Music Dialogue室内楽塾 in 東京 2020ーファイナルコンサート
素晴らしかった!
前日にリハーサルを聴講した室内楽のファイナルコンサートを聴きました。
開場は同じ旧園田邸なので、満員でもそんなに数は入りませんが熱気でいっぱいになりました。
演奏順は、前日と違い、まずは
メンデルスゾーンのピアノ四重奏曲第2番ヘ短調作品2。
前日は、主題の引き継ぎ方や文化や民族的背景まで含めた作品の理解の仕方について指導を受けていましたが、本番では、そういう指導を全部自分のものにして、チーム一丸で音楽を奏でます。
それぞれが、他の奏者の状況に気を配りながら次々にパスを渡していきます。
いろいろと指導を多く受けていた小形さんのピアノも軽やかです。
小形さんは、最年少でまだ高校一年生なのですね。
今後も楽しみです。
次は、ブラームスの弦楽六重奏曲第一番変ロ長調作品18。
これが聴きたかった曲です。
特に第二楽章はヴィオラが美しく旋律を奏でます。
有冨萌々子さんのヴィオラは特に見事。
前日のリハーサルでは大山先生の指導がいちばん厳しかったですが、それを自分のものとして、先生の音を超えていきます。
いちばんいいところは弟子に渡す先生の心遣いも粋ですが、それに応える弟子のほうもまた見事。
途中で、楽器の固定具が外れてしまいヒヤヒヤしましたが、見事に切り抜けてくれました。
有冨さんのヴィオラの音に秘密には、こういう道具もありそうです。
ヴァイオリンの小林佳奈さんの音もメンデルスゾーンのときより更に活き活きと音楽になっていきます。
同じヴァイオリン同士の大塚百合菜さんとの間の受け渡しの妙も見事です。
チェロの佐古健一さんの音は、前日のリハーサルでも素晴らしかったのですが、仕上げの状態では、他の楽器との融合で更に艶をましています。
先生の金子鈴太郎さんとの協奏も素晴らしい。
いつまでも聴いていたかったです。
休憩を挟んで、最後は、ドヴォルザークのピアノ五重奏曲イ長調作品81。
実は、私はドヴォルザークのこの曲のCDは持っていませんでした。
何となくドヴォルザークとは波長が合わないような思い込みがありましたが、こうやって最高の演奏で聴くと、そういう偏狭な心持ちではいけないことが分かります。
全員が一丸となってドヴォルザークの思いを伝えてくれました。
最後は大盛り上がりのフィナーレです。
終わった後に、受講生の方々と講師の先生からコメントがありました。
日本では室内楽の人気が低いらしく、こういう機会はあまりないのだそうです。
皆さんは、この機会を通して、おそらくん年分を学んだようでした。
大山先生は、超人並の体力だと思っていましたが、さすがに最後はちょっと疲労していたように見えました。
こういう環境で聴く室内楽というのは、人生初めての経験でした。
ちょっと勿体無いですが、また、こういう環境でも聴いてみたいと思います。
皆さんお疲れ様でした。
よいひとときを有難うございました。
前日にリハーサルを聴講した室内楽のファイナルコンサートを聴きました。
開場は同じ旧園田邸なので、満員でもそんなに数は入りませんが熱気でいっぱいになりました。
演奏順は、前日と違い、まずは
メンデルスゾーンのピアノ四重奏曲第2番ヘ短調作品2。
前日は、主題の引き継ぎ方や文化や民族的背景まで含めた作品の理解の仕方について指導を受けていましたが、本番では、そういう指導を全部自分のものにして、チーム一丸で音楽を奏でます。
それぞれが、他の奏者の状況に気を配りながら次々にパスを渡していきます。
いろいろと指導を多く受けていた小形さんのピアノも軽やかです。
小形さんは、最年少でまだ高校一年生なのですね。
今後も楽しみです。
次は、ブラームスの弦楽六重奏曲第一番変ロ長調作品18。
これが聴きたかった曲です。
特に第二楽章はヴィオラが美しく旋律を奏でます。
有冨萌々子さんのヴィオラは特に見事。
前日のリハーサルでは大山先生の指導がいちばん厳しかったですが、それを自分のものとして、先生の音を超えていきます。
いちばんいいところは弟子に渡す先生の心遣いも粋ですが、それに応える弟子のほうもまた見事。
途中で、楽器の固定具が外れてしまいヒヤヒヤしましたが、見事に切り抜けてくれました。
有冨さんのヴィオラの音に秘密には、こういう道具もありそうです。
ヴァイオリンの小林佳奈さんの音もメンデルスゾーンのときより更に活き活きと音楽になっていきます。
同じヴァイオリン同士の大塚百合菜さんとの間の受け渡しの妙も見事です。
チェロの佐古健一さんの音は、前日のリハーサルでも素晴らしかったのですが、仕上げの状態では、他の楽器との融合で更に艶をましています。
先生の金子鈴太郎さんとの協奏も素晴らしい。
いつまでも聴いていたかったです。
休憩を挟んで、最後は、ドヴォルザークのピアノ五重奏曲イ長調作品81。
実は、私はドヴォルザークのこの曲のCDは持っていませんでした。
何となくドヴォルザークとは波長が合わないような思い込みがありましたが、こうやって最高の演奏で聴くと、そういう偏狭な心持ちではいけないことが分かります。
全員が一丸となってドヴォルザークの思いを伝えてくれました。
最後は大盛り上がりのフィナーレです。
終わった後に、受講生の方々と講師の先生からコメントがありました。
日本では室内楽の人気が低いらしく、こういう機会はあまりないのだそうです。
皆さんは、この機会を通して、おそらくん年分を学んだようでした。
大山先生は、超人並の体力だと思っていましたが、さすがに最後はちょっと疲労していたように見えました。
こういう環境で聴く室内楽というのは、人生初めての経験でした。
ちょっと勿体無いですが、また、こういう環境でも聴いてみたいと思います。
皆さんお疲れ様でした。
よいひとときを有難うございました。
by mcap-cr
| 2020-02-24 06:55
| 音楽・コンクール
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