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はこにわオーディオ工学研究分科会 (旧名: バスレフ研究所)

力量に合った仕上げを検討

スピーカーシステムの自作で問題になるのはいつも仕上げです。
音の気に入る/気に入らないという根本的な問題はあるのですが、最近は、いきなり捨てようと思うほどのものはできなくなったので、最終的には仕上げの問題になります。

これまでは、素人にも比較的簡単と思われる透明ラッカー仕上をしてきました。
しかし、透明ラッカー仕上にも問題があることが分かりました。
臭気の問題は明白ですが、仕上げた後の問題として、日焼けの問題が発覚しました(記事)。
そこで、最近は、木工ボンドを全面にコーティングしてから塗装仕上げするようにしていますが、それも面倒ではあります。
第一、まだ、木工ボンドの全面コーティングによって、日焼け斑を防げるかどうかの検証にも5年はかかります。
また、最近は臭気を気にして(自分はいいのですが、女房が文句を云うため)、水性ニス仕上げに変わりました。
多少は上達したと云っても、経年劣化がどうなるのかは分かりません。

今までにも仕上げではいろいろと失敗してきました。
仕上げの失敗は、修正するほどひどくなっていきます。

と、思い付いたのは、着色仕上げで、塗りムラがあっても目立たないようなパターンを付ければいいのではないかということです。
屋外の建造物だって近くで見るとそれなりに仕上げの不均一もありますが、目立つことはありません。
理想的なのはイスラム美術調のタイル仕上げ風で、幾何学的な模様の付いたタイルの絵を書いてしまうことです。
しかし、これはスキルを要求するので自分の手には負えません。
木目を描くのも同じく自分には無理です。
もっと簡単で素人目にも我慢できるものはないか...
と考えついたのが、レンガ建築調です。

レンガ建築は古いものも新しいものも多くあり、古くなって色が斑になっても、間に合せで色の違う数種類のレンガで補修してもそんなに悪くありません。
古くなって端部が欠けてもそれはそれで味わいのうちとも云えます。

ということで、この方法の試験をしてみました。
一発で決まることはなくても何回か練習すればちょっとマシになるかもしれません。
塗り斑が目立たない方法だし、むしろ多少の塗りムラがあっても味わいのうちなのかもしれないので、気は楽です。
水性ペンキなので近所迷惑にもなりません。

まずは、ペンキと筆を揃えました。
ペンキはホームセンターで買ったものは500円〜700円くらいでちょっと高価です。
100円ショップで入手できたのは、白と黒だけですが、これは、レンガの継ぎ目を描くのに使用します。
その他、水性絵画用の安物の筆を100円ショップで入手、マスキングテープをホームセンターで入手しました。
力量に合った仕上げを検討_a0246407_10393053.jpg
ペンキの茶色は、元から持っていたのが公称こげ茶色で、わかりやすく云うと、阪急電車の色です。
レンガとはちょっと違うので、これに黄色を混ぜると明るい茶色になるか、と思い黄色を買ってきて混ぜてみました。
力量に合った仕上げを検討_a0246407_10395411.jpg
力量に合った仕上げを検討_a0246407_10400331.jpg
...
どちらかというと緑色に近いカーキ色です。
これだったら、まだ、阪急電車色のほうがいいです。
やっぱり次は明るい茶色を買ってきましょう。

練習なので、3面に焦げ茶色を塗って、残りはカーキ色のままにします。
力量に合った仕上げを検討_a0246407_10405155.jpg
乾燥したら、マスキングテープを貼ります。
力量に合った仕上げを検討_a0246407_10411168.jpg
マスキングテープの上に、白と黒を混ぜた灰色を塗ります。
力量に合った仕上げを検討_a0246407_10413494.jpg
これを剥がすとこんな感じ。
力量に合った仕上げを検討_a0246407_10421361.jpg
これはひどすぎます。
失敗の原因は既に分かっていました。
(原因1)色を混ぜる際に、筆や器に残っていた水分が塗料に比べて多すぎたので、流れて隙間に入り込んでしまった(毛細管現象)。
(原因2)マスキングテープの押さえが不十分で密着度が弱かった。

やっぱり、色を混ぜるのはリスクが大きいようです。
こういう仕上なら多少色が変わってもいいのですが、混ぜるときに余分な水分が混じるのはよくありません。
今回は練習だけなのでこれでもいいですが、こげ茶色と黄色を混ぜて緑っぽいカーキ色になるような想像と違う変化が起こるので、最初から決まった色のものを使うほうがいいようです。
そういえば、子供の時に図画の授業で、色を混ぜていたらどんどん変な色になってしまったのを思い出しました。

