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はこにわオーディオ工学研究分科会 (旧名: バスレフ研究所)

DVC1000に再び交換

新しいMCAP-CRシステムには、DCU-F122を付けて満足していましたが、コメントを頂いて、DVC-1000も再び聴いてみました。
新しいシステムのDU100Fは、工作当初長いダクトを付けていてイマイチでしたが、計算と試行のうえ、ダクト長さを調整したら、随分と良くなりました(記事)。
これ以上良くするのは難しいと判断するところまで来たので、しばらくそのまま聴いています。
これがDCU-F122Wで満足していた状態です。
最初は、DVC-1000を取り付けて聴きましたが、その後の調整・改造でDCU-F122Wを聴いて満足してしまったのでそのままにしていました。
しかし、ご指摘いただくと、DVC-1000の音が聴きたくなり、交換してみました。
DVC-1000に適切な取付穴寸法は、93mmです。
実際に空いている穴の径は約95mmで、これは、DCU-F122W用の穴径と同じです。
工作精度が良くないのでもう少し大きな穴が空いているようです。
このままDVC-1000を装着すると、フレームから穴がはみ出してしまったりするので、今回は少し穴を小さくします。
小さくすると云っても、全周に亘って縮める必要はありません。
重力がかかる下側と両脇の合計3箇所に止めるための突起を付ければおおよそ中心を保持できます。
そこで、手持ちの材料を探すと、いい棒がありました。
厚みは2mmです。
DVC1000に再び交換_a0246407_16050749.jpg
これを、3箇所に貼り付けました。
DVC1000に再び交換_a0246407_16051242.jpg
これで中心をおおよそ保持できるので、取り付けると、穴がフレームからはみ出ることは無くなりました。
DVC1000に再び交換_a0246407_16051993.jpg
この状態で聞いてみると、さすがにパイオニアの音は素直です。
オルガンを聴くと33Hzも普通に出ます。
箱が良ければこのユニットが活きてくるようです。

しばらく聴いていて気付いたことがありました。
ユニットをこのパイオニアのDVC-1000にした場合もパークオーディオのDCU-F122W(赤パーク)にした場合も、鳴り方が穏やかでゆったりとした音です。
赤パークなんかはそんなにゆったりした鳴り方はしないユニットではないかと思いますが、この箱との組合せでは、ゆったりした感じです。
これは、箱を大きめに作ったからであろうとも思いますが、ひょっとしたら、薄い板で作ったからかもしれません。
その両方が合わさってこのゆったり感なのかもしれません。
板厚は、自作スピーカーシステムでは例外的に薄い9mmです。
こういう薄い板で作るようになる前のシステムは、もう少しガツっとした音だったように思います。
相対的には、このシステムのほうが低音はバランス良く出ているはずです。
このバランスの良さがゆったり感に繋がったのか。
よく分かりませんが、この箱に取り付けてこれくらいゆったり鳴るのであれば、FEシリーズで丁度いいくらいになるかもしれません。
ただし、それをやるには、穴を中途半端に拡げなければならないし、そうするとDCV-1000が使えなくなるのでちょっと考えてしまいます。
あるいは、厚い板で箱を作って比較する...というのも簡単では無さそうです。

好き嫌いの話をすれば、この箱とDVC-1000の組合せは、自作スピーカーというよりも品のいい市販品みたいな鳴り方で、好きなような、もっとガツッと鳴る方がいいのかよくわかりません。

DVC-1000は、ヴォイスコイルが6オーム2つという構成になっているので、接続方法によって、6オーム、12オーム、3オームの3通りを選ぶことができます。
それによって音が変わるはずですが、6オーム接続は、ヴォイスコイルのひとつが単に錘になってしまうので、気分的に良くありません。
3オーム接続は、アンプの仕様から外れてしまうのでやってはいけません。
ということで12オーム接続が選択肢となりました。

でも12オームでいい感じです。
再びDCU-F122Wに戻す必要性は感じません。
最終的には、5FR IIという13センチのユニットに換える予定にしていますが、その前にFEを試すのか躊躇しています。
音としては、DVC-1000が良さそうです。


by mcap-cr | 2019-07-15 06:27 | 工作 | Trackback | Comments(2)
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Commented by uta at 2019-07-17 04:41 x
ここのところ、オーディオの科学のサイトを読ませていただきながら
元スピーカー設計の技術者さんのPDF文書などと照らし合わせつつ
少しわかってきたことがあります
まだ、物理現象の理解の段階で数式化はできていませんが

MCAP型の最低共振周波数以下のQmは
Qm=ω0 Mms/Rmsより
Mms=定数
Rms=振動板の内部損失+各空気室の空気バネ+ダクトの抵抗+ホルムヘルツの共鳴による減衰
となるため、密封型(Rmsは単一のバネのみ)と比較し最低共振周波数以下の収束性は良くなり、Qmsが小さくなり、Qtsが低下→低音の制御性向上につながるのではないかと思います(市販品のバスレフは低音稼ぎより抵抗要素の追加が目的?)

ダクト付きバックロードホーンもホーン形状を連続抵抗とみなし、ダクトの追加をバネ要素の追加と見なせば最低共振周波数以下の低音の再生能力の根幹はRmsを広い帯域かつ、大きくできるかがポイントかもしれません
Commented by mcap-cr at 2019-07-17 06:22
> utaさん
Rmsの算定方法が難しそうですね。
測定できればもっといろいろと分かってくるのだと思います。
そういえば、箱が同じでも、振動板の面積が大きいほうがローエンドが伸びるというのがMCAP-CRの(結果として分かった)特性だと思います。
計算では、このあたりが説明できていませんが、utaさんが書かれている式を詰めていけばこういったことも説明できる感じがします。
現在のシミュレータでは、振動板を大きくすれば低音の音圧は上がりますが、ローエンドは伸びません。
書かれているように、ダクト付きホーンも同じように振動板が大きいほうがが同じ箱でもローエンドが伸びるようです。
これも同じように計算で説明するのが難しいモデルだと思います。
ここを詰めることができれば、シミュレーション計算ももっと進むのかもしれません。

生演奏を主とすれば、オーディオは箱庭で充分でしょう。
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