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TCMオーケストラ作品発表会

昨日は、早朝から」レンタカーを借りて千葉でひとしごとでした。
予定は順調に終わり、渋滞にもほとんど当たらなかったので午後4時過ぎには戻ることができました。

諦めていた、東京音楽大学のイベントがあるのを思い出し、開演時間を見ると、18時30分。
間に合いそうなのででかけて聞いてきました。

予定があるので聞けないだろうと思っていたので、演目などは確認していませんでしたが、とにかく聴くしかありません。
東京音楽大学のJ館スタジオには2度行ったことがありますが、雑司が谷駅に行くのが大変なので、昨日は池袋から歩きました。
途中道を間違えましたが、わかるところに出たので、そのままたどり着くことができました。
今回は、A館のホールです。
むむむ...立派です。
そして、自分のような年寄りは全然おらず、部外者感が半端ありません。
J館スタジオで聞いたときには、一般の人たちが多かったのですが、今回は、そんなに一般に人は来ていないようです。
18:30開演なので18時には会場だろうと想定していましたが、ホールに入れたのは開演の少し前でした。
ホールに入ってまたびっくり。
藝大奏楽堂と比べても遜色ありません。
音楽大学には縁がありませんでしたが、すごいんですね。

今回は、111 ORCHESTRA(トリプルワンオーケストラ)のツィートから情報を得ていたので、111 ORCHESTRAのイベントだと思っていました。
指揮は、岡本陸さん、コンサートミストレスは、松川葉月さんです。
コンサートマスターという用語は男性限定だったようです。
知りませんでした。

内容は、学生の作曲・編曲の発表です。
東京音楽大学には、作曲芸術、映画・放送音楽コース、コンポーザー=ピアニストコースなどがあるそうです。
作曲芸術コースは、いわゆる現代音楽の技法を学び、映画・放送音楽コースは、商業音楽を学ぶそうです。
コンポーザー=ピアニストコースは、イメージがあまり湧きませんでした。


作曲芸術コース専攻の佐藤奈都さん作曲の"Sonorus"
管楽と打楽器中心のダイナミックな曲で、現代音楽らしさも入ります。
いい曲だと思いました。

次の三名は、ドビュッシーのピアノ曲のオーケストラ編曲です。
3名とも映画・放送音楽コースです。
中町友洋さん"Prelude"
中井伶⾹さん"Clair de lune"
澤⽥佳歩さん"Deux Arabesques 1"

どの編曲もプロの作曲家の作品のようでした。
聞いていて感じたのは、ドビュッシーの作曲のイメージに方向性を与えているということです。
これは、おそらく意図してそうしているのでしょう。
たとえば、『月の光』は、ピアノの原曲では、月の光のイメージはあるもののそれがどういう状況であるかは、聴く人任せのように色を付けずに作曲されているように思います。
編曲された方は、そこに具体的なイメージを加えて方向性を付けています。
具体的なイメージは、聴いている人の記憶にある共通のもの。
わくわくするようなファンタジックなイメージ。
ディズニーのアニメを見るような感じです。
これは、映画・放送音楽コースの目指す方向性なのかもしれません。

同じく映画・放送横内⽇菜⼦さん"Polaris"
ご自身の田舎のイメージにチェレスタでキラキラ感を付加したそうです。
聴いていて心地よいですが、芸術的なイメージを感じました。

作曲芸術コースの赤澤凜太郎さん『黙字録〜7つのラッパの響き』
聖書の題材を音楽にした作品です。
聖書の重みを持たせた曲でした。
大太鼓の低音で精神的な圧迫を持たせるという方向性ではなく、曲想で導くところが見事だと思いました。

コンポーザー=ピアニストコースの湧上哉樹さん『ピアノ協奏曲』
今回の作品の中では最長の15分ほどの作品です。
ピアノソロは、作曲家本人による自演。
ちょっと現代音楽っぽいですが、やり過ぎではなく、聴いていていい感じです。
ソロの演奏も見事でした。

映画・放送音楽コースの後藤沙希乃さん『ヴィオラ協奏曲』
ソロは、粟國朝陽さん。
オーケストラ曲を作曲したくて主題部をヴィオラにしたそうですが、指導の先生の助言で協奏曲に変更したそうです。
粟國さんは、ドイツ留学中で、前日に帰国したそうでう。
姿勢も格好良く演奏も見事でした。
曲は、これから続きが出来そうです。

オーケストラの皆さんも昨年3月の第1回から更に磨きがかかった感じです。
岡本陸さんの指揮もスムーズな動きになってきました。

途中、岡本さんによる、作者へのインタビューがありました。
皆さん、学生ということもあって苦心したところを説明されるのですが、もう少し情熱を語ると私のような素人にも一般受けしやすくなるだろうと思います。

今回のイベントは、聴衆がすくないのが気になりました。
数えていませんが、オーケストラの人員より少し多いくらいでしょうか。
J館のイベントに並んだ方たちにも聴いていただきたかったと思います。

東京音楽大学の皆さん、これからも期待しています。
有難うございました。
by mcap-cr | 2020-01-10 06:51 | 音楽・コンクール | Trackback | Comments(0)

生演奏を主とすれば、オーディオは箱庭で充分でしょう。