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ローエンドデジタルアンプを聴く

新しく購入したデジタルアンプをセットアップして聴いてみました。
購入したアマゾンのサイトでは、仕様はよくわかりません。


現物が届くと少しだけ仕様がわかりました。

パッケージの内容です。
ローエンドデジタルアンプを聴く_a0246407_06512232.jpg
アンプ本体
電源
ステレオミニジャック〜ピンコード
ステレオミニジャックコード
取扱説明書
の5点が梱包されています。

アマゾンの表記ではわかりにくいところをまとめます。
下記情報は、取説ではなく外箱の表記を解釈して日本語にしたものです。

メーカー(ブランド?):ELEGIANT
型式:F900S
名称:MULTI-MODE POWER AUDIO AMPLIFIER
出力:50W+50W(これは正しくないと思われるので後述)
電源:12V / 5A
モード:USB、Bluetooth、AUX(ステレオミニプラグを接続)
安全認証マーク:RoHS, FC, CE (PSEやULマークはなし)

日本の安全認証のPSEや米国のULはありませんが、ヨーロッパで同等のCEマークがついているので、嘘でなければ安全上の問題はないでしょう。

取扱説明書の表記はシンプルです。
90mm✕70mmの紙面に2ページしかありません。
同じ内容が、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、日本語で書いてあります。
取説と呼べるような内容はありません。
USBモードは、WindowsXPとWindows7しか対応していないと書いてあります。
HDDレコーダのUSB出力に繋いで音が出るのかはわかりません。
すなわち、D/Aコンバータ内蔵かどうかは、取説を呼んでもわかりません。

多くの人にとって最も重要なスピーカーの負荷インピーダンスについては記載がありません。
最近の傾向は4Ωが主流なので、4Ωでも繋げるだろうと思いますが、私は持っていないので、8Ωシステムを繋いだところ問題ありませんでした。

価格について書くと、送料無料税込み3,488円で、期間限定400円引きの3,088円でした!
単品システムでこの価格ですから、Stereo誌のLXA-OT1は高級品だったんだな、としみじみ思いました。

出力の話に戻ると、電源自体が12V/5Aですから、60Wしかありません。
アンプの出力50W+50Wというのは、理想的な電源を繋いだ場合のアンプ単体の仕様でしょう。
しかし、セット物なので、電源を交換するのは自己責任です。

同梱の電源を使用すると、12Vなので、一般的なデジタルアンプを仮定して出力も12Vとすると、8Ω負荷では、電流が1.5Aなので片チャンネル18Wになります。
すなわち、実質出力は18W+18W(8Ω)。
4Ω負荷だと、12V出力したら電源の性能を超えてしまうので、出力は電源で決まります。
よって、実質出力<30W+30W(4Ω)。
アンプの能力を最大限引き出して50W+50Wで使うなら出力の大きな電源を使うしかありません。
このあたりの表記は、虚偽表示ともとられかねませんが、Stereo誌のLXA-OT3で似たような実例があったので、責めることはできません。
ちなみにLXA-OT3の電源は、15V/1.2Aなので、18VA。
この電源では、LXA-OT3の公称出力12W+12Wは得られません。
ですから、ELEGIANTの誇大表示も許しましょう。

ちなみに背面には電源入力端子とスピーカー端子がありますが、なかなか豪華です。
ローエンドデジタルアンプを聴く_a0246407_06511678.jpg
金色めっきがしてあるので、金メッキ好きなマニアには喜ばれるでしょう(多分金色の卑金属めっき)。

肝心の音は、全然問題ありません。
増幅ゲインは高いようでソースによりますが、9時ちょっとまで上げると十分な音圧になります。
いままで使っていたLXA-OT3では、ゲインを最大に変更したうえで3時くらいまで上げて使っていたので、比較すると、このF900Sのほうが使いやすいです。

プリアンプの機能がないので、ローコストプリメインとの比較はできませんが、アナログプレーヤーを使ったり、複数入力の切り替えが必要なければ、このF900Sで十分そうです。
これにプリアンプ機能を追加して、電源の能力を上げれば、ローコストプリメインと同等の機能・性能になると思いますが価格も同じくらいになってしまうでしょう。

入力がラズパイ+I2C DACだけならこれで十分でしょう。

いままでいろいろ聴いてきて、アンプの音の差を判別することの難しさを知っていますが、高級品と比較する必要もなく、この音は必要十分でしょう。
というかこれ以上のものは、遮音の良い広いリスニングルームで、メーカー技術者が想定していないような低音再生や瞬発的な大音量できわどいソースを再生しないならいらんだろうと思います。

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Commented by hiro-osawa at 2020-02-13 02:51
アンプの最大パワー何ワットって、なにも断わりが無ければミュージックパワーってやつでしょうから、これ一瞬の話で連続では無理でしょうね
それも1KHzの歪み何%とかの条件でしょうから、音楽ソース内の低音楽器が活躍すれば、あっという間に電源が白旗降参で破綻でしょうね
こういう数字って取り決めが目的に対し適切でないので、知りたい能力を表現していません
でもそんなことに目くじら立てないで、話半分とか4分の1、8分の1とか思っていれば平和で良いのでしょう
Commented by mcap-cr at 2020-02-13 06:01
> hiro-osawaさん
時代がデジタルアンプになって、最高出力は入力電圧の制約で固定されるという印象を持っています。
一瞬の大出力はリミッタで抑えられ、アナログ時代のミュージックパワーという考え方とは違う現象が起きているような印象を持っています。
ですから、デジタルアンプは最大出力電圧でクリップし、その上は全く出ないのではないでしょうか?
現実的にはほとんど問題なさそうですが、マニアな使い方をしていたら、このような小出力では使いみちが無さそうです。
でも、オーデイオの表示の問題として考えると、インターネットで見るレビュアーさえも、最大出力についての認識がなく、音がいいだのクリアだの書いているので、私もおっしゃるように、話1/8くらいで考えています。
一部のオーディオマニアの話は-140dBくらいで考えていますが。
by mcap-cr | 2020-02-12 05:33 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(2)

音楽は生演奏が最高ですが、レコード音楽は、工学オーディオによってリーゾナブルなコストで楽しみましょう。


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