人気ブログランキング | 話題のタグを見る

はこにわオーディオ工学研究分科会 (旧名: バスレフ研究所)

ダクトの設計が良く分からない

毎度全然関係ない話ですが、先日の香港のデモで、Xiami(中国製)のスマホを使ってデモをリードしていた人は、しょっぴかれてしまったようです。
スマホのデータを常時監視されて、すぐに捕まるという現実、共産党政権が理想だと言っている人って本当に分かってるのでしょうか?
案の定日本のマスコミでは一切報道しませんね。
日本のマスコミが誰の友達なのかよく分かります。

本題に戻りまして、新しく製作して簡易的に特性を検証したDU100Fですが、ローエンドの伸びの割に、その上がちょっと寂しい感じなので、大気露出側のダクトをむしり取ってみました。
ケント紙を丸めただけのダクトなのでむしり取るのは容易です。
カッターで切れ目を縦に2か所入れて指をねじ込むとダクトが破れるので中に落ちないように注意しながら引っ張り出せば終わりです。
外側のダクトは、99mm+アルファから90mm短くなって9mm+アルファになりました。
ローエンドは相当に上がるはずですが、ほんの少し上がっただけのようです。
ただ、30Hz以下は相当にシャープに下がったようで、音は結構違います。
全体的には、ローエンドが数Hz上がり、低音としては量感が増える割に、低音の締まりが無くなります。
また、ダクトが短いと、箱の中の音の漏れが増えるようで、ちょっと騒がしい感じになります。
このほうがいいようでもあり、悪いようでもありますが、内部のダクトはまだ変更していないので、ベストからは遠いポイントで右往左往しているのでしょう。
本当は内部のダクトも換えたいのですが、作業しづらいので楽にできる方法を思いつくまでは、そのままにしていると思います。

私が気になるのはローエンドの考え方で、最初にシミュレーション計算したときは、ここまで短いダクト(ほとんど穴だけと云っていい)は想定していませんでした。
しかも、4本全部のダクトの長さを共通にするという設計方針で、シミュレーション計算のうえ良さそうな設計を選んだのですが、これがうまくいっているのかどうかよくわかりません。
ちゃんと測定すればわかるのですが、部屋の癖が大きいので、ちゃんと分かるとも思えません。
最近は、測定は億劫になっているので(煩くて耳に負担がかかるので苦痛です)、だんだん不精になってとうとうやらなくなってしまいました。
ですので。計算の他は、オシレータを使う簡易の共振点確認くらいしかやっていません。
あとは、音楽ソースを聴いて問題を感じなければ成功、くらいのいい加減な評価基準です。
ダクトを短くすると、力学モデルの質点の質量が小さくなるので、長さ比のマイナス1/2乗に比例して共振点が上がるはずです。
こうやってダクトを取り去ってみると、そういう計算が成り立つという変わり方とは思えません。
シングルバスレフなら世の中には作例が無数にあり計算値も間違いないはずですが、多自由度バスレフは、私のようなアマチュア以外の作例はほぼゼロと考えられ、データはほとんどありません。
そして、理論モデルによる計算値よりも下まで再生してしまうというのがいままで見てきたところです。

私が懇意にしている石田さんのBHBSも、バスレフとしてシステムを見た場合に、あれほど大きなダクトでそんなに下の周波数まで再生できるとも思えませんが、多自由度バスレフと同様、何故か下の周波数まで再生してしまいます。

どうやら、私がモデルに取り込んでいる原理以外に無視できない要因があるように思います。
いずれ検証することを考えて、交換式ダクトに変えようと思います。

とりあえず、大気露出側ダクトは、38mm径から40mm径に換えられるようにしました。
径を大きくすることで、共振点は上がるはずなので、長くして共振点を下げるのと組合せで検討したいと思います。

一応動作シミュレーションはしてみました。
断熱条件で、内部のダクトはそのまま、外側のダクトの長さだけを変更した場合です。
外側のダクトはそれぞれ共通の長さで、たとえば、L30-110と書いてある場合は、外側のダクトの長さはそれぞれ同じ30mmという意味です。
これで見ると、黄色(長さ50mm)がいいのかな?
ある方から頂いたシミュレータはまだ明確に理解できていないので旧来のシミュレータをそのまま使っています(XXさん、申し訳ございません)。
ダクトの設計が良く分からない_a0246407_20513937.png



by mcap-cr | 2019-06-25 05:59 | スピーカー設計 | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : https://mcap.exblog.jp/tb/239326903
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by uta at 2019-06-26 00:00 x
長さ9mmの穴はダクトとしては動作しないのでしょうね
単純に穴付きの箱をダクトの外につけた感じでしょうか
ダクトに対して、極端に空気室が狭かったりした場合も設計通りには動作しなさそうですね

