人気ブログランキング | 話題のタグを見る

はこにわオーディオ工学研究分科会 (旧名: バスレフ研究所)

スピーカーユニットの高さ

北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの御尊父横田滋さんが一昨日にお亡くなりになりました。
このリンク先を読むと拉致事件と隠蔽された真実がよく分かります。
血圧が上がってしまうので注意してお読みください。

最近生演奏が聴けないので、タワーレコードでまたポチってしまいました。
-----------------------------
アーティスト:Various Artists
商品価格:¥3,240
注文数量:1
タイトル:マルタ・アルゲリッチ~ルガーノ・レコーディングズ 2002-2016<限定盤>
アーティスト:マルタ・アルゲリッチ
商品価格:¥4,166
注文数量:1
タイトル:サティ: ピアノ作品集、歌曲集アーティスト:アルド・チッコリーニ、他
商品価格:¥1,080
注文数量:1
-----------------------------
タワーレコードでは、クーポンが付いたりポイントが付いたりするのですが、10,000円以上買わないと送料が追加されたりするので、結局クーポンもポイントも使えませんでした。
今回注文したものは値引きされているので、かなりお買い得だと思います。
最近は、石丸電気などの店舗で買うことが無くなり、通販が増えてしまいました。

このところ音場のことをいろいろ書いていて、ひとつ思い出しました。
長岡先生は常識に挑戦し、覆してこられましたが、稀に私が支持できない内容も含まれています。
そのうちのひとつが、スピーカーユニットの高さに関することです。

長岡先生は、スピーカーユニットは耳より低くすると書いておられました。
私は、スピーカーユニットを耳の位置より高くすることを基本にしています。
かつては長岡先生が書かれた通りにしてきたのですが、耳より高いシステムを造るようになり、定説に疑問を感じました。
長岡先生の説明では、スピーカーユニットが耳より高いと、PAのように感じるから落ち着かない、というものでしたが、生演奏では、耳より高い位置が音源となることがすくなくなく、また、小型フルレンジを使う場合、耳より高くても高い位置から聴こえるという感じでもありません。
生演奏で音源が低い位置になる場合は、比較的大きめのホールの1階席の後ろのほう、2階席、3階席で聴くという場合だろうと思います。
かつては2階席の中央が最も音の良い場所だと思っていたので、音源位置を耳より低くするという意見に納得していましたが、いろいろな席で聴かざるを得なくなって生演奏の経験を重ねると、反射音はほぼ上から聞こえてくるので、オペラやバレエのようにピットに潜っていても、中高域は反射音が中心だし、低域は定位感があまりないので、音は下には定位しないことが多いようです。
そんなこともあってか、逆にスピーカーユニットを低い位置にすると、落ち着きません。
特にUP4D-Tのようなワンポイントツィータを加えると、耳より高いほうが効果的です。
今となっては質問も出来ないので、長岡先生がどうしてそう書かれていたのか分かりませんが、本当にそう考えていたのか、思い込んでいたのかよく分かりません。
意外に生演奏の機会はすくなかったのかもしれません。

あと、配置で思うのは慣れによるところが大きいようです。
慣れてしまえばそれで違和感が無くなって自然に聴こえるようになります。
何十年も前には、オーディオ雑誌にマニア宅訪問クリニックみたいな企画があって、部屋の中をあーしたほうがいいとか、こーしたほうがいいとか書いてありましたが、最近はすくなくなったようです。
部屋を片付けるほうがいいというのに異論はありませんが、それ以外は、オーディオのために他を犠牲にするというところまで追い込まなくてもいいのではないかと思います。
オーディオは、心理学的要素が強すぎて、物理的な解決が難しいことがままあります。
常識にとらわれることなく、比較してから自分で評価するのがオーディオの基本だと思います。

by mcap-cr | 2020-06-07 06:30 | 長岡鉄男 | Trackback | Comments(8)
トラックバックURL : https://mcap.exblog.jp/tb/240369213
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by マイクロ・トレーダー at 2020-06-07 15:58 x
長岡鉄男氏が「耳より少し低く」と言ったのは、(主に)当時、全盛だった59,800円の大型ブックシェルフ・スピーカーを前提として…、「大きな重いものを高い台の上に乗せて不安定さを増す必要はない、低いしっかりした台を使うのが無難であり万人向けである。」という、実用面(常識面)からの提言であり、「音響についての絶対的理論」を展開したものではありません。

