ロイヤル・オペラのオテロ
前回の『ファウスト』の翌日の19日に母親が退院しました。
そこからすぐには行く場所がないので、いったん私の自宅で預かっています。
とは云っても次に行く施設での生活用品を買ったり、ほとんど歩けない母親を連れて銀行や役所をまわったり、てんやわんやです。
レンタカーを借りて対応しましたが、それでも、そこから出すのは大変なのでなるべく自動車に載せたまま、自動車から出すときは、行き先のすぐ手前の椅子のある場所で降ろして自分は駐車場に行き...本人は、自分のことばっかりで、何が大変なのかわかっていません。
こういう騒ぎになるまでは、わからなかったことをいろいろと学びました。
助かったのは、先日パスポートをとったことです。
高齢になると写真付き身分証明書がひとつもないということがあり得ます。
私の母親もその例で、写真付きの身分証明書がないために、マイナンバーカードをつくれずにいました。
パスポートについては頑張って書類を揃えて何とかつくれ、それで事なきを得ましたが、5年で失効するので、10年にしておけば良かったと後悔しています。
パスポートが失効しないうちにマイナンバーカードを作らなければいけません。
そうしないと、写真付きの身分証明書がなくなって、どこのだれだか証明できない状態に陥ります。
いちばんいいのは、マイナンバーカードで、これがあれば大抵の手続きができて便利です。
たとえば、定期預金を解約するのには、マイナンバーが必要です。
それがわからなかったので、結局、役所までマイナンバー付きの住民票を取りに行くことになりました。
本人が駐車場から出ないので、委任状を作って手続きすると、マイナンバーが入った住民票は、代理人には渡せないから、本人の居住地に郵送すると言われました。
『本人を隣の駐車場から連れてくるから30分待ってください』というと、役所の人が駐車場まで来て確認してくれましたが。
そのときもパスポートが必要になりました。
パスポートのお陰で助かった...
年老いたら元気なうちに対策しておかないとダメです。
マイナンバーカードは絶対に作ること、これが基本原則です。
前置きが長くなりました。
ロイヤル・オペラの公演は、今回は、ヴェルディの『オテロ』です。
主なキャストは、
オテロ:グレゴリー・クンデ
デズデモナ:フラチュヒ・バセンツ
ヤーゴ:ジェラルド・フィンリー
指揮:アントニオ・パッパーノ
でした。
私は、ヴェルディのオペラは何となく知ってはいますが、そんなに好んで聴くほうではありません。
どちらかというと、生で何回か集中して聞きましたが、オーディオ装置で聴くことはそんなに多くはないといったところです。
名まで聴くと素晴らしいのですが、オーディオ装置ではさほど聴きたくならない不思議な作品だと思います。
『オテロ』は、生で聴くのは今回が初めてです。
あらすじも知りませんでした。
最初は、戦いに勝利するところから始まります。
暗雲立ち込めて絶叫の演奏、大太鼓は終始ドロドロと鳴り続け、悪い予感を示していきます。
この冒頭の部分だけで、どうして自分がオーディオ装置ではあまり聴かないかその理由が分かりました。
大太鼓の基音は33Hz前後です。
これをちゃんと聞こうと思えば、それなりの音量で再生しなければなりません。
ながらで聴くのでは、作品の本質は分かりません。
思い起こしてみれば、生で聴いたヴェルディの作品の多くは、こういう劇的なものでした。
これをながらで聴くというのは全然別の音楽を聞いているようなものです。
やはり、生でしっかり聴くことが大切です。
話はどんどん展開していって、ヤーゴの悪巧みになります。
オテロも簡単にヤーゴに騙されて妻のデズデモナを裏切ります。
最後は、オテロがデズデモナを殺し、悪巧みの顛末を知って自害して終了します。
舞台装置は、『ファウスト』とは違って、最低限です。
最低限で物語を全て表現するよう工夫されています。
相変わらず、オーケストラは見事です。
ロイヤル・オペラのオーケストラは、中音弦が美しいのが印象的です。