設計より下が伸びる理由を僕も考えていました
シングルバスレフの場合、ダクトの共振点より低い低域は-18dBで減衰しますが
多自由度化して負荷領域を広げた場合、再生限界がより下に伸びるため
スピーカーユニットの動作はシングルバスレフの極端なカットオフよりは密封型に近い極低域の動作になるかも?


空気バネよりも気柱共振を利用したBHや共鳴管の出口にダクトをつけるものはバスレフよりもトロンボーンのミュートに近いような気はします

石田さんのブログも読ませていただいていますが
単純なBHにダクトを取り付けた場合、盛り上がりを抑えるサイレンサーになるような記述だったように思います

基本的にダクトの役割が抵抗なのは間違いないように思います
Commented by mcap-cr at 2019-06-26 06:05
> utaさん
いま書いていたのが全部消えてしまいました。
やっぱりマウスを使わずにタッチパッドではダメですね。
既存のモデルの問題点はいろいろとあるのだと思います。
連続体力学のモデルは難しすぎるので博士論文レベルになってしまうと思います。
現在のモデルでもわかることはそれなりにあるので、ちょっと考えてみたいと思います。

生演奏を主とすれば、オーディオは箱庭で充分でしょう。
by MCAP-CR
プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る

最新の記事

Youtube動画の埋込
at 2022-05-21 12:19
目的の問題
at 2022-05-19 12:40
腕時計を買ってみた
at 2022-05-18 06:23
クォーツ時計が狂う
at 2022-05-17 06:25
形状、こだわり
at 2022-05-16 06:28
オフ会5月28日(土)にあります
at 2022-05-15 08:53
ベートーヴェン全集を買ってし..
at 2022-05-14 08:15
iPhoneはやはり面倒だった
at 2022-05-13 12:50
IP電話の勧め
at 2022-05-11 06:43
F100A228-1 (3)
at 2022-05-09 07:12
F100A228-1 (2)
at 2022-05-08 07:25
F100A228-1
at 2022-05-07 10:22
いまさらですが
at 2022-05-06 12:40
スピーカー再生技術研究会への思い
at 2022-05-05 09:32
オフ会も迫ってきました
at 2022-05-03 07:39
IP電話を使い始めました
at 2022-05-02 06:56
有冨萌々子ヴィオラリサイタル
at 2022-05-01 07:58
コンピュータリテラシー
at 2022-04-29 12:44
足を洗う
at 2022-04-27 06:22
最後の曲
at 2022-04-26 06:32

以前の記事

2022年 05月
2022年 04月
2022年 03月
2022年 02月
2022年 01月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月

最新のコメント

タイムリーに車田さんが次..
by muuku at 13:42
> muukuさん 不..
by mcap-cr at 12:29
どんな業界にも「不都合な..
by muuku at 09:23
> Grigriさん ..
by mcap-cr at 06:23
> tincanさん ..
by mcap-cr at 14:25
工作上手な方でキャップご..
by tincan at 10:26
木村早希
by スピーカー at 07:02
スピーカー
by 成山裕治 at 07:02
> muukuさん ピ..
by mcap-cr at 14:01
最近思うのは小説、音楽、..
by muuku at 08:14

最新のトラックバック

島谷技研
from 島谷技研
musica
from musica
明日9/24(月祝)はス..
from 集まれ塩ビ管スピーカー主宰 ..
美しい美宮殿装飾と世界屈..
from dezire_photo &..
年末自作スピーカー系イベント
from 集まれ塩ビ管スピーカー主宰 ..
究極の愛を描いたワーグナ..
from dezire_photo &..
光と色彩を愛し生きる喜び..
from dezire_photo &..
新国立劇場バレエ団のソリ..
from dezire_photo &..
ダンテの『神曲』 ”地獄..
from dezire_photo &..
日本初公開のルノワール絵..
from dezire_photo &..

検索

ファン

ブログジャンル

画像一覧

イラスト:まるめな