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スピーカーユニット取付用穴加工

スピーカーユニットを、必要穴が小さめのものに交換した記事を書いていて思い当たることがありました(記事)。

スピーカーユニットのマグネットは今でもフェライトが主流です。
アルニコは高級品だし、ネオジウムも最近はだんだん見なくなってきました。
フェライト磁石の欠点は、磁力が弱いことと、素材そのももの磁気抵抗が大きいため、厚くしても磁力増強効果が小さいことです。
このため、FostexのFEの限定品は、磁力を上げるためにマグネットの径をぎりぎりまで大きくしてあるので取付が大変です。
それだけでなく、振動板背面の気道がマグネットで塞がれるために、背圧が増えるであろうと推定されます。
このために、穴にテーパー加工を施す人は多いだろうと思います。

そこで、取説通りのユニット取付方法よりも改善するモデルができるのではないかと考えました。
それを思い付いたのが上記の記事のときです。
取付穴は大きくしたい、しかし、中心からずれるのは防ぎたい。
また、フランジで穴をすべて塞げないと空気してしまう。

パイオニア製品のようにフランジが極端に小さい場合はこの方法が適切でない場合もありますが、フランジの寸法に余裕があれば大丈夫です。
取付用のネジ孔が取付穴に近すぎる場合には、スピーカーユニットを背面から引っ張る方法での取付が必要になりますが、ネジ孔位置に余裕があれば、全面からのネジ止めでも何とかなります。

ということで、手元にあったFE103En-Sの寸法例で図を描いてみました。

a0246407_14303226.png
改善案のほうは、2mm厚の小さな木片を使ってスピーカーユニットの中心からのズレを抑えます。
このようにフランジの立派なユニットなら問題なくいけそうです。
必要穴径102mm+端子板切り欠きというのも格好良くありませんが、改善案だったらほとんどの部分で穴径106mmになるので取付も余裕でできるだろうし、穴を削らなくれも気道がある程度確保できそうです。
木片は作ってもいいですが、アイスキャンディーの棒の厚みがおよそ2mmなので、こういう廃材の再利用のほうがエコでしょう。


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Commented by uta at 2019-07-20 07:15 x
PM-M0841CKを取り付ける際に使用されていたフランジがあると、パイオニア製のようなフレームの場合は取り付けやすいかもしれませんね
この、シムをかわせる方式は調心できますし
穴をあけるホルソーのサイズも数を揃えなくても良いのがいいですね

ジグソーであけるにしても、小口径は公差が厳しいです
Commented by mcap-cr at 2019-07-20 07:48
> utaさん
私も最近は、フレームの小さなユニットには、補助フランジというかワッシャーというか、フレームをサイズアップする板が必需品だと思えるようになってきました。
以前は、調心も手探りで行っていたのですが、フレームの小型化が進んできた現在では、2ミリもずれると穴がはみ出てしまうので、きっちり調心させることが重要だと考えるようになりました。
私は、ホールソーを4セット持っていますが、同じサイズや実質同じのものが多いです。
ワッシャー型の補助フランジ(曲げていないのでフランジという言い方が適切でないような気もしますが)があれば、大きめの穴+調心用シムで、作業が効率化され、正確に付けられるようになると思います。
ただ、このワッシャー型は、これも手間とコストがかかるのですね。
せっかくジャンクの安いユニットを使ってもここでコストがかかるのが悔しい感じがします。
by mcap-cr | 2019-07-19 06:01 | 工作 | Trackback | Comments(2)

音楽は生演奏が最高ですが、レコード音楽は、工学オーディオによってリーゾナブルなコストで楽しみましょう。


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