2020年 01月 12日
小オフ会
Aさんは、スピーカー再生技術研究会メンバーです。
私は、メンバー登録云々には興味なく、だれでも来たいときに来て楽しめればいいと思っているので、会員登録したかどうかは気にしていません。
登録してもしなくても同じというのが私の考えているところです。
研究会はどうでもいいのですが、Aさんの新作は2副空気室4ダクトのMCAP-CR型(私のウェブサイトの記事)です。
スピーカーユニットにSicaの16cmフルレンジユニット(コイズミ無線の製品説明へのリンク)を使っています。
16cmフルレンジのMCAP-CRなんて聴いたことがないのでどういう音がするのか気になっていました。
しかも、今回のは、シミュレータ(リンク先のcode004J)を使用して設計したもので、ダクトの長さが調整式になっています。
これは聴いてみたい。
当日は、ちょうどSさんも来られていました。
まずは、33Hzの確認し、十分な音圧で再生されました。
32Hzは弱いようで、これも、シミュレーション結果からおおよそ想像した通りです。
Aさんのシステムは、内部、外部のダクトも交換可能になっています。
まずは外側のダクト長さをいろいろ変えて確認するも、曲によって好みのポイントが違うので、これで全部OKとはなりません。
どちらかというとクラシック系には、長めのダクトが良いようですが、ポップス系では、曲により(録音により?)微妙です。
私は総じてクラシック系以外はダクトをなるべく短くするほうが良いように感じました。
ダクトを長くすると共振点が下がる代りに共振点より高い周波数帯域のレベルが下がります。
逆にダクトを短くすると、共振点は上がるものの、共振点の上の周波数帯のレベルが上がり量感が出てきます。
この適性ポイントはどこにあるのか、というと、MCAP-CRのような多自由度型は単純なバスレフとは違って簡単な解答がなさそうです。
このあたりのことは、このブログにも少し書いています(ダクトのはなし)。
実にフラストレーションのたまる結論ですが、最適値はわかりませんでした。
それと、今回、Aさんは、スーパーツィータを追加するほうがいいか確認したかったので、私のUP4D-Tを持参して確認しました。
Sicaのフルレンジユニットの能率は、90.6dBだそうです。
Oさん所有のTannoyのスーパーツィータを最大の能率(16Ωで95dBなので8Ωでは92dB?)、クロス14kHzでは、効果がほとんど分かりません。
ジャンクフルレンジの低域を切ったUP4D-Tは、効果がよく分かりました。
4.7μFで切ってアッテネータで絞っても(高域のインピーダンスが不明なのでクロスのポイントも減衰量もわからない)十分に効果がありました。
フルレンジの多くはコイルのように高域に向かってインピーダンスが上がる特性になっているので、この製品(爆買いしてしまった)も多分高域では60Ωとか100Ωに近いだろうと思います。
これを4本シリパラで接続しているのでインピーダンスは1本と同じです。
これが、90.6dBのユニットに繋げられるというのは、このユニットの高域レベルが高いということでしょう。
高域のインピーダンスが高いことを考慮すると、恐ろしく高域の能率が高いフルレンジということになります。
これを、キャパシタの値を変え、アッテネータでの絞りを変えていくと高域の効き具合は変わりますが、どのレベルでもあまり違和感はありません。
高域が本体とかぶってもそれで違和感が出る訳でもありません。
置き場所も方向も神経質にならなくても大丈夫そうです。
UP4Dは不思議です。
メインのユニットから離すほうがいいというのも、オーディオの一般常識から外れています。
オーディオというものがますます分からなくなりました。
Oさん、Aさん、どうも有難うございました。