むしろ、音場感に貢献する残響音を演出するため、高い位置から音を出すことにポジティブであったとも言えます。

①全高の高い共鳴管スピーカー「ネッシー」については、上部の開口から洩れる音は音場感を増す効果があるだろうと言っていた。
②方舟は、「スピーカー・マトリックス方式」をとっていたが、差信号を出すサイド・スピーカーのユニットは高めの位置に取り付けられていた。
③煙突形状のスピーカーで、メインのユニットは通常の高さに取り付けられていたが、差信号ユニットが天辺に上向きに取り付けられた作例があった。
④薄型の「壁掛け式スピーカー」の作例が数種あったが、その試聴は壁の高めの位置に取り付けて行われた。
⑤初期に、部屋の隅の鴨居に三角形の板を棚状に渡し、そこにユニットを取り付けた作例があった。ピュア・オーディオ的ではないが、雰囲気良く音楽が聴けると言っていた。
⑥方舟以前のパルコンのオーディオ・ルームでは、サブ・ウーファーを部屋の後方の隅に設置していた。
⑦全方位(前後左右)に音を放出するスピーカーの多数の作例がある。当時は、それを音場型スピーカーと呼んでいた。
⑧高い位置とは逆に、床に転がしておく専用スピーカー(名称:ウニ)の作例もあった。
⑨スピーカー1台でステレオ音場が得られる「マトリックス・スピーカー」の作例は有名であるが…、左右のウーファーが中央に並ぶ「逆オルソン方式」を応用したような作例もあった。

以上のように長岡氏は、音を出す「高さ/方向」について大変意識的であり、多数の実験作を通じて、その「長所/短所」、そして効果の「有/無」を把握していたと思われます。
Commented by mcap-cr at 2020-06-07 17:43
> マイクロ・トレーダーさん
確かにいろいろありますよね。
私は、長岡氏が、スワンからスーパースワンになったときに、ユニットが上がった分自分の聴取位置を嵩上げする、と書いていたことや、上から聴こえるとPAのように感じると書いていたのが印象に残っています。
ということで私が書いた内容になっています。
スピーカーマトリックスについては、個人的には興味がないのでコメントを避けます。
ウニは、ひとつの箱に複数のポートを付けて、ポートの外側の条件を揃えないことで、バスレフ共振周波数がひとつにならないかも...というのが主目的だったと記憶しています。
主張の中のどこを読むかによって印象が変わってくるのだと思います。
もうひとつの印象は、書かれた④や⑧は、読者が食いついてこないだろうと考えていたようだということでした。
⑦は、ヒドラ(長岡式)→アシュラ(松さんによる改善)→UP4D→UP4D-Tとなって現在につながっています(このブログにも何度か書きました)。
長くなるのでまたいつか書きますね。
Commented by tksh at 2020-06-07 18:32 x
毎日、拝見させて頂いております。
私も長岡教徒ですので僭越ながら補足させて下さい。耳より低くの理由は見た目だと長岡先生は書かれています。スピーカーの背が高すぎると見た目に落ち着かないからとのこと。耳の高さは1mくらいなので、それよりちょっとだけ低いのがベターだそうです。逆にデザインに違和感がなければ高くても問題ないわけで、そういった作例も多数あるわけです。
自分の推測では、長岡先生の設計は合理的・経済的な板取りを優先されることからフロア型のSPは全高900mm~930mmが多かったので、1,000mm以上になると違和感があったのかもしれませんね。個人の経験としても、自分で設計した10cmバックロードホーン(全高1,030mm)を部屋(6畳)に置いたら圧迫感があって落ち着かずお蔵入りになりました。ちなみに現用SPは930mmの設計で、見た目もちょうど良いと感じています。
UP4D-Tのデザインなら高い位置の方がルックスが良いと感じます。興味がありますので、先行き製作してみたいです。
Commented by mcap-cr at 2020-06-08 05:56
> tkshさん
長岡式はいろいろあって面白いですね。
ユニットの高さは別のところのデザイン重視で、希望の高さにするのは難しい場合が多いと思います。
共鳴管は配置上は良いのですが、実際に置くと見通しが悪くなったり部屋が暗くなったりするので導入を諦める人が多いと思います。
おそらく数多くの設計は自分で直せということなのだろうと思います。
UP4Dシリーズは面白いので簡単で安いものをお試しください。
またコメントください。
Commented by マイクロ・トレーダー at 2020-06-08 18:33 x
>読者が食いついてこないだろうと…

私は喰い付いて(笑)、壁掛け式スピーカー「W-11」と「W-13」を作りましたよ~ん。
特に2Wayの「W-13」は、期待以上の良い音、素直な音で驚きました。とても実用的でチャーミングなスピーカーでした。もしこの先、ログハウスとかコンクリートとか強固な壁を持つ家に住むことになったら、また作りたい。

