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バスレフ研究所 Personal Audio Laboratory mcap.exblog.jp

音楽は生演奏が最高ですが、レコード音楽は、工学オーディオによってリーゾナブルなコストで楽しみましょう。


by MCAP-CR
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説得力

昨日ブログ記事を書いたあと、つい居間にあるメインシステムとテレビモニターを使って録画してあったクラシック倶楽部という番組を視聴してしまいました。
聴いたのは、ゴールドベルク変奏曲です。
チェンバロでの演奏、2017年、東京文化会館小ホールでの収録です。
見慣れたステージの様子でした。
どうして普段メインシステムで聴かないかというと居間は騒音の巣窟だからです。
いまは、たまたま妻が実家の手伝いに行っているので、ひとり暮らしです。
ですから、自分以外に騒音源はあまりありません。
たとえば壁を隔てない台所にある食器洗浄機を動かしたりしたら煩くて聴いていられない訳です。
それに、自分の鳴らす音も自分以外には騒音になりますから。

久しぶりにメインシステムを静かな居間で鳴らすと普段との音の違いに今更気付きます。
メインシステムは、励磁型のフルレンジなのですが、社長の趣味でやっているガレージメーカーがコスト度外視で作っているので、こうしたらいいだろうということを何でもやってみた、という感じの製品です。
価格はセットで50万円弱だったので、ん百万か一桁上の製品に使われる部品かそれ以上かもしれないもので、部品としてはハイエンド級です。
実際にハイエンドと云われている製品をバラしてみると大して高価な製品を使っている訳ではないそうです。
ハイエンド製品のコストの大部分は販売経費と開発の人件費ですから、高価な部品なんか使っていられないでしょう。
そもそも小ロットで部品を購入すればものすごく高価になりますから、すぐにハイエンド価格になってしまいます。
それに販売経費を乗せるともう...
そんな音ということもあって、ついそのまま1時間ほど聴いてしまいました。

音もそうなのですが、気付いたのは『顔』という説得ツールです。
演奏者は、普通のフランス人でしたが、やっぱり顔だけですでに説得力があります。
演奏しているときの表情だけで、わざとらしさなしで、深く考えているように見えます。
実際の演奏会の遠い席で聴いていれば関係ありませんが、アップで写してしまうとそういう表情や顔の違いに目が行ってしまいます。
この点日本人は実に不利です。
西洋人にとって日本人の顔からは、考えていることが読み取りにくいという話を聴いたことがあります。
実際の演奏では、必要以上に(自分にそう見えるだけですが)表情を変えてしまう人が多いように見えます。
それは、音楽とは関係ないところのはなしなので、どうでもいいのですが、やっぱり格好いいほうが演奏そのものもよく聞こえてしまいます。
こうした視覚による錯覚は、オーディオ装置の評価とも同じで、目隠ししたら聴き分けできないものでも、ブランドの音の違いとして語られたりします。
ですからブランドとして有名演奏者の演奏だと素晴らしく聞こえてしまったり、見た目が麗しいと実際以上に凄い演奏だと評価してしまうこともありそうです。
私の場合、視覚による錯覚現象に気付いてしまったので、オーディオ装置にブランドは求めないし、演奏者も自分の感性だけで評価できるようになりました。

でもやっぱり見た目に説得力があるほうがいいのかもしれません。
音楽もオーディオも案外似ているのかも。

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by mcap-cr | 2020-06-28 06:17 | 音楽・コンクール | Trackback | Comments(0)