵が正解なんだそうです。
同じ(下の絵)だったらどうなるのか書いていませんでしたが、たぶん、
Every hiker climbed the hill.
のように定冠詞にすれば、みんな同じ丘に登ったことになるのでしょう。
でも、原文のままでも、たまたま何名かは同じ丘に登っても良さそうな気がします。
こういうややこしいことを考える人は、英語がなかなか上達しないのでしょう。
昔、TOEICを受けたときに、例題に男の人が何かを書いているような写真の説明があって、その写真の説明として、
"He is writing his name."
というのが正解でした。
写真を見たって名前を書いているのかどうか分からないのですが、そういうところまできっちりと表現されていないと気が済まないような人は、英語の習熟が遅いのだろうと思います。
記事を読んでみると、英会話学習の講座を大人に買わせたいようです。
大人になってから始めたのでは、ネイティブの発音は無理、というのが多くの人が見てきた事象なので、そう思ってみると、上位25%しか比較していなかったりして、ちょっと無理があるかなという感じです。
そもそも、こういう微妙な差を習得させるにはそういうことばっかり教えれば簡単そうです。
英語の論文を読むのと、べらべらに書いた隠語みたいのを読むのとでは大違いです。
英語にはいじめられ続けているのでもうちょっとマシになりたいですが、自分には難しそうです。
一人のハイカーが登るのは一つの丘
Every hikerで個人ではないことと、過去形なことで
ハイカーが丘を登る人であることを指していると思いますが
絵が正しいかはわかりませんし
広告的にどちらでも良いのでしょうね
言語の違いというか
教科書や問題だからこうなのか
単に表現の違いなのか
現地での会話であれば、実際に会話をする方が早いでしょうし
技術文書の翻訳であれば、それ特化でいいのでしょうね
おそらく、こういう感覚は現地の人がこう聴けばこんな感じに理解するということなのでしょうね。
文法的にどうだと目くじらを立てても意味はない問題なのだと思います。
ただ、技術英語であれば、誰がみても同じ理解をしないといけないので、もっと説明が必要になるのだと思います。
ちなみにASD-STE100 (Simplified Technical English)では、EACHにこんな説明があります。
Every one of two or more objects or persons, seen together as a group but identified separately.
『(私訳)単数または複数のものか人で、まとまって見えても個別に認識するもの』
ということなので、ASD-STE100に従えば、下の絵が正解になるみたいです。
日本語でも同じですが、皆が同じ理解をできない表現は、無くしていくべきなんでしょうね。