もっとも、私は人が喰い付かない変わったものに喰い付く「(超)変わり者」ですから、「多くの読者は喰い付かなかっただろう…」というご指摘は、その通りだと思います。
Commented by mcap-cr at 2020-06-09 06:36
> マイクロ・トレーダーさん
長岡式はいろいろなバリエーションがあるので、別々の趣向の人が別々のものに喰い付きますね。
喰い付きが最も多くはバックロードホーンだったと思います。
そして、このバックロードホーンに嵌った人が長岡派を名乗る(称号をもらう?)ようになったのだと思います。
その後の自作が実験機になる流れを作ったのも長岡先生だろうと思います。
私が作ったのは、アンモナイトただひとつでした。
音が微妙だった(悪いという訳ではなく、推奨のユニットと合わないと感じた)のとサイズが狭い部屋に合わなかったことでそこで終わってしまいました。
Commented by tincan at 2020-06-09 09:09 x
>バックロードホーンに嵌った人が長岡派を名乗る
なるほど、そうかもしれませんね。
私が作った唯一のBHスワンは失敗作でした。他の人はうまく作れたのかもしれないけれど、私の工作がまずかったのでしょう。
小面積の音場感の良さは納得しましたが、低音がいけない。
ボワンボワンの何言ってるかわからない音程レスです。
吸音材の調整、スロート面積の縮小、はては三島の御大ようの開口部制限等、考え付く殆どの対策を施しましたが効果なし。結局町内の粗大ゴミの日に放出することにしました、が、その異形のためか近所の人の注目を浴びることとなりました。
長岡先生は「マイステレオ作戦」を読んでからのファンですが、壮絶で凄まじい音は好きでないし、ネットワークについても考えが違う。
長岡シンパシー位に留めたいです。

余談
うわさによるとアンモナイトは低音を出しにくいBHだとか?内部は細かい構成だから工作は大変だっと思います。

Commented by mcap-cr at 2020-06-09 13:03
> tincanさん
スワンは人によって評価が別れますよね。
私は自分で作ったわけではありませんが、スーパースワンを聴きました。
たぶん首の当たりの共鳴音が雑音のように感じられたので、自分で作ろうとは思いませんでした。
長岡派は、誰でも名乗ればなれるので、私も長岡派ですが、バックロード派ではありません。
自由気ままに考える派閥です。
アンモナイトは、記事には、EAS-10F10、EAS-10F20、FF125N、FX120が推奨されていたと思いますが、EASはどうも好きになれず、FE108Sを試したらベストマッチでした。
FE108Sだと芯のある低音が出て好きでした。
工作は、釘を使ったのでずいぶん簡単でした。
釘を使わないと大変でしょうね。
EASだと、低音云々ではなくずいぶん違ったので、ちょっと戸惑いました。
今となっては、バックロードは最も難しいタイプだと思います。

生演奏を主とすれば、オーディオは箱庭で充分でしょう。
by MCAP-CR
プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る

最新の記事

暇なので見てしまった映画
at 2022-08-09 07:24
趣味は自由なもの
at 2022-08-08 07:31
ものの価値
at 2022-08-06 07:16
暇して見える行政の実態
at 2022-08-05 06:49
コロナ騒ぎに見るお役所対応と..
at 2022-08-04 06:51
あからさまな間違いは指摘できない
at 2022-08-03 06:38
オーディオ趣味も受難の時代か
at 2022-08-02 06:08
録音とオーディオ装置のメリット
at 2022-08-01 06:21
古いパソコンを使い続ける
at 2022-07-31 09:33
宗教詐欺
at 2022-07-24 13:46
ピアノ
at 2022-07-23 16:10
種が違う
at 2022-07-21 06:00
有線音声回線は消滅の方向へ
at 2022-07-20 06:44
知らないことはたくさんある
at 2022-07-18 17:34
倒産フラグ
at 2022-07-14 07:30
SMS機能付きデータSIM
at 2022-07-12 12:10
安部元総理に感謝
at 2022-07-10 16:59
もっと単純に考えるんだ
at 2022-07-08 12:42
VirtualBOXを使って..
at 2022-07-08 07:07
価値観が定まらない
at 2022-07-07 07:13

以前の記事

2022年 08月
2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 04月
2022年 03月
2022年 02月
2022年 01月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月

最新のコメント

> Grigriさん ..
by mcap-cr at 17:41
 この20年程、使用頻度..
by Grigri at 14:03
> Grigriさん ..
by mcap-cr at 07:06
感染お見舞い申し上げます..
by Grigri at 01:23
> muukuさん ア..
by mcap-cr at 09:59
体調の方は大丈夫でしょう..
by muuku at 09:38
> muukuさん 確..
by mcap-cr at 15:34
windowsはPCゲー..
by muuku at 07:40
> Grigriさん ..
by mcap-cr at 17:17
読書とか、何かを行いなが..
by Grigri at 16:46

最新のトラックバック

島谷技研
from 島谷技研
musica
from musica
明日9/24(月祝)はス..
from 集まれ塩ビ管スピーカー主宰 ..
美しい美宮殿装飾と世界屈..
from dezire_photo &..
年末自作スピーカー系イベント
from 集まれ塩ビ管スピーカー主宰 ..
究極の愛を描いたワーグナ..
from dezire_photo &..
光と色彩を愛し生きる喜び..
from dezire_photo &..
新国立劇場バレエ団のソリ..
from dezire_photo &..
ダンテの『神曲』 ”地獄..
from dezire_photo &..
日本初公開のルノワール絵..
from dezire_photo &..

検索

ファン

ブログジャンル

画像一覧

イラスト:まるめな