次は、上記の失敗防止を考慮してやってみます。
下塗りにマスキングをし指でてしっかり押し、テープと木材地肌の隙間を最小にして、水分が混入しないように黒と白を混ぜた灰色の塗料を塗ります。
力量に合った仕上げを検討_a0246407_10511394.jpg
十分に乾燥したらマスキングテープを剥がして、つぎは縦にマスキングテープを貼ります。
そして、さらに、灰色を塗ります。
力量に合った仕上げを検討_a0246407_10530140.jpg
乾燥したら、マスキングテープを剥がします。
力量に合った仕上げを検討_a0246407_10534912.jpg
色あんばいや、継目部分の幅の不均一さなど問題はありますが、方式としてはこれでいいようです。
今回は、つや消し処理もしていませんが、フジタが人肌の乳白色をつくるのに使用したシッカロールやベビーパウダーのようなものを混ぜればつやは消えるはずです。
それよりも、レンガ色は何を選んだらいいのか悩みます。
継目の灰色もレンガ色に合わせなければなりません。
それと、今回分かったのは、マスキングテープ貼りが面倒そうなことです。
レンガパターンを細かくすると発狂しそうです。
といって、パターンが粗いと塗装の腕の悪さが目立ちます。

どのあたりで妥協するのが良いのやら...


by mcap-cr | 2019-05-22 06:07 | 工作 | Trackback | Comments(4)
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Commented by muuku at 2019-05-22 07:39 x
レンガ模様のスピーカーですか、スピーカーが四角いですからまさにミニチュアの建物風になりそうですね。
マスキングを簡単にする方法として継ぎ目の灰色をラインテープでマスキングするのはどうでしょうか。
①全体を継ぎ目の灰色で塗る
②ラインテープで継ぎ目をマスキング
③レンガ色を全体に塗る
④ラインテープを剥がす(下地の灰色が出る)
全体を灰色で塗る手間が大変なのとマスキングが細いので隙間に色が流れ易いので手間は同じですかね。

後、灰色のラインテープで継ぎ目を再現する方法もありそうですが、こちらも縦目地が大変かな。
思いつきなのであまり参考にはなりませんね。すいません^^;
ttps://www.amazon.co.jp/アイシー-IC-フリーテープ-5-0mm/dp/B0091G41E0/ref=sr_1_33?__mk_ja_JP=カタカナ&keywords=ラインテープ&qid=1558476820&s=hobby&sr=1-33&th=1
Commented by mcap-cr at 2019-05-22 09:31
> muukuさん
先に、目地を塗ってしまうという考え方ですね。
これも考えていましたが、先に目地を後に塗る方法をやってみました。
ラインテープでマスキングするのもなかなか良さそうですね。
Commented by hiro-osawa at 2019-05-23 02:02
マスキングによる塗り分け、重ね塗りの基本で、最初に一番明るい色を塗って、次に重ねる色は次に暗い色にする順序で進めると本来の塗料に近い発色が得られます 明るい色の塗料は透けてしまうので、下地の濃い、暗い色のベースの影響を受けやすいのです これは写真のとおりですね
パウダーで粗い艶消しにするとマスキングテープの密着が困難なので、つやありで全部終わらせてから最後に艶消しクリアで仕上げるやり方もあります
ホームセンターの塗装コーナーに置いてあるマスキングテープは幅の太いのばっかしですが画材店に行くと8mm、6mm、3mmとかの細いのもあります 3M以外の安物はノリが残ることあります
吹き付け塗装も可能でしたら、レンガ目地の網状のテンプレートを作ってしまうと再利用できます 角の柄合わせはできませんが、きっちりした直線でない、レンガのボロボロ、ごわごわ感も表現できます
Commented by mcap-cr at 2019-05-23 06:18
> hiro-osawaさん
だんだんスキルの必要な方向に行きますね。
私の想定するレンガパターンは、レンガと継ぎ目とどちらの色が濃いのかまだ良くわかりません。
継ぎ目のほうが濃いような気もしています。
私の購入したマスキングテープは、6mmで、いまのところノリが残ることはなさそうです。
それと、ツヤ消しの試行は、やってみたところ、パウダーを入れるほうが表面が粗くないようなので、マスキングの問題は出ないだろうと思います。
写真と記事はあとでアップします。
浸透でいちばん問題になるのは、毛細管現象の起きる粘度以下にしないことのようで、濃いのをドロっと塗れば問題は発生しませんが、粘度が大きい状態で塗ると段ができるので、muukuさんのご提案のように、レンガパターンを後に塗るほうが良さそうです。
吹付けについては、これも、スキルがなくてもできる、道具と手間増やさないという前提と変わってくるので、集合住宅に住む限りはやめておこうと思います。
刷毛塗りのほうが吹付けより難しそうですがあくまでも下手くそを目立たせない仕上手法の開発に拘っています。

生演奏を主とすれば、オーディオは箱庭で充分でしょう。
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