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人気のマスク、「コロナに効果なし」と判明?

安倍首相の辞任でマスコミは大騒ぎですが、あれほどヤメロと騒いでいたのに、いざ辞めるとなったらアベガー界隈には一抹の虚無感が流れているようです。
きっと安倍首相の大ファンだったのでしょうね。
続いて自民党総裁選が始まりますが、マスコミイチオシの石破議員は、推薦人が集まらず門前払いか、という状況です。
新聞記者にも自民党総裁選と総理大臣選の区別がつかないひとがいたりしてお笑いですが、そういうのを見ているとやっぱり義務教育って大事なんだなと思います。

話は変わって、ちょっと変な記事を見つけました。
マスクの記事なのですが、科学的・工学的に考えれば変だと分かるものです。
下記記事タイトルの文字がややこしいことになるといけないので、例によって伏せ字にしました。

K国で人気のマスク、「コロナに効果なし」と判明?消費者らがパニックに
Record China;配信日時:2020年8月26日(水) 21時20分
抜粋:
メッシュマスクをめぐっては、野党「未来統合党」の金美愛(キム・ミエ)議員が21日に疾病管理本部を訪問する際に使用し「本部長に唾が飛んだらどうする」「正式に認定されたマスクを使うべき」「こんな時におしゃれを気にしているのか」など批判を浴びた。これに対し金議員は、SNSに自身が使用していたマスクのパッケージを掲載。そこには「0.44マイクロメートルの大きさの超微細粒子97.1%効率」と書かれていた。さらに、野党支持者らがこれに対して「チョ・グク前法相も14日にソウル中央地裁に行く際にメッシュマスクを使用していた」と指摘して「なぜ野党議員は使ってはならないのか」「与党はマスクでも『自分に甘く他人に厳しい』精神なのか」などと反発するなど波紋を広げていた。

上記の赤字の部分を読んで怪しいと感じる人はいいですが、知らないと騙されてしまう。
高性能フィルタの規格にHEPAというのがあります。
HEPAは、「定格風量で粒径が0.3 µmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルタ」とJISで規定されています。
上記の記事にある0.44マイクロメートルの大きさの微粒子を捕捉しようと思うとHEPAに近い濾材が必要です。
ふつうに考えればメッシュマスクにそんな性能があるはずがありません。
ただし!
試験方法によってはこういう数値が出る可能性がないわけではありません。
(その1)濾材の通過風速を極低速にする
ナメクジの歩行速度くらいが良いでしょう。
(その2)メッシュマスクを強力に帯電させる(公式手順書にそういうことは触れないことで不正がなかったことにする)
(その3)メッシュマスクと逆電圧に帯電した微粒子を風で飛ばす(同上)
こういう試験方法であれば、上記の記事の性能は出せるかもしれません。
こういう試験方法なら0.3μmの微粒子でも大差ない性能が出ると思いますが、そこは騙しが文化の国です。
HEPAの試験方法を調べられたらおかしいとすぐに気付かれるので試験風速を変えたのだろうと想像します。
何事も斜め上をいく国ですから、試験そのものもしないで表示しているだけかもしれませんが。

試験規格がいかに大事か、こういう騙しを見るとよくわかります。
考えないで行動しないと騙される、特に××の国には気をつけましょう。

Commented by タカ派の麻酔科医 at 2020-09-02 16:30
 静電気を起こしやすい組み合わせで裏地を当てて、フェルトで手作りのマスクを作っていますが、どれほどの性能なのか客観的に調べたいものです。少なくとも不織布としては、フェルトの方が厚みがあるだけ粒子の捕捉性能は良さそうだと考えています。
Commented by mcap-cr at 2020-09-03 05:53
> タカ派の麻酔科医さん
静電気で捕集する方式は面白いですね。
問題は吐息の湿度によって静電効果が薄れてしまうことでしょうか。
静電気方式であれば、厚いほうがいいのは間違いなさそうです。
ろ紙のように濾し取る方式だとどうしても隙間のサイズがものをいうので素材によって効率が違いそうです。
呼気と吸気に別な濾材を使えるようなマスクがあれば良さそうなのですが、ファン付きの強制給気型になってしまうのでしょうね。
by mcap-cr | 2020-09-02 06:04 | 科学・工学 | Trackback | Comments(2)

生演奏を主とすれば、オーディオは箱庭で充分でしょう。