私は、昨年の東京音楽コンクールを聴いて以来、ヴィオラに注目するようになったので、オーケストラでは中音弦を楽しめるようになりました。
中音弦が美しいと、音楽が美しく爽やかに感じます。
『オテロ』では、この特徴が出にくい感じでしたが、『ファウスト』のときは、中音弦が音楽を効果的に引き立てていました。
主なキャストも見事。
デズデモナを演じたフラチュヒ・バセンツには、『ファウスト』のマルグリート役も演じてほしいと思いました。
マルグリートはデズデモナよりも出番が長く負担が大きい役どころなので、もっと特徴を引き出せるでしょう。
ヴェルディの音楽は、いいとは思うものの、別な表現もありそうだ、という気持ちを残してくれます。
スピーカー工作の長岡式マジックと同じく、もっと良くなりそうだという部分を残すところで視聴者の想像力を掻き立てるよう作品を作っているように思います。
グノーの曲は、そういう部分がなく、他のどこを変えても良くはならないという印象を与えてくれます。
ヴェルディは、暗いドロドロ感を強く与え、曇り空と雨・嵐のなかにかすかに日が射す部分がある感じです。
グノーは、ドーンとダメージを与えるなかに、明るい部分やコミカルな部分を残し、最終的には天の光が射してくる終わり方でした(演奏者によっては、『ファウスト』の最後の何小節かを省略して暗く終わる)。
いずれにしても、アントニオ・パッパーノの指揮は素人の私にも、楽曲の本質を表現したと強く感じさせる見事なものでした。
演出も、変なところで拍手が入らないよう工夫したものでした。
いずれの曲も、最後の最後の音がなくなるまで誰も拍手できない、こういう演出と演奏はなかなかできるものではありません。
曲が終わる前に拍手が入ってぶち壊されるのが耐えられないのでしょう。
やっぱりロイヤル・オペラは凄い。
歌劇場にも有名処は多くありますが、自分が聴いた範囲内では、ウィーンと並んでトップに入るオペラ座だと思います。
母親の入院や世話で気持ちがぐちゃぐちゃでしたが、自分の気持ちに救いを与えてくれたロイヤル・オペラでした。
そこからすぐには行く場所がないので、いったん私の自宅で預かっています。
とは云っても次に行く施設での生活用品を買ったり、ほとんど歩けない母親を連れて銀行や役所をまわったり、てんやわんやです。
レンタカーを借りて対応しましたが、それでも、そこから出すのは大変なのでなるべく自動車に載せたまま、自動車から出すときは、行き先のすぐ手前の椅子のある場所で降ろして自分は駐車場に行き...本人は、自分のことばっかりで、何が大変なのかわかっていません。
こういう騒ぎになるまでは、わからなかったことをいろいろと学びました。
助かったのは、先日パスポートをとったことです。
高齢になると写真付き身分証明書がひとつもないということがあり得ます。
私の母親もその例で、写真付きの身分証明書がないために、マイナンバーカードをつくれずにいました。
パスポートについては頑張って書類を揃えて何とかつくれ、それで事なきを得ましたが、5年で失効するので、10年にしておけば良かったと後悔しています。
パスポートが失効しないうちにマイナンバーカードを作らなければいけません。
そうしないと、写真付きの身分証明書がなくなって、どこのだれだか証明できない状態に陥ります。
いちばんいいのは、マイナンバーカードで、これがあれば大抵の手続きができて便利です。
たとえば、定期預金を解約するのには、マイナンバーが必要です。
それがわからなかったので、結局、役所までマイナンバー付きの住民票を取りに行くことになりました。
本人が駐車場から出ないので、委任状を作って手続きすると、マイナンバーが入った住民票は、代理人には渡せないから、本人の居住地に郵送すると言われました。
『本人を隣の駐車場から連れてくるから30分待ってください』というと、役所の人が駐車場まで来て確認してくれましたが。
そのときもパスポートが必要になりました。
パスポートのお陰で助かった...
