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バスレフ研究所 Personal Audio Laboratory mcap.exblog.jp

音楽は生演奏が最高ですが、レコード音楽は、工学オーディオによってリーゾナブルなコストで楽しみましょう。


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プーランクを再び聴いてみた...

昨日、先日購入したプーランクの全集から意を決して歌曲を聴いてみました。
しばらく聴いていてやはりどうしても聴くことができなかったので止めてしまいました。
嫌いなわけではありません。
他の作曲家の作品からはそれまで聴いたことのないような独特な感じがあります。
敢えて云うならば、内なる恐怖のようなものです。
ハリウッドの恐怖映画だったら、作り物のような部分が残っており、恐怖を演出するものですが、プーランクの場合、特定の恐怖がある訳ではなく、なんとなく気味が悪い、落ち着かない、今までに感じたことのない妙な気持ちが襲います。
誤解をおそれずに書くならば、もちろん経験したことはありませんが、自分自身が悪魔になってしまったような、人を殺してしまったような恐怖感とでも云えばいいのでしょうか。
悪魔に殺される恐怖というよりも悪魔になって殺してしまうような心地悪さが襲います。
音楽でこういう感情を伝えてしまう、というか、そういう気持ちにさせてしまうのは、プーランクしか知りません。
他の作曲家の作品もそういう部分はあるのですが、作曲者がどこか俯瞰して見ているような、皮肉を込めているような、劇場向けの演出を感じさせるものだと思います。
プーランクの場合、劇場向けではなく、深層心理の中からジワジワと自分弱さを執拗に突いてくる感じです。
なんか、もう『カルメル会修道女の対話』も聴けなくなりそうです。

少しでも聞くと、ずっと心の中に残ってしまい、真逆の心地良い音楽を聞いても消えてくれません。
ちょっと寝付けなくなって寝酒をしてしまいました。
でも逆に云えば、プーランクの世界に嵌ってしまったとも云えるのかもしれません。
娯楽音楽とはちょっと違う。
これもそれまでとは違うアプローチなのでしょう。
本当に恐ろしい作曲家です。
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by mcap-cr | 2020-06-26 05:49 | 音楽・コンクール | Trackback | Comments(0)