年老いたら元気なうちに対策しておかないとダメです。
マイナンバーカードは絶対に作ること、これが基本原則です。
前置きが長くなりました。
ロイヤル・オペラの公演は、今回は、ヴェルディの『オテロ』です。
主なキャストは、
オテロ:グレゴリー・クンデ
デズデモナ:フラチュヒ・バセンツ
ヤーゴ:ジェラルド・フィンリー
指揮:アントニオ・パッパーノ
でした。
私は、ヴェルディのオペラは何となく知ってはいますが、そんなに好んで聴くほうではありません。
どちらかというと、生で何回か集中して聞きましたが、オーディオ装置で聴くことはそんなに多くはないといったところです。
名まで聴くと素晴らしいのですが、オーディオ装置ではさほど聴きたくならない不思議な作品だと思います。
『オテロ』は、生で聴くのは今回が初めてです。
あらすじも知りませんでした。
最初は、戦いに勝利するところから始まります。
暗雲立ち込めて絶叫の演奏、大太鼓は終始ドロドロと鳴り続け、悪い予感を示していきます。
この冒頭の部分だけで、どうして自分がオーディオ装置ではあまり聴かないかその理由が分かりました。
大太鼓の基音は33Hz前後です。
これをちゃんと聞こうと思えば、それなりの音量で再生しなければなりません。
ながらで聴くのでは、作品の本質は分かりません。
思い起こしてみれば、生で聴いたヴェルディの作品の多くは、こういう劇的なものでした。
これをながらで聴くというのは全然別の音楽を聞いているようなものです。
やはり、生でしっかり聴くことが大切です。
話はどんどん展開していって、ヤーゴの悪巧みになります。
オテロも簡単にヤーゴに騙されて妻のデズデモナを裏切ります。
最後は、オテロがデズデモナを殺し、悪巧みの顛末を知って自害して終了します。
舞台装置は、『ファウスト』とは違って、最低限です。
最低限で物語を全て表現するよう工夫されています。
相変わらず、オーケストラは見事です。
ロイヤル・オペラのオーケストラは、中音弦が美しいのが印象的です。
私は、昨年の東京音楽コンクールを聴いて以来、ヴィオラに注目するようになったので、オーケストラでは中音弦を楽しめるようになりました。
中音弦が美しいと、音楽が美しく爽やかに感じます。
『オテロ』では、この特徴が出にくい感じでしたが、『ファウスト』のときは、中音弦が音楽を効果的に引き立てていました。
主なキャストも見事。
デズデモナを演じたフラチュヒ・バセンツには、『ファウスト』のマルグリート役も演じてほしいと思いました。
マルグリートはデズデモナよりも出番が長く負担が大きい役どころなので、もっと特徴を引き出せるでしょう。
ヴェルディの音楽は、いいとは思うものの、別な表現もありそうだ、という気持ちを残してくれます。
スピーカー工作の長岡式マジックと同じく、もっと良くなりそうだという部分を残すところで視聴者の想像力を掻き立てるよう作品を作っているように思います。
グノーの曲は、そういう部分がなく、他のどこを変えても良くはならないという印象を与えてくれます。
ヴェルディは、暗いドロドロ感を強く与え、曇り空と雨・嵐のなかにかすかに日が射す部分がある感じです。
グノーは、ドーンとダメージを与えるなかに、明るい部分やコミカルな部分を残し、最終的には天の光が射してくる終わり方でした(演奏者によっては、『ファウスト』の最後の何小節かを省略して暗く終わる)。
いずれにしても、アントニオ・パッパーノの指揮は素人の私にも、楽曲の本質を表現したと強く感じさせる見事なものでした。
演出も、変なところで拍手が入らないよう工夫したものでした。
いずれの曲も、最後の最後の音がなくなるまで誰も拍手できない、こういう演出と演奏はなかなかできるものではありません。
曲が終わる前に拍手が入ってぶち壊されるのが耐えられないのでしょう。
やっぱりロイヤル・オペラは凄い。
歌劇場にも有名処は多くありますが、自分が聴いた範囲内では、ウィーンと並んでトップに入るオペラ座だと思います。
母親の入院や世話で気持ちがぐちゃぐちゃでしたが、自分の気持ちに救いを与えてくれたロイヤル・オペラでした。
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| 2019-09-22 07:34
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